ドクターズダイエット(犬用)の口コミは?ドッグフードの評判を検証!

犬の年齢や飼育環境に配慮して成分バランスを調整したドッグフードを取り揃えているドクターズダイエット。

どのラインナップにも穀物が主原料として使われているものの、原材料一覧を見る限りでは人工の酸化防止剤や着色料といった余計な添加物は使われていません。

今回はそんなドクターズダイエットドッグフードの口コミ・評判を94件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!

また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

ドクターズダイエット(犬用)の悪い口コミ・評判

ドクターズダイエット(犬用)の悪い口コミ・評判は「継続して与えるには値段が高い」、「残念ながらあまり食べない」、「うちの犬には合わなかったみたい」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、ドクターズダイエットは販売サイトによってかなりの価格差があることや、風味の種類が限定されていて食の好みに合わせづらいことが関係していると考えられます。

悪い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 値段が高い(15件)
  • 食いつきはいまいち(5件)
  • うちの犬には合わなかった(3件)
  • 原材料の内容が気がかり(2件)

という結果になっています。
(※口コミ・評判は2022年4月にAmazon、楽天、ツイッター、インスタグラムで調査しました)

値段が高い

ドクターズダイエットの悪い口コミ・評判で一番多かったのは、「値段が高い」という内容のレビューでした。

確かに、ドクターズダイエットはペットフードコーナーでよく見かける国産の激安フードと比較すると高いです。

また、メーカー公式通販サイトとそのほかの通販サイトで、かなりの価格差があることも理由の一つとして考えられます。

 

ドクターズダイエットはメーカー公式通販サイト以外では正規品の取り扱いがなく、楽天やAmazon、ヤフーショッピングといった通販サイトでは転売品が正規品よりも高額な値段で販売されています。

しかし、それらの通販サイトで正規品が販売されていないことを知らずに、正規品の販売価格が上がったと勘違いして購入している方も一定数見られました。

食いつきはいまいち

次に多かった悪い口コミ・評判は「食いつきはいまいち」、「あまり食べない」といった食いつきの悪さを指摘するレビューです。

食いつきのよさを評価するレビューの方が遥かに多かったものの、どんな犬でも絶対に気に入ってくれる嗜好性の高いフードはまずありません。

例えば、ドクターズダイエットは風味の種類が限定されていることから、食にこだわりのあるグルメな愛犬の好みに合わせづらいというデメリットがあります。

また、愛犬が人工の香料や調味料が使われているフードを食べ慣れている場合、それらの添加物が使われていないドクターズダイエットの風味にあまり魅力を感じられない可能性もあります。

うちの犬には合わなかった

そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「うちの犬には合わなかったようで、軟便・下痢気味になった」といった内容のレビューでした。

軟便・下痢の理由として考えられるのは、食物アレルギーと餌の切り替えです。

ドクターズダイエットのほとんどのラインナップには小麦と大豆が使われていますが、穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすく、豆類の中では大豆がアレルギーの原因になりやすいという問題があります。

また、動物性タンパク源としてミートミールが使われていますが、具体的に何の動物の肉が使われているのかが分からず、アレルギーの原因を特定しづらいこともデメリットです。

 

ミートミールだけでなく、動物性油脂についても何の動物の油が使われているのか分かりませんし、タンパク質がしっかりと取り除かれていない場合はアレルギーの原因になりえます。

ちなみに、肉類の中では牛肉がアレルギーの原因になりやすい傾向があります。

このような理由もあり、原材料(タンパク源)の内容が明記されていないフードは、食に敏感でお腹が弱い愛犬用フードとしておすすめしていません。

 

次の餌の切り替えに関してですが、急な餌の切り替えは消化の負担になってしまうので、餌の切り替えが早すぎると一時的に下痢や吐き戻しが増える可能性はあります。

餌の急な切り替えは消化不良の原因も特定しづらくなってしまうため、当サイトでは1週間から10日ほどかけてゆっくりと切り替えることをおすすめしています。

原材料の内容が気がかり

悪い口コミ・評判の中には、「原材料の内容が気がかり」というレビューもありました。

具体的には、どのラインナップにも穀物が使われていることを気にする飼い主の声です。

肉食傾向の雑食である犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではなく、穀物が過剰に使われている低タンパク・高炭水化物のフードは下痢や吐き戻しといった消化不良の原因になります。

