ペットパラダイスのビオキッチンドッグフードは、厳選された国産チキンの生肉を主原料として使いつつ、室内飼いで運動量が少ない傾向にある日本の飼い犬向けの成分バランスになっています。
また、肉類が主原料として使われていることに加えて、人工の香料・着色料が使われていない国産ドッグフードにしては、中々手に取りやすい価格で販売されていることも印象的です。
今回はそんなビオキッチンドッグフードの口コミ・評判を105件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
そして、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
ビオキッチンドッグフードの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 2.5 |
成分 | 4.0 |
安全性 | 4.5 |
食いつき | 5.0 |
コスパ | 3.5 |
総合評価 | Bランク (S〜Eの6段階評価) |
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
1,680円/1kg 4,280円/3kg ※2023年6月に公式サイト・楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 全年齢対応 |
原産国 | 日本 |
販売会社 | 株式会社クリエイティブヨーコ |
当サイトのビオキッチンドッグフードの総合評価はBランクです。
主原料として国産チキンの生肉を使用、人工の香料・着色料不使用という条件を満たしたドライタイプの国産ドッグフードということは魅力的です。
また、日本の飼い犬向けに主要な成分バランスが調整されていることも評価できますが、動物性原材料の割合が不明瞭なことや、穀物の中でアレルギーの原因になりやすい傾向にある小麦が使われていることも総合評価に影響しています。
とは言え、肉類が主原料のドライタイプのドッグフードの中ではお手頃な値段ですし、「品質と価格のバランスが取れた国産ドッグフード」という印象を受けました。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した238種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。
ビオキッチンドッグフードの悪い口コミ・評判
続いて、ビオキッチンドッグフードの口コミ・評判を見ていきましょう。
まず、悪い口コミ・評判については「小粒だからか食べづらそう」、「我が家の愛犬の食いつきはいまいち」、「よく見かける市販のドッグフードと比較すると値段が高い」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、ビオキッチンは全犬種・全年齢に対応した小粒サイズのドライフードということや、人工の香料が使われていないことが関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 小粒で食べづらそう(1件)
- 食いつきはいまいち(1件)
- 値段が高い(1件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2021年11月にAmazon、楽天、ツイッター(現X)、インスタグラムで調査し、2024年5月にXで追加調査を行いました。
小粒で食べづらそう
悪い口コミ・評判の一つとして、「小粒で食べづらそう」というレビューを確認できました。
実際、ビオキッチンは小粒サイズのドライフードになっています。
小型犬や子犬、シニア犬にとっては食べやすいサイズと言えますが、中型犬や大型犬にとっては食べづらいかもしれません。
ただ、小粒のドライフードが好きな中型犬・大型犬もいますし、粒の大きさについての口コミ・評判はそこまで参考にならない・・・というのが率直な感想です。
食いつきはいまいち
そのほかに、「食いつきはいまいち」という悪い口コミ・評判も見つかりました。
食いつきが悪かった理由として考えられるのは、ビオキッチンには人工の香料が使われておらず、原材料そのものの香りで風味が整えられていることです。
一般的には人工の香料を使って風味が整えられているドッグフードの方が食いつきがいい傾向にあるので、愛犬が人工の香料が使われていないドッグフードを食べ慣れていない場合には、餌の切り替えに苦労するかもしれません。
また、ビオキッチンは風味の種類が限定されており、食にこだわりのあるグルメな愛犬の好みに合わせづらいこともデメリットと言えます。
値段が高い
悪い口コミ・評判の中には、「ビオキッチンは値段が高い」という内容のレビューもありました。
ビオキッチンの100gあたりの値段は約140円ということで、確かに市販の激安ドッグフードと比較するとかなり値段が高いです。
(※3kgサイズの調査時点の販売価格を参考にしています)
ただ、プレミアムドッグフードの中にはビオキッチンの2〜3倍以上の値段で販売されているものも珍しくありませんし、通販でしか手に入れづらい高級ドッグフードまでを含めて比較すれば、ビオキッチンは平均的な価格帯のドッグフードと捉えることができます。
それに加えて、人工の香料・着色料が使われていない肉類主体のドライフードということを踏まえれば、品質と価格のバランスが取れた国産ドッグフードと言えるでしょう。
ビオキッチンドッグフードの良い口コミ・評判
ビオキッチンドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのドッグフード」、「うちの犬には合っている」、「小粒だから食べやすそう」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、ビオキッチンには厳選された国産チキンが主原料として使われていることや、タンパク源の種類が関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(51件)
- うちの犬には合っている(16件)
- 小粒で食べやすそう(16件)
- 保存に便利な小分け包装(10件)
- 国産だから安心感がある(5件)
- 原材料に安心感がある(4件)
という結果になっています。
