カナガンドッグフードとアランズナチュラルドッグフードのパッケージ画像(表面1)

カナガンとアランズナチュラルは、どちらも良質な動物性原材料が主原料として使われていることに加えて、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用している海外産のドッグフードです。

また、香料・着色料といった犬にとって必要のないものが一切使われていないことも共通しており、「2つのドッグフードの違いがいまいちよく分からない」という意見も見かけます。

この記事では、カナガンとアランズナチュラルを5つの項目で比較し、2つのドッグフードの違いをできるだけ分かりやすくまとめてみたので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

カナガンとアランズナチュラルのラインナップの比較

項目 カナガン アランズナチュラル
ドライフード 3種類(チキン、サーモン、デンタル) 1種類(ラム)
ウェットフード 1種類(チキン) なし
おやつ なし 1種類(チキン&ターキー)

まずはじめに、カナガンとアランズナチュラルのラインナップから確認していきましょう。

カナガンはドライフードが3種類、ウェットフード(缶詰タイプ)が1種類となっているのに対して、アランズナチュラルはドライフードとおやつ(ドライタイプ)が1種類ずつというラインナップになっています。

そして、カナガンの各ドライフードとウェットフード、アランズナチュラルのドライフードは全犬種・全年齢対応の主食用フードです。

このことを踏まえた上で、それぞれのドッグフードの原材料や主要な成分値、粒の大きさと形状、販売価格と内容量の違いを比較していきましょう。

カナガンとアランズナチュラルの原材料の比較

カナガンドッグフードの中身

項目 カナガン チキン カナガン サーモン カナガンデンタル カナガン ウェット アランズナチュラル ラム アランズナチュラル チキン&ターキートリーツ
主原料 チキン生肉 生サーモン 七面鳥生肉 チキン ラム 肉類(チキン生肉、乾燥チキン、乾燥ターキー、チキングレイビー)
動物性タンパク源 鶏、卵 七面鳥、鶏、卵 鶏、緑イ貝 ラム 鶏、七面鳥
穀物 不使用(グレインフリー) 不使用(グレインフリー) 不使用(グレインフリー) 不使用(グレインフリー) 不使用(グレインフリー) 不使用(グレインフリー)
香料・着色料 無添加 無添加 無添加 無添加 無添加 無添加

各ドッグフードの主原料と動物性タンパク源、穀物・香料・着色料が使われているかを比較してみました。

カナガンのドライフードはそれぞれでメインのタンパク源が違い、カナガン チキンにはチキン生肉が、カナガン サーモンには生サーモンが、カナガンデンタルには七面鳥生肉が主原料として使われています。

そして、缶詰タイプのウェットフードのカナガン ウェットの主原料はチキンで、アランズナチュラルのドライフードにはラムが主原料として、おやつについては鶏肉と七面鳥がメインのタンパク源として使われています。

 

このことから、チキン風味のドライフードが好きな愛犬にはカナガン チキンを魚風味のドライフードが好きな愛犬にはカナガン サーモンを、といった選び方ができます。

また、それぞれのフードで動物性タンパク源の種類が違うことから、ラム以外の複数の動物性タンパク源にアレルギーのある愛犬にはアランズナチュラルを・・・といったように、アレルギーに配慮して選ぶこともできますよ。

なお、冒頭でも触れた通り、どのフードも穀物が使われていないグレインフリーのレシピを採用していることや、香料・着色料といった犬にとって必要のないものが一切使われていないことは共通しています。

カナガンとアランズナチュラルの成分の比較

項目 カナガン チキン カナガン サーモン カナガンデンタル カナガン ウェット アランズナチュラル ラム アランズナチュラル チキン&ターキートリーツ
タンパク質
(以上)
29% 30% 30% 8% 19.25% 36%
脂質
(以上)
15% 12% 14% 3% 11% 14%
水分
(以下)
9% 9% 9% 86% 9% 9%
エネルギー
(100gあたり)
376kcal 370kcal 370kcal 115kcal 341kcal 380kcal

原材料の次は、各ドッグフードの主要な成分値(タンパク質・脂質・カロリー)を比較してみました。

ラインナップ別の項目で説明したように、アランズナチュラルのおやつ以外は全犬種・全年齢対応の主食用フードになっていますが、カナガンのドライフードとアランズナチュラルのドライフードは成分バランスの傾向が違います。

具体的には、カナガンの各ドライフードは高タンパクになっているのに対して、アランズナチュラルのドライフードは一般的な全年齢対応の主食用ドライフードと比べると、タンパク質含有量がやや控えめです。

また、カナガン チキンは脂質とカロリーがやや高めになっている一方で、アランズナチュラルのドライフードは脂質とカロリーが控えめになっています。

 

そして、このような成分バランスを踏まえて、カナガン チキンは育ち盛りの子犬や活発な成犬、少食な成犬用フードとして、アランズナチュラルのドライフードは歳をとって活動量が落ちたシニア犬用フードとして特におすすめしています。

なお、カナガン ウェットは水分量が多いウェットフードということもあってカロリーが控えめなので、固形物を食べ慣れていない子犬やシニア犬だけでなく、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある愛犬用フードとしても向いています。

カナガンとアランズナチュラルの粒の比較

カナガンドッグフードの粒の大きさ

項目 カナガン チキン カナガン サーモン カナガンデンタル カナガン ウェット アランズナチュラル ラム アランズナチュラル チキン&ターキートリーツ
直径 約10mm 約10mm 約10mm 約10mm 縦約10mm、横約21mm
厚さ 約4.5mm 約4.5mm 約4.5mm 約4mm 約10mm
形状 ドーナツ型 ドーナツ型 ドーナツ型 ドーナツ型 ハート型