 

成分値を見る限りでは、どのラインナップにも適度にタンパク質が含まれていますが、動物性タンパク質ではなく植物性タンパク質メインのフードは犬本来の食事内容に配慮されたフードとは言いづらいです。

このことから、特別な事情がない限りは子犬と成犬には肉・魚がメインで高タンパクなフードを、シニア犬には肉・魚がメインで適度にタンパク質が含まれているフードを選んであげることをおすすめしています。

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ドクターズダイエットドッグフードの総合評価

ドクターズダイエット(犬用)の良い口コミ・評判

ドクターズダイエット(犬用)の良い口コミ・評判は「食いつきがいい愛犬お気に入りのフード」、「うちの犬には合っているみたい」、「安心して与えることができる国産フード」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、ドクターズダイエットは動物性油脂が使われているドライフードということや、比較的アレルギーの原因になりにくいタンパク源が使われているフードも取り揃えていることが関係していると考えられます。

良い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきがいい(36件)
  • うちの犬には合っている(18件)
  • 成分バランスがいい(8件)
  • 国産だから安心感がある(7件)

という結果になっています。

食いつきがいい

ドクターズダイエットの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。

「あまり食べない」というレビューが5件だったのに対して、「食いつきがいい」というレビューが36件という件数を踏まえても、ドクターズダイエットはたくさんの犬たちに受け入れられている嗜好性が高いフードと捉えてよさそうです。

ここまで食いつきのよさを評価するレビューに偏った理由として考えられるのは、嗜好性を高める目的で使われる動物性油脂でコーティングされていることが関係していると考えられます。

うちの犬には合っている

次に多かった良い口コミ・評判は「うちの犬には合っている」といった内容のレビューで、「軟便・下痢気味になった」という飼い主の声とは対照的に、「いい便が出るようになった」という飼い主の声が目立ちました。

この理由として考えられるのは、ドクターズダイエットには犬にとって必要のない添加物が使われていないことです。

酸化を抑えるために人工の酸化防止剤が添加されていたり、見た目をよくするために人工の着色料が添加されているフードは少なくありませんが、それらの添加物はアレルギーや涙やけの原因になりえます。

それに対して、原材料一覧を見る限りではドクターズダイエットにはそれらの添加物が使われていません。

 

また、ほとんどのラインナップに小麦や大豆が使われている一方で、”皮毛管理”はタンパク源が米と鶏肉の2種類に限定されており、食に敏感でお腹が弱い愛犬にも対応しやすくなっています。

このことから、切り替え前に与えていたフードの原材料の内容によっては、ドクターズダイエットに切り替えることで便の固さが安定する可能性はあります。

成分バランスがいい

そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、成分バランスを評価するレビューでした。

ドクターズダイエットのドッグフードのラインナップは6種類となっており、年齢や飼育環境に合わせて成分バランスを調整したドライフードを取り揃えています。

例えば、”パピー”は育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬に配慮して、6種類のラインナップの中では一番高タンパク・高脂質・高カロリーです。

その一方で、脂質とカロリーが控えめに調整されたフードも2種類あり、愛犬の運動量や食事量に合わせてフードを選びやすくなっています。

国産だから安心感がある

良い口コミ・評判の中には、「ドクターズダイエットは国産だから安心感がある」という内容のレビューもありました。

実のところ、国産だからといって必ずしも品質や安全性が優れているというわけではなく、安さをウリにしているドッグフードがまだまだ多いのが現状です。

そんな状況の中、ドクターズダイエットには余計な添加物が使われておらず、アレルギーに配慮してタンパク源が2種類に限定されたフードも製造・販売しています。

穀物が主原料として使われていることは気になるものの、年齢や飼育環境に配慮して成分バランスがきちんと調整されていることも評価できます。

ドクターズダイエット(犬用)の口コミ・評判まとめ

ドクターズダイエット(犬用)の悪い口コミ・評判は「継続して与えるには値段が高い」、「残念ながらあまり食べない」、「うちの犬には合わなかったみたい」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

