人間でも食べられる高品質な原材料が使われていることに加えて、合成保存料・香料・着色料不使用といった愛猫家が気になる要素をクリアしたドイツ発のプレミアムキャットフード「アニモンダ」。
また、タンパク源の内容が違う様々なウェットフードを取り揃えており、食にこだわりのあるグルメな愛猫の好みにも幅広く対応できます。
今回はそんなアニモンダキャットフードの口コミ・評判を114件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
そして、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひ愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。
アニモンダキャットフードの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 4.0 |
成分 | 4.0 |
安全性 | 5.0 |
食いつき | 1.5 |
コスパ | 2.0 |
総合評価 | Cランク (S〜Eの6段階評価) |
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
1,980円/350g 6,930円/1.75kg ※カーニー ドライ「成猫用 鶏・トラウト」 ※2025年4月に公式サイト・楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 全年齢対応 (種類により異なる) |
原産国 | ドイツ |
販売会社 | ジャーマンペット株式会社 |
公式サイト | ドイツ最大のペットフード会社 アニモンダ |
当サイトのキャットフード「アニモンダ」の総合評価はCランクです。
通販サイトとSNSで調査して見た限りでは、「食いつきはいまいち」という内容のレビューがそれなりに見られたことから、食いつきの項目に関しては辛口に1.5点としています。
ただ、人間でも食べられる高品質な原材料が使われていることや、着色料などの猫に必要のないものが一切使われていないことは評価できますし、豊富なラインナップを取り揃えていることも大きな魅力と言えます。
それだけに、決して安いとは言えない価格帯のキャットフードなので、現実的に無理なく購入できるかどうかということまで踏まえてお試しすることをおすすめします。
アニモンダキャットフードの悪い口コミ・評判
続いて、アニモンダキャットフードの口コミ・評判を見ていきましょう。
まず、悪い口コミ・評判については「期待していたのに食いつきはいまいち」、「リニューアル前後で内容が変わった」、「市販の国産キャットフードに比べると高い」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、アニモンダキャットフードには人工の香料が使われていないことや、原材料の品質と割合が関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきはいまいち(31件)
- リニューアル前が良かった(13件)
- 値段が高い(6件)
- うちの猫には合わなかった(4件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2021年11月にAmazon、楽天、ツイッター(現X)、インスタグラムで調査し、2023年6月にツイッター(現X)とインスタグラムで追加調査を行いました。
食いつきはいまいち
アニモンダキャットフードの悪い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきはいまいち」という内容のレビューでした。
この理由としてまず考えられるのは、アニモンダキャットフードは原材料そのものの香りを活かして風味が整えられていることです。
一般的には、人工の香料で風味が整えられたキャットフードの方が嗜好性が高い傾向にあるので、人工の香料が使われているキャットフードを食べ慣れている場合には、アニモンダキャットフードの風味にあまり魅力を感じられない可能性があります。
また、はじめは警戒して食べてくれないこともありますし、単純に食べ飽きてしまった可能性も考えられますね。
リニューアル前が良かった
そのほかに見つかったアニモンダキャットフードの悪い口コミ・評判は、「リニューアル前が良かった」といったレビューです。
特に、「リニューアル後の商品は粒が大きすぎて食べづらそう」といった内容のレビューが目立ちました。
アニモンダキャットフードに限った話ではありませんが、リニューアルに伴い形状や風味が変更されることは珍しいことではありません。
また、リニューアル前後で原材料の内容や成分バランスが変わる可能性もあるので、原材料と成分表までしっかりと確認した方がいいでしょう。
値段が高い
通販サイトとSNSで口コミ・評判を調査していると、「アニモンダキャットフードは値段が高い」というレビューも確認できました。
アニモンダキャットフードは人間でも食べられる高品質な原材料が使われたプレミアムキャットフードということで、100gあたりの値段は約396円と確かに安くはありません。
