パッケージに記載された”LOT CODE”から、全ての原材料の生産地を調べられるようになっているオープンファームドッグフード。
オープンファームドッグフードには4種類のドライフードと1種類のウェットフードがあり、どれも動物性タンパク源が主原料かつグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しています。
今回はそんなオープンファームドッグフードの口コミ・評判を52件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
オープンファームドッグフードの悪い口コミ・評判
オープンファームドッグフードの悪い口コミ・評判は「継続して与えていくには値段が高い」、「うちの犬には合わなかった」、「食いつきはいまいちだった」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、オープンファームドッグフードは動物性タンパク源が主原料かつグレインフリーのレシピを採用していることや、選んだフードのタンパク源の種類が関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 値段が高い(2件)
- うちの犬には合わなかった(1件)
- 食いつきはいまいち(1件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2022年7月に楽天、ツイッター(現X)、インスタグラムで調査しました。
値段が高い
オープンファームドッグフードの悪い口コミ・評判のうちの一つが、「値段が高い」という飼い主の声でした。
実際、オープンファームドッグフードの100gあたりの値段は約390円と、ホームセンターやペットショップでよく見かける市販の激安フードと比較するとかなり高いです。
(※ドライフード”ラムレシピ”の2.04kgサイズの価格を参考にしています)
もちろん値段が高いのには理由があり、動物性タンパク源が主原料として使われていたり、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していたり、人工の酸化防止剤・香料・着色料が使われていないなどのこだわりがあります。
とは言え、どれだけ品質にこだわってフードを選んでも継続できなければ意味がないので、現実的に無理なく購入できるかどうかということまで考えてお試しすることをおすすめします。
うちの犬には合わなかった
そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「うちの犬には合わなかったようで、軟便気味になった」というレビューでした。
軟便の理由として考えられるのは、餌の急な切り替えや食物アレルギーです。
オープンファームドッグフードはグレインフリーのレシピを採用していますが、犬によってアレルギーの原因は様々です。
例えば、主原料として使われている動物性タンパク源がアレルギーの原因になることもありますし、特定のイモ類・豆類が体質に合わない犬もいます。
もし食に敏感な愛犬にオープンファームドッグフードを与えようと考えている場合には、ラインナップ別のタンパク源の種類にも注目して購入を検討するといいでしょう。
食いつきはいまいち
そのほかに見つかったオープンファームドッグフードの悪い口コミ・評判は、「食いつきはいまいち」という内容のレビューです。
この理由としてまず考えられるのは、単純に選んだ風味が食の好みに合わなかったことです。
また、オープンファームドッグフードは原材料そのものの香りで風味が整えられていますが、一般的には人工の香料や調味料を使って風味が整えられているフードの方が食いつきがいい傾向にあります。
そのため、それらの添加物が使われているフードを食べ慣れている場合、オープンファームドッグフードの風味にあまり魅力を感じられない可能性はあります。
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オープンファームドッグフードの総合評価
オープンファームドッグフードの良い口コミ・評判
オープンファームドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのフード」、「安心して愛犬に与えることができるフード」、「うちの犬には合っている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、オープンファームドッグフードはメインのタンパク源が違う4種類のドライフードを取り揃えていることや、人工の酸化防止剤・香料・着色料が使われてないグレインフリーフードということが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(24件)
- 原材料に安心感がある(10件)
- うちの犬には合っている(8件)
- 小粒で食べやすそう(6件)
という結果になっています。
食いつきがいい
オープンファームドッグフードの口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
調査時点で「食いつきが悪い」というレビューが全く見つからなかったことを踏まえても、オープンファームドッグフードはたくさんの犬たちに受け入れられている嗜好性の高いフードと捉えてよさそうです。
食いつきのよさを評価する声が多かった理由として考えられるのは、どのラインナップにも動物性タンパク源が主原料として使われており、良質な原材料そのものの香りを活かしてきちんと風味が整えられていることです。
また、ドライフードには”ターキー&チキンレシピ”、”ラムレシピ”、”サーモンレシピ”、”ベニソンレシピ”といったメインのタンパク源が違う4種類のラインナップがあり、愛犬の食の好みに合わせて選びやすいことも理由の一つでしょう。
原材料に安心感がある
次に多かった良い口コミ・評判は、「オープンファームドッグフードは原材料に安心感がある」という内容のレビューです。
まず、小麦を含めた穀物全般にアレルギーのある愛犬を飼っている方にとっては、グレインフリーのレシピを採用していることが安心できる要素と言えるでしょう。
そして、オープンファームドッグフードには人工の酸化防止剤や着色料が使われていないことも安心感に繋がります。