その一方で、ドクターズダイエット(犬用)の良い口コミ・評判は「食いつきがいい愛犬お気に入りのフード」、「うちの犬には合っているみたい」、「安心して与えることができる国産フード」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、ドクターズダイエットは動物性油脂が使われているドライフードということや、比較的アレルギーの原因になりにくいタンパク源が使われているフードも取り揃えていることが関係していると考えられます。

口コミ・評判一覧
  • 値段が高い
  • 食いつきはいまいち
  • うちの犬には合わなかった
  • 原材料の内容が気がかり
  • 食いつきがいい
  • うちの犬には合っている
  • 成分バランスがいい
  • 国産だから安心感がある

ドクターズダイエットドッグフードの種類

商品名 主原料 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
エネルギー
(100gあたり)
パピー トウモロコシ 28.8% 14.0% 362kcal
メインテナンス(pHエイド) トウモロコシ 25.6% 11.7% 356kcal
シニア トウモロコシ 24.0% 12.8% 359kcal
避妊・去勢 トウモロコシ 28.1% 10.5% 339kcal
皮毛管理 23.8% 12.4% 352kcal
体重管理 トウモロコシ 27.9% 8.9% 332kcal

口コミ・評判の項目でも触れた通り、ドクターズダイエットドッグフードのラインナップは全6種類となっており、年齢や飼育環境に合わせて成分バランスが調整されています。

そして、室内飼いされていることが多くて運動量が控えめな傾向がある日本の飼い犬に配慮してか、高脂質・高カロリーなフードはなく、メインテナンス(成犬向けフード)とシニアの脂質とカロリーは標準的な範囲になっています。

なお、ドクターズダイエットには脂質とカロリーが控えめな2種類のフードがありますが、どちらも成分バランスにそこまでの差はなく、どちらを選んでも構わない・・・というのが率直な感想です。

また、どのラインナップにも穀物が主原料として使われていることは変わりません。

ドクターズダイエット(犬用)の原材料の評価

原材料一覧
トウモロコシ、ミートミール、フィッシュミール、おから、コーングルテン、ウィートブラン動物性油脂、セルロース、 全卵粉末、チキンレバーパウダー、卵黄粉末(グロビゲンPG)、フラクトオリゴ糖、ビール酵母、γ-リノレン酸、グルコサミン、L-カルニチンフマル酸塩、セレン酵母、マッシュルーム抽出物(シャンピニオンエキス)、ライスブラン、ビタミン類(A、E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、C、コリン)、ミネラル類(カルシウム、 リン、ナトリウム、カリウム、塩素、鉄、コバルト、銅、マンガン、亜鉛アミノ酸複合体、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)
※アレルギーの原因になりやすい原材料、品質・内容が不明瞭な原材料は赤色で記載

ここからは、ドクターズダイエット(犬用)の原材料を評価していきます。
(※表は「体重管理」の原材料一覧です)

穀物が主原料として使われているドライフード

ドクターズダイエットの原材料の特徴としてまず挙げられるのは、どのラインナップにも穀物が主原料として使われていることです。

穀物は肉・魚よりも安く仕入れることができることから、フードの販売価格が安くなればなるほど穀物の割合が増える傾向にあります。

その一方で、肉食傾向の雑食である犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではなく、穀物が主体のフードは犬本来の食事内容に配慮されたフードとは言いづらいです。

 

また、ほとんどのラインナップに小麦と大豆が使われていますが、穀物の中では小麦が、豆類の中では大豆がアレルギーの原因になりやすいという問題もあります。

このことから、「愛犬には肉・魚が主体の高タンパクなフードを与えたい」と考えている場合には、穀物が主原料として使われているフードはおすすめしていません。

品質・内容が不明瞭な原材料が使われている

そのほかに気になったのは、「ミートミール/チキンレバーパウダー」といった動物性原材料です。

公式サイトやパッケージを見る限りでは、肉類の品質についての説明は見当たりませんでした。

それに加えて、”ミートミール”には具体的に何の動物の肉が使われているのか分からず、アレルギーの原因を特定しづらい・・・というデメリットもあります。

 

また、“動物性油脂”も何の動物の油が使われているのか分かりませんし、添加されている酸化防止剤が人工のものなのか、それとも天然由来のものなのかどうかも分かりません。