(※”カーニー ドライ 成猫用 鶏・トラウト”の1.75kgサイズの調査時点の販売価格を参考にしています)
いくら品質のいいキャットフードを愛猫に与えたいといっても継続できなければ意味がないので、現実的に継続購入できる値段かどうかという点まで考慮して購入を検討することをおすすめします。
うちの猫には合わなかった
アニモンダキャットフードの悪い口コミ・評判の中には、「うちの猫には合わなかったようで、軟便・下痢気味になった」という内容のレビューや、「吐き戻しが増えた」というレビューもありました。
軟便や吐き戻しの理由として考えられるのは、食物アレルギーや餌の急な切り替えです。
例えば、”フォムファインステン デラックス ドライフード”にはコーン(とうもろこし)が使われていますが、穀物の中でもとうもろこしはアレルギーの原因になりやすい傾向にあります。
(※フォムファインステン デラックス ドライフードは現在は販売されていません)
また、特定の動物性タンパク源やイモ類・豆類がアレルギーの原因になることもありますし、穀物全般が体質に合わないこともあります。
そのため、食に敏感な愛猫にアニモンダキャットフードを与えようと考えている場合には、ラインナップ別のタンパク源にも気を配っておくといいでしょう。
アニモンダキャットフードの良い口コミ・評判
アニモンダキャットフードの良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「うちの猫には合っている」、「年齢や飼育環境に合わせてフードを選べるのがいい」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、アニモンダキャットフードは様々な風味や形状のフードがあるだけでなく、原材料の内容や成分バランスが細かく調整されたラインナップを取り揃えていることが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(39件)
- うちの猫には合っている(12件)
- 成分バランスがいい(9件)
という結果になっています。
食いつきがいい
今回調査したアニモンダキャットフードの良い口コミ・評判の中で一番多かったのが、食いつきのよさを評価するレビューでした。
ただ、「食いつきはいまいち」というレビューが31件、「食いつきがいい」というレビューが39件という割合を踏まえると、アニモンダは一般的なキャットフードよりも嗜好性が低めという印象を受けます。
「食いつきはいまいち」というレビューが目立った理由は、悪い口コミ・評判の項目で説明した通りですが、アニモンダキャットフードには特別に成分バランスが調整されたラインナップがあることも理由の一つかもしれません。
アニモンダキャットフードだけに限った話ではないですが、タンパク質やリン、ナトリウムなどの含有量が制限されたフードは嗜好性が低い傾向にあります。
うちの猫には合っている
次に多かったアニモンダキャットフードの良い口コミ・評判は、「うちの猫には合っている」といった内容のレビューでした。
この理由としてまず考えられるのは、アニモンダキャットフードはほぼすべてのラインナップに動物性原材料が主原料として使われていることです。
その一方で、安さをウリにしているキャットフードの多くには穀物が主原料として使われていますが、肉食動物の猫は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。
そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のキャットフードは、下痢や吐き戻しといった消化不良の原因になりえます。
また、アニモンダキャットフードにはグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用したラインナップもあり、食に敏感な愛猫にも対応しやすくなっています。
成分バランスがいい
そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「アニモンダキャットフードは成分バランスがいい」といった内容のレビューです。
アニモンダキャットフードは食の好みだけでなく、年齢や体質や飼育環境に合わせた様々なラインナップを取り揃えています。
ウェットフードの種類が特に豊富で、アニモンダキャットフードのラインナップだけで様々な状況に対応できることは大きな強みです。
ただ、これは2021年に調査した時点のラインナップに関するレビューで、現在はフォムファインステンのドライフードが廃盤になっているなどの違いがあります。
アニモンダキャットフードの口コミ・評判まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
悪い口コミ | 食いつきはいまいち |
リニューアル前が良かった | |
値段が高い | |
うちの猫には合わなかった | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
うちの猫には合っている | |
成分バランスがいい |