食いつきがいい
ビオキッチンの口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
「食いつきはいまいち」というレビューが1件だけだったのに対して、「食いつきがいい」というレビューが51件という件数を踏まえても、ビオキッチンは多くの犬に受け入れられている嗜好性の高いドッグフードと捉えてよさそうです。
ここまで食いつきのよさを評価する声に偏った理由として考えられることや、ビオキッチンには肉類(鶏肉/チキンミール)が主原料として使われていることや、動物性油脂を使って風味が整えられていることでしょう。
ただ、動物性油脂には具体的に何の動物の油が使われているのかが分からないことは気になりました。
うちの犬には合っている
次に多かった良い口コミ・評判は、「うちの犬には合っている」といった内容のレビューで、この理由としてまず考えられるのは、ビオキッチンは肉類が主原料かつ適度にタンパク質が含まれているドライフードということです。
対照的に、安さをウリにしたほとんどのドッグフードには穀物が主原料として使われていますが、肉食傾向の雑食である犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。
そして、体質によっては穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のドッグフードを食べると、下痢や吐き戻しといった消化不良に繋がります。
また、肉類の中では牛肉が、豆類の中では大豆がアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、ビオキッチンにはそれらのタンパク源が使われていないことも関係していると考えられます。
小粒で食べやすそう
「小粒で食べづらそう」というレビューとは対照的に、「小粒で食べやすそう」というレビューも確認できました。
悪い口コミ・評判の項目でも触れましたが、粒の大きさや形の好みは犬によって様々です。
愛犬の好みは飼い主それぞれで把握しているとは思いますが、「最終的には実際に食べさせてみないことには分からない」・・・くらいに捉えておいた方がいいでしょう。
保存に便利な小分け包装
良い口コミ・評判の中には、「小分けされているから保存に便利」という内容のレビューもありました。
ビオキッチンの1kgサイズは500g×2袋に、3kgサイズは500g×6袋に小分けされています。
こういった配慮がされていることから、開封して品質や風味が落ちてしまう前に使い切ることができ、保存方法についてもそれほど神経質にならずに済みます。
国産だから安心感がある
通販サイトとSNSでビオキッチンの口コミ・評判を調査していると、「国産だから安心感がある」という内容のレビューも見つかりました。
実際のところ、国産だからといって必ずしも品質や安全性が優れているわけではなく、それよりも安さをウリにしている国産ドッグフードがまだまだ多いのが現状です。
そんな状況の中、ビオキッチンには国産チキンの生肉が主原料として使われており、原材料一覧を見る限りでは人工の酸化防止剤・香料・着色料が使われていません。
動物性原材料の割合までは分からないことや、穀物の中でアレルギーの原因になりやすい小麦が使われていることは気になるものの、”国産ドッグフード”という括りで見れば【ビオキッチンは品質と価格のバランスが取れた安心感があるドッグフード】と言っていいでしょう。
原材料に安心感がある
そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「ビオキッチンは原材料に安心感がある」という内容のレビューです。
原材料一覧を見る限りでは、ビオキッチンには着色料が使われていません。
その一方で、色味をつけるために人工の着色料が使われているドッグフードもありますが、そもそもの問題として犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬の立場になって考えれば着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はないです。
このような理由もあり、安全性最優先でドッグフードを選びたいと考えている愛犬家からは、人工のもの天然のものにかかわらず、着色料が使われているドッグフードは避けられがちな傾向があります。
ビオキッチンドッグフードの口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | 小粒で食べづらそう |
食いつきはいまいち | |
値段が高い | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
うちの犬には合っている | |
小粒で食べやすそう | |
保存に便利な小分け包装 | |
国産だから安心感がある | |
原材料に安心感がある |
ビオキッチンドッグフードの悪い口コミ・評判は「小粒だからか食べづらそう」、「我が家の愛犬の食いつきはいまいち」、「よく見かける市販のドッグフードと比較すると値段が高い」といった内容のレビューを確認できました。
その一方で、ビオキッチンドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのドッグフード」、「うちの犬には合っている」、「小粒だから食べやすそう」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、ビオキッチンには厳選された国産チキンが主原料として使われていることや、タンパク源の種類が関係していると考えられます。
ビオキッチンドッグフードの原材料の評価
原材料一覧 |
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肉類(鶏肉、チキンミール)、米糠、小麦粉、コーングルテンフィード、コーングルテンミール、ビートパルプ、米粉、動物性油脂、ビール酵母、ケルプミール、精製魚油(DHA、EPA源)、植物性油脂、酵母エキス、オリゴ糖、グルコサミン、乳酸菌(KT-11株)、コンドロイチン、ミネラル類(炭酸カルシウム、食塩、硫酸亜鉛、塩化カリウム、硫酸銅、ヨウ素酸カルシウム)、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-トリプトファン)、ビタミン類(コリン、E、A、C、パントテン酸、B2、B12、ビオチン、D3) ※アレルギーの原因になりやすい原材料、気がかりな添加物は赤色で記載 |