ただ、人工の着色料や香料・調味料といった添加物が使われていないことは評価できます。

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ドクターズダイエットドッグフードの総合評価

ドクターズダイエット(犬用)の成分の評価

成分表
タンパク質 27.9%
脂質 8.9%
粗繊維 4.0%
粗灰分 6.8%
炭水化物 44.4%
カルシウム 0.98%
リン 0.72%
マグネシウム 0.10%
ナトリウム 0.62%
エネルギー 332kcal/100g

原材料の次は、ドクターズダイエット(犬用)の成分を評価していきます。
(※表は「体重管理」の原材料一覧です)

タンパク質・脂質・カロリーのバランス

ドクターズダイエットのタンパク質は23.8〜28.8%、脂質は8.9〜14.0%、カロリーは100gあたり332〜362kcalと、ラインナップによって成分バランスにそれなりの差があります。

「パピー」については育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬に配慮して、タンパク質・脂質・カロリーが最も高めに調整されています。

また、「メインテナンス」は適度にタンパク質を含みつつ脂質とカロリーは標準的な範囲になっており、室内飼いで運動量がそれほど多くない成犬用フードとしてぴったりです。

その一方で、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成犬向けに、脂質とカロリーが控えめに調整された2種類のフードもあり、年齢と飼育環境に配慮してきちんと成分バランスが調整されている印象を受けました。

 

ただ、どのラインナップにも穀物が主原料として使われていることを踏まえると、植物性タンパク質の割合がかなり多いと推測できます。

肉食傾向の雑食である犬にとって動物性タンパク質は大切な栄養素なので、当サイトでは特別な事情がない限りは、良質な動物性タンパク源が主原料として使われているフードを選んであげることをおすすめしています。

ドクターズダイエットドッグフードの給餌量

体重 1~3歳 4歳~
1kg 40g 30g
2kg 65g 50g
3kg 90g 65g
5kg 135g 100g
7kg 170g 125g
10kg 225g 165g
12kg 260g 190g
15kg 305g 225g
20kg 380g 280g
25kg 450g 330g
30kg 515g 380g

ドクターズダイエットドッグフード「体重管理」の1日あたりの給餌量の目安は表の通りです。

そのほかのラインナップのパッケージにも給餌量の目安は掲載されていますが、どのラインナップの給餌量もあくまで“目安”でしかありません。

そのため、愛犬の体重や便の固さを確認しながら分量を調整するようにしてください。

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ドクターズダイエットドッグフードの総合評価

最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査

内容量 公式 楽天 Amazon
1.8kg 2,530円 4,280円 3,598円
3.8kg 4,730円 5,980円 5,871円

メーカー公式通販サイトと楽天市場、Amazonでドクターズダイエットの「体重管理」の販売状況を調査してみたところ、どのサイズも公式通販サイトが最安値という結果になりました!
(※販売状況と販売価格は2022年11月に確認しました)

また、口コミ・評判の項目でも触れた通り、正規品については公式通販サイトでしか取り扱いがなく、そのほかの通販サイトで販売されているものは転売品(非正規品)です。

転売品は賞味期限や管理状態に不安があるので、最安値かつ品質が保証されている公式通販サイトを通して購入することを強くおすすめします。

ドクターズダイエットドッグフードの総合評価

項目 詳細
原材料 1.5
成分 4.0
安全性 4.5
食いつき 5.0
コスパ 3.5
総合評価 Bランク
(S〜Eの6段階評価)
価格/内容量
(調査時点の最安値)
2,530円/1.8kg
4,730円/3.8kg
※体重管理
※2022年11月に公式サイト・楽天・Amazonで確認
対応年齢 全年齢対応
(種類により異なる)
原産国 日本
販売会社 ペットライン株式会社

当サイトのドクターズダイエットドッグフードの総合評価はBランクです。

年齢や飼育環境に合わせて成分バランスを調整したフードを取り揃えていることや、アレルギーに配慮してタンパク源を米と鶏肉の2種類に限定したフードも製造・販売していることは大きな強みです。

また、余計な添加物が使われていないことも評価できますが、どのラインナップにも穀物が主原料として使われていることや、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていることが気になります。

とは言え、愛犬の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質・安全性に気を配りつつも無理なく購入できる価格帯のフードを選ぶことをおすすめしています。