アニモンダキャットフードの悪い口コミ・評判は「期待していたのに食いつきはいまいち」、「リニューアル前後で内容が変わった」、「市販の国産キャットフードに比べると高い」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
その一方で、アニモンダキャットフードの良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「うちの猫には合っている」、「年齢や飼育環境に合わせてフードを選べるのがいい」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、アニモンダキャットフードは様々な風味や形状のフードがあるだけでなく、原材料の内容や成分バランスが細かく調整されたラインナップを取り揃えていることが関係していると考えられます。
アニモンダキャットフードの種類
アニモンダにはドライタイプとウェットタイプのキャットフードがあり、ウェットフードのラインナップが非常に多くなっています。
また、【インテグラプロテクト】という食事療法食もありますが、特別に成分バランスが調整されたキャットフードという性質上、ここでは通常の主食用フードとおかず用フードとおやつを紹介しています。
ドライフード
シリーズ名 | 対象 | 商品名 | 主原料 | 穀物 | タンパク質 | 脂質 | 水分 | エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カーニー ドライ | 子猫 | 鶏 | フレッシュチキン | 不使用 | 34% | 20% | 10% | 406kcal |
成猫 | 鶏・トラウト | フレッシュチキン | 不使用 | 33% | 16% | 10% | 386kcal | |
鶏・牛 | フレッシュチキン | 不使用 | 33% | 16% | 10% | 386kcal |
通常の主食用ドライフードは【カーニー ドライ】の1シリーズで、3種類のラインナップがあります。
どれも主原料としてフレッシュチキンが使われていることは共通しており、2種類の成猫用ドライフードの主要な成分バランスは変わりません。
また、子猫用は成猫用よりも高脂質・高カロリーになっており、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫に配慮して、きちんと成分バランスが調整されている印象を受けました。
ウェットフード
シリーズ名 | 目的 | 対象 | ラインナップ数 | |
---|---|---|---|---|
フォムファインステン | – | 主食用 | 子猫 | 4種類 |
成猫 | 10種類 | |||
シニア猫 | 3種類 | |||
マイルドメニュー | 主食用 | 成猫 | 5種類 | |
グルメ | 主食用 | 成猫 | 6種類 | |
inソース | 主食用 | 成猫 | 4種類 | |
ミルキース | 主食用 | 成猫 | 4種類 | |
ミルキースinソース | 主食用 | 成猫 | 4種類 | |
パンナコッタ | 主食用 | 成猫 | 2種類 | |
パウチ | おかず用 | 全年齢 | 6種類 | |
デリ | 主食用 | 成猫 | 6種類 | |
ムース | 主食用 | 成猫 | 6種類 | |
カーニー | ミート | 主食用 | 子猫 | 6種類 |
成猫 | 16種類 | |||
シニア猫 | 2種類 | |||
カントリー | 主食用 | 成猫 | 6種類 | |
パウチ | 主食用 | 成猫 | 7種類 | |
オーシャン | おかず用 | 全年齢 | 5種類 | |
ドリンク | おかず用 | 全年齢 | 2種類 |
ウェットフードは【フォムファインステン】と【カーニー】の2シリーズで、それぞれでさらに細かくシリーズ分けされています。
例えば、フォムファインステンは”ムース”や”ミルキース”、”グルメ”や”inソース”など、様々な風味や形状のウェットフードを取り揃えており、愛猫の食の好みに合わせて選びやすくなっています。
そして、カーニーの”ミート”には、心臓・肺・肉・肝臓・魚介といった新鮮な肉原材料が贅沢に使われているのが特徴です。
おやつ
シリーズ名 | タイプ | ラインナップ数 |
---|---|---|
フォムファインステン スナッククリーム | ウェット | 2種類 |
カーニー クリーミー | ウェット | 2種類 |
ミルキース | ドライ | 4種類 |
おやつについては【フォムファインステン スナッククリーム】、【カーニー クリーミー】、【ミルキース】の3シリーズです。
どれも主食用としての栄養基準を満たしていない”おやつ”という性質上、愛猫が欲しがるからといって与えすぎるのは避けてください。
なお、【ミルキース】は外はカリカリ、中はしっとりという2層構造のおやつになっています。
アニモンダキャットフードの原材料の評価
原材料一覧 |
---|
フレッシュチキン35%、鳥タンパク(乾燥)、ポテトスターチ、エンドウ豆デンプン、エンドウ豆、ビートパルプ4%、トラウトタンパク(乾燥)、加水分解鳥タンパク、鳥脂肪、鳥レバー、エンドウ豆繊維1%、サーモンオイル、ミネラル類、チコリ繊維、ビタミン類、タウリン |
ここからは、アニモンダキャットフードの原材料を評価していきます!