ここからは、ビオキッチンドッグフードの原材料を評価していきます。
肉類が主原料として使われているドライフード
ビオキッチンの原材料の特徴の一つとして挙げられるのは、肉類(鶏肉/チキンミール)が主原料として使われていることです。
肉類よりも安く仕入れられる穀物が主原料として使われている国産ドッグフードは珍しくありませんが、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のドッグフードは、肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容に配慮されたドッグフードとは言いづらいです。
その一方で、ビオキッチンには肉類が主原料として使われており、犬にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れることができます。
また、第一原材料の鶏肉は“国産かつ生肉を使用”とのことで、品質面についても安心感があります。
気になる点を挙げるとすれば、公式サイトやパッケージには動物性原材料の割合までは掲載されておらず、肉・魚が贅沢に使われているドッグフードと原材料の内容を比較しづらいことです。
ただ、お手頃な値段で販売されていることや、タンパク質・脂質・カロリーのバランスを踏まえると、動物性原材料の割合はそこまで多くはないと推測できます。
必ずしも使う必要のない添加物は不使用
原材料一覧を見る限りでは、ビオキッチンには人工の酸化防止剤・香料・着色料といった必ずしも使う必要のない添加物は使われていません。
唯一気になったのは“動物性油脂”で、これだけでは具体的に何の動物の油が使われているのか全く分かりません。
また、動物性油脂に添加されている酸化防止剤が人工のものなのか、それとも天然由来のものなのかどうかが分からない点も気がかりと言えます。
(※動物性油脂に添加されている酸化防止剤は、原材料一覧に記載する必要がないためです)
小麦グルテンフリーではない
最近は小麦グルテンフリーや、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しているドッグフードが増えてきましたが、ビオキッチンには小麦を含む穀物が使われています。
そのため、食に敏感な愛犬にビオキッチンを与えようと考えている場合には、タンパク源の種類に注目して購入を検討するといいでしょう。
なお、ビオキッチンは動物性タンパク源に関してはシンプルになっていますが、動物性油脂に含まれているタンパク質がきちんと取り除かれていない場合、動物性油脂がアレルギーの原因になる可能性があります。
ただ、愛犬にこれといったアレルギーがないなら、特に気にせず与えることができますよ。
ビオキッチンドッグフードの成分の評価
成分表 | |
---|---|
タンパク質 | 24.5%以上 |
脂質 | 11.5%以上 |
粗繊維 | 4.5%以下 |
灰分 | 8.5%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
エネルギー | 340kcal/100g |
原材料の次は、ビオキッチンドッグフードの成分を評価していきます。
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
ビオキッチンのタンパク質は24.5%以上、脂質は11.5%以上、100gあたりのカロリーは340kcalと、適度にタンパク質を含みつつ脂質とカロリーが控えめになっており、室内飼いで運動量が少ない傾向にある日本の飼い犬向け、と捉えることができます。
ただ、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬や運動量が多い活発な成犬、食が細くてたくさんの量が食べられない成犬用フードとしては、タンパク質・脂質・カロリーに若干の物足りなさを感じました。
そのため、愛犬の年齢や運動量、食事量も踏まえて購入を検討することをおすすめします。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
1kg | 1,680円 | 1,680円 | 1,680円 |
3kg | 4,280円 | 4,280円 | 4,280円 |
ビオキッチンを販売しているペットパラダイスの公式通販サイトと楽天市場、Amazonで販売状況を調査してみたところ、公式通販サイトの販売価格と楽天・Amazonの最安値は変わらずという結果になりました!
(※販売状況と販売価格は2023年6月に確認しました)
なお、送料については660円(沖縄は1,950円)となっており、Amazonでは3kgサイズと1kgサイズの3袋セットは送料無料で注文できます。
また、公式通販サイトは税込5,500円以上のまとめ買いで送料無料となります。
まとめ
ビオキッチンはドライタイプの国産ドッグフードで、主原料として厳選された国産チキンの生肉が使われており、室内飼いで運動量が少ない傾向にある日本の飼い犬向けに、主要な成分バランスが調整されています。
また、人工の香料・着色料といった必ずしも使う必要のないものは使われておらず、原材料一覧を見る限りでは鶏以外の動物性タンパク源が使われていません。
その一方で、穀物の中でアレルギーの原因になりやすい傾向にある小麦が使われていることや、動物性油脂には具体的に何の動物性の油が使われているのかと、添加されている酸化防止剤の種類の補足がされていないことが気になりました。
とは言え、肉類が主原料のドライフードの中では手に取りやすい価格で販売されていますし、「愛犬には品質と価格のバランスが取れた国産ドッグフードを与えたい」と考えているなら、ビオキッチンをお試ししてみる価値はあるでしょう。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した238種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。