フードの酸化を抑えるために人工の酸化防止剤が添加されているフードは少なくありませんが、オープンファームドッグフードには天然由来の酸化防止剤が添加されています。
また、見た目をよくするために人工の着色料が使われているフードもありますが、そもそもの問題として犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬目線で考えれば着色料を使ってまでフードに色味をつける意味はありません。
それなのに着色料を使って色味をつけるのは、犬ではなく飼い主である人間の興味を惹くためです。
それに対して、人工の酸化防止剤と着色料が使われていないオープンファームドッグフードは、人間ではなく犬の立場になって作られているドッグフード・・・という印象を受けました。
うちの犬には合っている
そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「うちの犬には合っている」という内容のレビューです。
この理由としてまず考えられるのは、オープンファームドッグフードは動物性タンパク源が主原料として使われている高タンパクなグレインフリーフードということです。
対照的に、安さをウリにしているフードのほとんどには穀物が主原料として使われていますが、肉食傾向の雑食である犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。
そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のフードは、下痢や吐き戻しといった消化不良の原因になりえます。
また、穀物の中では特に小麦はアレルギーの原因になりやすく、体質によっては穀物全般にアレルギーのある犬もいますが、オープンファームドッグフードには穀物が使われていません。
そのほかにも、人工の酸化防止剤や着色料が涙やけやアレルギーの原因になることもありますが、先ほども触れた通り、オープンファームドッグフードにはそれらの添加物が使われていないことも評価できます。
小粒で食べやすそう
良い口コミ・評判の中には、「小粒で食べやすそう」というレビューもありました。
オープンファームのドライタイプのドッグフードは、体の小さな犬でも食べやすい小粒サイズになっています。
そのため、まだ固形物を食べ慣れていない子犬や、シニア犬の主食としても向いています。
ただ、大粒で噛みごたえのあるドライフードが好きな小型犬もいますし、フードの形状については結局のところは愛犬の好み次第・・・というのが率直な感想です。
オープンファームドッグフードの口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | 値段が高い |
うちの犬には合わなかった | |
食いつきはいまいち | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
原材料に安心感がある | |
うちの犬には合っている | |
小粒で食べやすそう |
オープンファームドッグフードの悪い口コミ・評判は「継続して与えていくには値段が高い」、「うちの犬には合わなかった」、「食いつきはいまいちだった」といった内容のレビューを確認できました。
その一方で、オープンファームドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのフード」、「安心して愛犬に与えることができるフード」、「うちの犬には合っている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、オープンファームドッグフードはメインのタンパク源が違う4種類のドライフードを取り揃えていることや、人工の酸化防止剤・香料・着色料が使われてないグレインフリーフードということが関係していると考えられます。
オープンファームドッグフードの種類
タイプ | 商品名 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|
ドライ | ターキー&チキンレシピ | 30.0% | 14.0% | 10.0% | 360kcal |
ラムレシピ | 30.0% | 14.0% | 10.0% | 363kcal | |
サーモンレシピ | 30.0% | 14.0% | 10.0% | 360kcal | |
ベニソンレシピ | 30.0% | 14.0% | 10.0% | 367kcal | |
ウェット | ニシン&サバシチュー | 8.0% | 3.5% | 82.0% | 75kcal |
オープンファームのドッグフードはドライフードが4種類、ウェットフードが1種類というラインナップになっています。
どれも子犬からシニア犬にまで与えることができる全年齢対応の主食用フードで、動物性タンパク源が主原料かつグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しています。
また、4種類のドライフードはそれぞれでタンパク源の種類が違うものの、主要な成分バランスはあまり変わりません。
そのため、成分バランスに注目してフードを選ぶというよりは、単純に食の好みやアレルギーに配慮してフードを選ぶといいでしょう。
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オープンファームドッグフードの総合評価
オープンファームドッグフードの原材料の評価
原材料一覧 |
---|
仔羊肉、ヒヨコマメ、白身魚粉、サヤエンドウ、ニシン粉、ココナツオイル(ミックストコフェロールにて酸化防止済)アカレンズマメ、ミドリレンズマメ、ココナッツ粉、ナチュラルラムフレーバー、カボチャ、サーモンオイル、クランベリー、チコリーの根、リンゴ、塩化コリン、塩、ミックストコフェロール(天然由来の酸化防止剤として使用)、ビタミンEサプリメント、パントテン酸カルシウム、ナイアシンサプリメント、ビタミンAサプリメント、リボフラビンサプリメント、ビタミンD3サプリメント、ビタミンB12サプリメント、硝酸チアミン、葉酸、リン酸2カルシウム、キレート亜鉛、炭酸カルシウム、キレート鉄、キレートマンガン、キレート銅、セレン酵母、ヨウ素酸カルシウム、塩化カリウム、ローズマリー抽出物、タウリン、シナモン、 ターメリック |
