アメリカ産ドッグフードのテイストオブザワイルドは、バイソンやサーモン、ラムやダックなどの動物性タンパク源が主原料として使われている、様々なドライフードを取り揃えています。
また、原材料一覧を見る限りでは人工の酸化防止剤・香料・着色料は使われておらず、一つ一つの原材料の名称がきちんと記載されています。
今回はそんなテイストオブザワイルドドッグフードの口コミ・評判を71件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
そして、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
テイストオブザワイルドドッグフードの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 4.5 |
成分 | 4.0 |
安全性 | 5.0 |
食いつき | 5.0 |
コスパ | 3.5 |
総合評価 | Sランク (S〜Eの6段階評価) |
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
4,860円/2kg 16,000円/12.7kg ※パインフォレスト ※2025年2月に楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 全年齢対応 (種類により異なる) |
原産国 | アメリカ |
当サイトのテイストオブザワイルドドッグフードの総合評価はSランクです。
動物性タンパク源が主原料、着色料などの犬に必要のないものは不使用、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用、という条件を満たしたドッグフードの中では手に取りやすい価格で販売されていることは魅力的です。
また、動物性タンパク源の内容が違うラインナップがあり、愛犬の食の好みや体質に配慮して選べることも評価できます。
気になる点を挙げるとすれば、原材料の品質や製造工程についての詳しい説明など、日本の購入者向けに公開されている情報が少ないことです。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した233種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。
テイストオブザワイルドドッグフードの悪い口コミ・評判
続いて、テイストオブザワイルドドッグフードの口コミ・評判を見ていきましょう。
まず、悪い口コミ・評判については「うちの犬には合わなかった」、「以前に比べて値段が高くなった」、「食いつきはいまいちだった」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、選んだフードのタンパク源の内容や餌の切り替え方、ドッグフードが全体的に値上がりしていることが関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- うちの犬には合わなかった(2件)
- 値段が高い(2件)
- 食いつきはいまいち(1件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2025年2月にAmazon、楽天、X、インスタグラムで調査しました。
うちの犬には合わなかった
テイストオブザワイルドドッグフードの悪い口コミ・評判でまず確認できたのは、「うちの犬には合わなかったようで軟便気味になった」、という内容のレビューです。
軟便の理由として考えられるのは、食物アレルギーや餌の急な切り替えです。
テイストオブザワイルドドッグフードはグレインフリーのレシピを採用しているものの、アレルギーの原因は犬によって様々です。
例えば、”ハイプレイリー(パピー)”や”サウスウエストキャニオン”には牛肉が使われていますが、牛肉は肉類の中でも特にアレルギーの原因になりやすい傾向にあります。
そのため、食に敏感な愛犬にテイストオブザワイルドドッグフードを与えようと考えている場合には、ラインナップ別のタンパク源の種類にも気を配っておくといいでしょう。
値段が高い
そのほかに確認できたテイストオブザワイルドドッグフードの悪い口コミ・評判は、「値段が高い」という内容のレビューです。
ただ、これについては元々の値段が高いというレビューではなく、値上がりしたことに対しての飼い主の声でした。
テイストオブザワイルドに限らず、ドッグフードは全体的に値上がりしている傾向があり、こればかりは仕方のないことと言えますね。
愛犬の月々の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違うので、当サイトでは【自分なりに品質と価格のバランスが取れている】、と思えるドッグフードを購入することをおすすめしています。
食いつきはいまいち
通販サイトとSNSでテイストオブザワイルドドッグフードの口コミ・評判を調査していると、「食いつきはいまいち」という内容のレビューも見られました。
この理由としてまず考えられるのは、テイストオブザワイルドドッグフードには人工の香料・調味料が使われていないことで、一般的にはそれらの人工添加物を使って風味が整えられているドッグフードの方が嗜好性が高い傾向にあります。
また、単純に選んだフードの風味が好みに合わなかった可能性も考えられますね。
テイストオブザワイルドドッグフードの良い口コミ・評判
テイストオブザワイルドドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのドッグフード」、「うちの犬には合っている」、「お手頃な値段で助かる」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、様々な動物性原材料と天然香料を使って風味が整えられていることや、グレインフリーのレシピを採用していることが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(30件)
- うちの犬には合っている(20件)
- お手頃な値段(13件)
- 原材料に安心感がある(3件)
という結果になっています。
食いつきがいい
テイストオブザワイルドドッグフードの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
「食いつきはいまいち」という内容のレビューとの件数を踏まえても、テイストオブザワイルドドッグフードはたくさんの犬たちに受け入れられている嗜好性の高いドッグフード、と捉えてよさそうです。
食いつきのよさを評価する声に偏った理由として考えられるのは、様々な動物性原材料や天然香料を使って風味が整えられていることや、動物性タンパク源の内容が違うドライフードを取り揃えており、食の好みに合わせて選べることです。
例えば、”パインフォレスト”には【ベニソン/ラムミール/乾燥卵/オーシャンフィッシュミール/サーモンオイル】、といった動物性原材料が使われています。
うちの犬には合っている