次は、カナガンの各ドライフードとアランズナチュラルの粒の大きさと形状の比較です。
(※カナガン ウェットは比較対象からは除外しています)

カナガンはどれも直径が約10mm、厚さが約4.5mmのドーナツ型に、アランズナチュラルのドライフードは直径が約10mm、厚さが約4mmのドーナツ型と、大きさと形状にはほとんど差がありません。

そのため、先ほどまでに取り上げた原材料や成分バランスなど、粒サイズ以外の要素に注目して購入を検討するといいでしょう。

アランズナチュラルのおやつ(チキン&ターキー トリーツ)については、噛みごたえのある大きめの粒になっているので、口の小さな小型犬や子犬には食べやすいように、手で砕いてから与えるのがおすすめです。

カナガンとアランズナチュラルの値段の比較

項目 カナガン チキン カナガン サーモン カナガンデンタル カナガン ウェット アランズナチュラル ラム アランズナチュラル チキン&ターキートリーツ
通常購入時の価格 5,038円/2kg×1袋 5,038円/2kg×1袋 5,852円/2kg×1袋 3,784円/400g×3缶 5,038円/2kg×1袋 2,134円/225g×1袋
定期購入時の価格
(1袋あたり)
1袋:4,534円(10%オフ)
2〜4袋:4,282円(15%オフ)
5袋以上:4,030円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
1袋:4,534円(10%オフ)
2〜4袋:4,282円(15%オフ)
5袋以上:4,030円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
1袋:5,266円(10%オフ)
2〜3袋:4,974円(15%オフ)
4袋以上:4,681円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
1〜2セット:3,405円(10%オフ)
3〜5セット:3,216円(15%オフ)
6セット以上:3,027円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
1袋:4,534円(10%オフ)
2〜4袋:4,282円(15%オフ)
5袋以上:4,030円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
1〜3袋:1,920円(10%オフ)
4〜10袋:1,813円(15%オフ)
11袋以上:1,707円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
100gあたりの価格 約252〜202円 約252〜202円 約293〜234円 約315〜252円 約252〜202円 約862〜759円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約202〜161円 約202〜161円 約263〜211円 約631〜505円 約202〜161円

粒サイズの次は、カナガンとアランズナチュラルの値段を比較してみました。

カナガンの各ドライフードとアランズナチュラルのドライフードの内容量は1袋2kgと変わらず、カナガンデンタルを除くと販売価格も1袋5,038円と共通しています。

カナガンデンタルは1袋5,832円と若干高く、そのほかのドライフードよりも値段が高い要因として挙げられるのは、海藻の天然ケア成分を主成分とした”プロデン”が配合されていることです。

 

そして、カナガン ウェットはグラムあたりの値段がドライフードよりも高く、カロリーが控えめということから給餌量が多くなり、それに比例して餌代も高くなります。

このことから、カナガン ウェットはいつものドライフードにトッピングして与えたり、ローテーションして与えるのがおすすめです。

また、アランズナチュラルのおやつについても、グラムあたりの値段に置き換えてその他のドライフードと比較するとかなり高めです。

なお、カナガンとアランズナチュラルの公式サイトでは定期コースが導入されており、合計金額に応じて「10%or15%or20%」の割引が適用されます。

こんな場合はカナガンドッグフードがおすすめ

カナガンドッグフードのパッケージ画像(表面2)

カナガンの各ドライフードは、アランズナチュラルのドライフードよりも高タンパク・高脂質・高カロリーになっており、育ち盛りの子犬や活発な成犬、少食な成犬の主食としておすすめです。

また、それぞれのドライフードでメインのタンパク源が違うので、チキン風味のドライフードが好きな愛犬にはカナガン チキンを、サーモン(魚)風味のドライフードが好きな愛犬にはカナガン サーモンを、といった選び方もできます。

そして、カナガン サーモンは動物性タンパク源が魚だけに限定されているので、魚以外の複数の動物性タンパク源にアレルギーのある愛犬にも対応できます。

それと、カナガンには缶詰タイプの主食用ウェットフードもあり、おかず(トッピング)用としてだけでなく、主食としてそのまま与えられることも強みです。

こんな場合はアランズナチュラルドッグフードがおすすめ

アランズナチュラルドッグフードのパッケージ画像(表面2)

アランズナチュラルのドライフードについては、カナガンの各ドライフードよりもタンパク質・脂質・カロリーが控えめで、「歳をとった愛犬にタンパク質が控えめなドッグフードを与えたい」と考えている場合におすすめです。

また、動物性タンパク源がラムだけに限定されていることから、ラム肉風味のドライフードが好きな愛犬用としてはもちろん、ラム肉以外の複数のタンパク源にアレルギーのある愛犬用としても向いています。

なお、おやつ(チキン&ターキー)とドライフード(ラム)を一緒に購入する場合、それぞれの合計金額に応じて割引率が決定されるので、おやつを購入するならドライフードと組み合わせて購入するといいでしょう。

まとめ

カナガンとアランズナチュラルには、どちらも良質な動物性原材料が主原料として使われており、その他にもグレインフリーのレシピを採用、香料・着色料といった犬にとって必要のないものが使われていない・・・などの共通点があります。

ただ、それぞれのフードでラインナップに違いがあり、メインのタンパク源をはじめとした原材料や、主要な成分バランスに違いがあります。

そのため、愛犬の食の好みや体質、運動量と食事量に配慮しながら、いずれかのフードを選ぶといいでしょう。