ここからは、オープンファームドッグフードの原材料を評価していきます。
(※表はドライフード「ラムレシピ」の原材料一覧です)
動物性タンパク源が主原料のグレインフリーフード
オープンファームドッグフードの特徴としてまず挙げられるのは、動物性タンパク源が主原料のグレインフリー(穀物不使用)フードということです。
さらに、どのフードも高タンパクになっており、犬にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れることができます。
それに対して、フードの販売価格が安くなるほど穀物の割合が増える傾向にありますが、穀物が過剰に使われている低タンパク・高炭水化物のフードは、肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容に配慮されたフードとは言いづらいです。
また、穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすく、穀物全般が体質に合わない犬もいますが、グレインフリーフードのオープンファームドッグフードなら小麦はもちろん、穀物全般にアレルギーのある愛犬にも問題なく与えることができます。
4種類のドライフードはタンパク源の内容が違う
オープンファームのドライタイプのドッグフードは4種類あり、それぞれで動物性タンパク源の内容が違います。
参考までに一例を挙げると、「ターキー&チキンレシピ」の動物性タンパク源は【七面鳥肉/鶏肉/白身魚粉】、「ラムレシピ」は【仔羊肉/白身魚粉/ニシン粉】となっています。
このことから食の好みだけでなく、特定の動物性タンパク源にアレルギーのある愛犬にも対応しやすいです。
オープンファームドッグフードの原材料について気になる点を挙げるとすれば、動物性原材料の割合までは記載されておらず、割合が明記されているフードと原材料の内容を比較しづらいことくらいです。
オープンファームドッグフードの成分の評価
成分表 | |
---|---|
粗タンパク質 | 30.0%以上 |
粗脂肪 | 14.0%以上 |
粗繊維 | 4.5%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
カルシウム | 1.2%以上 |
リン | 1.0%以上 |
オメガ6脂肪酸 | 1.25%以上 |
オメガ3脂肪酸 | 0.4%以上 |
エネルギー | 363kcal/100g |
原材料の次は、オープンファームドッグフードの成分を評価していきます。
(※表はドライフード「ラムレシピ」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
オープンファームのドライタイプのドッグフードのタンパク質は30.0%以上、脂質は14.0%以上、カロリーは100gあたり360〜367kcalと、どのラインナップも主要な成分値はあまり変わりません。
そして、高タンパクかつ脂質とカロリーは標準的な範囲になっています。
このような成分バランスを踏まえると、室内飼いされていることが多くて運動量が少ない傾向にある日本の飼い犬向け・・・と捉えることができます。
あえてデメリットを挙げるとするなら、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬向けの高脂質・高カロリーなフードや、歳をとって運動量が落ちたシニア犬向けの低脂質なフードがあってもいいとは思いました。
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オープンファームドッグフードの総合評価
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
2.04kg | – | 7,920円 | – |
5.44kg | – | 17,380円 | – |
オープンファームドッグフードの販売状況を調査してみたところ、日本版の公式サイトは開設されておらず、Amazonでは「サーモンレシピ」以外の取り扱いはありませんでした。
そして、楽天市場でドライフード「ラムレシピ」の最安値を調査してみると、2.04kgサイズは7,920円、5.44kgは17,380円という結果になりました!
(※販売状況と販売価格は2023年5月に確認しましたが、種類によって値段が違い、「ターキー&チキンレシピ」が一番安いです)
オープンファームドッグフードは店頭であまり販売されていないプレミアムフードなので、オープンファームドッグフードを購入するなら販売状況もあわせて確認できる通販サイトを利用するのがお手軽です。
通販なら重い袋を持ち運ぶ手間がありませんし、まとめ買いで送料無料となる販売店も多いですからね。
オープンファームドッグフードの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 4.5 |
成分 | 4.5 |
安全性 | 5.0 |
食いつき | 5.0 |
コスパ | 1.0 |
総合評価 | Aランク (S〜Eの6段階評価) |
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
7,920円/2.04kg 17,380円/5.44kg ※ドライフード「ラムレシピ」 ※2023年5月に楽天で確認 |
対応年齢 | 全年齢対応 |
原産国 | アメリカ |
当サイトのオープンファームドッグフードの総合評価はAランクです。
動物性タンパク源が主原料のグレインフリーフードということや、人工の酸化防止剤・香料・着色料が使われていないこと、室内飼いで運動量が少ない傾向にある日本の飼い犬向けの成分バランスということは魅力的です。
また、食の好みやアレルギーに配慮して4種類のドライフードを選べることや、「食いつきがいい」という飼い主の声が多かったことも評価できます。
それだけに決して安いとは言えない価格帯のプレミアムフードですが、「食に敏感な愛犬に高タンパクなグレインフリーフードを与えたい」と考えているなら、オープンファームドッグフードを一度お試ししてみる価値はあるでしょう。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した238種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。