次に多かったテイストオブザワイルドドッグフードの良い口コミ・評判は、「うちの犬には合っている」という内容のレビューです。
この理由としてまず考えられるのは、テイストオブザワイルドドッグフードは動物性タンパク源が主原料かつ、全体的に高タンパクな傾向があることです。
その一方で、安さをウリにしているドッグフードの多くには穀物が主原料として使われていますが、肉食傾向の雑食である犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。
そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のドッグフードは下痢や吐き戻し、涙やけの原因になりえます。
また、穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、テイストオブザワイルドドッグフードはグレインフリーのレシピを採用しているので、小麦はもちろん穀物全般にアレルギーのある愛犬にも与えられます。
お手頃な値段
「値段が高い」という内容のレビューとは対照的に、「お手頃な値段」という内容のレビューも確認できました。
参考までに一例を挙げると、”パインフォレスト”の2kgサイズの100gあたりの値段は約243円、12.7kgサイズの100gあたりの値段は約126円と、店頭のペットフードコーナーでよく見かける激安ドッグフードと比べれば高いです。
(※調査時点の販売価格を参考にしています)
ただ、動物性タンパク源が主原料、グレインフリーのレシピを採用、着色料などの犬に必要のないものは不使用、という条件を満たしたドライタイプのドッグフードの中では手に取りやすい価格になっています。
そして、「愛犬には品質と価格のバランスが取れたドッグフードを与えたい」、と考えている愛犬家を中心に購入されている印象を受けました。
原材料に安心感がある
通販サイトとSNSで調査した口コミ・評判の中には、「テイストオブザワイルドドッグフードは原材料に安心感がある」、という内容のレビューもありました。
まず第一に、テイストオブザワイルドドッグフードの原材料一覧には、一つ一つの原材料の名称が明記されており、内容が不明瞭なものが見当たらないことが安心できる要素と言えるでしょう。
また、色味をつけるために着色料が使われていないことも安心感に繋がります。
そもそもの問題として犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬目線で考えれば着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はありませんからね。
テイストオブザワイルドドッグフードの口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | うちの犬には合わなかった |
値段が高い | |
食いつきはいまいち | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
うちの犬には合っている | |
お手頃な値段 | |
原材料に安心感がある |
テイストオブザワイルドドッグフードの悪い口コミ・評判は「うちの犬には合わなかった」、「以前に比べて値段が高くなった」、「食いつきはいまいちだった」といった内容のレビューを確認できました。
その一方で、テイストオブザワイルドドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのドッグフード」、「うちの犬には合っている」、「お手頃な値段で助かる」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、様々な動物性原材料と天然香料を使って風味が整えられていることや、グレインフリーのレシピを採用していることが関係していると考えられます。
テイストオブザワイルドドッグフードの種類
商品名 | 主原料 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
動物性タンパク源 |
---|---|---|---|---|---|---|
ハイプレイリー パピー | バイソン | 28% | 17% | 10% | 365.6kcal | 牛、羊、卵、魚 |
ハイプレイリー | バイソン | 32% | 18% | 10% | 371.9kcal | 牛、羊、鶏、卵、魚 |
パシフィックストリーム パピー | サーモン | 27% | 15% | 10% | 360.0kcal | 魚 |
パシフィックストリーム | サーモン | 25% | 15% | 10% | 360.0kcal | 魚 |
シェラマウンテン | ラム | 25% | 15% | 10% | 361.1kcal | 羊、卵 |
ウェットランズ | ダック | 32% | 18% | 10% | 375.0kcal | 鴨、鶏、卵、魚、七面鳥 |
サウスウエストキャニオン | ビーフ | 29% | 15% | 10% | 360.0kcal | 牛、羊、卵、猪、魚 |
パインフォレスト | ベニソン | 28% | 15% | 10% | 360.0kcal | 鹿、羊、卵、魚 |
アパラチアバレー スモールブリード | ベニソン | 32% | 18% | 10% | 371.9kcal | 鹿、羊、卵、鴨、魚 |
テイストオブザワイルドドッグフードのラインナップは表の通りで、どれも動物性タンパク源が主原料として使われていることや、グレインフリーのレシピを採用しているドライフードということは変わりません。
また、複数の動物性タンパク源が使われているフードがほとんどですが、「パシフィックストリーム(パピー)」に関しては魚類だけに限定されています。
このことから、食の好みやアレルギーに配慮してフードを選べます。
なお、「シェラマウンテン」と「サウスウエストキャニオン」、「パインフォレスト」については、全年齢対応の主食用ドライフードになっています。
テイストオブザワイルドドッグフードの原材料の評価
原材料一覧 |
---|
ベニソン、ラムミール、ガルバンゾー豆、エンドウ豆、レンズ豆、エンドウ豆粉、乾燥酵母、乾燥卵、キャノーラ油、乾燥トマト、天然香料、オーシャンフィッシュミール、サーモンオイル、塩、DL-メチオニン、塩化コリン、タウリン、乾燥チコリー根、トマト、ブルーベリー、ラズベリー、ユッカシジゲラエキス、乾燥乳酸桿菌属プランタラム発酵物、乾燥枯草菌発酵物、ラクトバチルス・アシドフィルス発酵物、乾燥エンテロコッカスフェシウム発酵物、乾燥ビフィドバクテリウムアニマリス発酵物、ビタミンE、鉄タンパク質化合物、亜鉛タンパク質化合物、銅タンパク質化合物、硫酸鉄(1)、硫酸亜鉛、硫酸マンガン、硫酸銅、沃化カリウム、チアミン硝酸塩、マンガンタンパク質化合物、アスコルビン酸、ビタミンA、ビオチン、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム、塩酸ピリドキシン、ビタミンB12、リボフラビン、ビタミンD3、葉酸 |
ここからは、テイストオブザワイルドドッグフードの原材料を評価していきます!
(※表は「パインフォレスト」の原材料一覧です)
主原料として動物性タンパク源を使用
テイストオブザワイルドドッグフードの特徴としてまず挙げられるのは、主原料として動物性タンパク源が使われていることです。
そして、ほとんどのラインナップに複数の動物性タンパク源が使われており、全体的に高タンパクな傾向があります。
その一方で、販売価格が安くなるにつれて、動物性タンパク源の割合が減って穀物の割合が増える傾向にありますが、穀物の割合が多いドッグフードは犬本来の食事内容に配慮されているとは言いづらいです。
また、原材料一覧には”ミートミール”や”家禽ミール”、”動物性油脂”といった内容が不明瞭な表記はなく、一つ一つの名称がきちんと記載されていることも評価できます。
グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用
テイストオブザワイルドドッグフードは、どのラインナップもグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しています。
また、それぞれのフードで動物性タンパク源の内容が違うことから、牛肉アレルギーの愛犬には牛肉不使用のラインナップを・・・といった選び方もできます。
そして、種類別の項目で説明したように、「パシフィックストリーム(パピー)」は魚類以外の動物性タンパク源が使われておらず、複数のタンパク源にアレルギーのある愛犬にも対応しやすいです。
人工の香料・着色料は不使用
テイストオブザワイルドドッグフードは人工の香料に頼らず、動物性原材料や天然香料を使って風味が整えられています。
また、口コミ・評判の項目で触れた通り、色味をつけるための着色料も使われておらず、人間ではなく犬の立場になって作られているドッグフード・・・という捉え方ができます。
原材料に関して気になる点を挙げるとすれば、日本の購入者向けに公開されている情報が少ないことです。
調査してみた限りでは日本向けの公式サイトは見当たらず、販売ページにも製造工程や品質面についての詳しい説明はされていませんでした。
テイストオブザワイルドドッグフードの成分の評価
成分表 | |
---|---|
粗タンパク質 | 28%以上 |
粗脂肪 | 15%以上 |
粗繊維 | 4.5%以下 |
水分 | 10%以下 |
オメガ6脂肪酸 | 2.8%以上 |
オメガ3脂肪酸 | 0.3%以上 |
エネルギー | 360.0kcal/100g |
原材料の次は、テイストオブザワイルドドッグフードの成分を評価していきます!
(※表は「パインフォレスト」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
テイストオブザワイルドドッグフードのタンパク質は25〜32%以上、脂質は15〜18%以上、水分は10%以下、カロリーは100gあたり360.0〜375.0kcalと、ラインナップによって主要な成分バランスに開きがあります。
ただ、全体的には高タンパク・高脂質な傾向があり、カロリーについては標準的〜やや高めと言えるくらいの範囲に収まっています。
このような成分バランス上、適度に運動をする成犬の主食としてぴったりです。
その一方で、運動量が少ない成犬や歳をとって活動量が落ちたシニア犬用としては、どのフードも脂質が高めな印象を受けました。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
2kg | – | 4,860円 | 5,350円 |
12.7kg | – | 16,520円 | 16,000円 |
調査してみた限りでは、テイストオブザワイルドドッグフードの日本向けの公式サイトは見当たりませんでした。
そして、楽天市場とAmazonで「パインフォレスト」の販売状況を調査してみたところ、2kgサイズは楽天が、12.7kgサイズはAmazonが最安値という結果になりました!
と言っても、そこまで大きな価格差はないので、ご自身の使い勝手のいい通販サイトを利用するのがいいでしょう。
まとめ
テイストオブザワイルドはドライタイプのアメリカ産ドッグフードで、動物性タンパク源が主原料かつグレインフリーのレシピを採用しています。
また、フードに色味をつけるための着色料は使われておらず、これらの条件を満たしたドッグフードの中では手に取りやすい価格で販売されています。
そして、動物性タンパク源の内容が違うラインナップを取り揃えており、愛犬の食の好みやアレルギーに配慮してフードを選べることも強みです。
「愛犬には品質と価格のバランスが取れたドッグフードを与えたい」と考えているなら、テイストオブザワイルドドッグフードをお試ししてみる価値はあるでしょう。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した233種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。