(※表はカーニー ドライ「成猫用 鶏・トラウト」の原材料一覧です)
合成保存料・香料・着色料は不使用
アニモンダキャットフードの特徴としてまず挙げられるのは、合成保存料・香料・着色料が使われていないことです。
キャットフードの中にはBHA・BHTといった人工の酸化防止剤や、赤色◯号・黄色◯号などの人工の着色料が使われているものもあります。
人工の酸化防止剤についてはキャットフードの酸化を抑えるために添加されており、天然由来のものより効果が強力というメリットもあります。
ただ、猫は食べ物の見た目ではなく香りで良し悪しを判断しているので、猫目線で考えれば着色料を使ってまでキャットフードに色味をつける意味はありません。
それに対して、必ずしも使う必要のない添加物が使われていないアニモンダキャットフードは、人間ではなく猫の立場になって作られているキャットフードと捉えることができますね。
カーニー ドライはグレインフリーのレシピを採用
キャットフードの中には穀物が使われているものも少なくありませんが、アニモンダキャットフードの”カーニー ドライ”については、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しています。
このことから、小麦はもちろん穀物全般にアレルギーのある食に敏感な愛猫にも対応できます。
それに加えて、良質な動物性原材料が全体の6割以上を占めていることも評価できます。
アニモンダキャットフードの成分の評価
成分表 | |
---|---|
タンパク質 | 33% |
脂肪 | 16% |
粗繊維 | 2.5% |
粗灰分 | 7.9% |
水分 | 10% |
カルシウム | 1.3% |
リン | 1.15% |
マグネシウム | 0.09% |
オメガ3脂肪酸 | 0.45% |
エネルギー | 386kcal/100g |
原材料の次は、アニモンダキャットフードの成分を評価していきます!
(※表はカーニー ドライ「成猫用 鶏・トラウト」の成分値です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
カーニー ドライ「成猫用」のタンパク質は33%、脂質は16%、カロリーは100gあたり386kcalと、適度にタンパク質と脂質を含みつつもやや高カロリーです。
そして、このような成分バランスの主食用ドライフードは、それなりに運動量が多い成猫向け、という捉え方ができます。
その一方で、食欲旺盛でたくさんの量が食べたい愛猫用としてのおすすめ度は下がります。
なお、カーニー ドライ「子猫用」については脂質が20%、カロリーが100gあたり406kcalと、成猫用よりも高脂質・高カロリーに調整されており、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫向けに作られている、という意図を感じ取れます。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
350g | 1,980円 | – | – |
1.75kg | 6,930円 | – | – |
アニモンダキャットフードの公式通販サイトのジャーマンペットと楽天市場、Amazonでカーニー ドライ「成猫用 鶏・トラウト」の販売状況を調査してみたところ、公式通販サイト以外では取り扱いがありませんでした。
(※販売状況と販売価格は2025年4月に確認しました)
ただ、そのほかの多くのラインナップは、楽天とAmazonでも販売されています。
アニモンダキャットフードを店頭で取り扱っている販売店は多くはないので、アニモンダキャットフードをお試しするなら販売状況をあわせて確認できる通販サイトを利用するのがお手軽です。
通販ならわざわざ重い袋を持ち運ばなくて済みますし、一定金額以上の購入で送料無料となる販売店もありますからね。
ただ、「どうしても店頭で購入したい」というこだわりがあるなら、アニモンダの公式サイトの取扱店検索ページで最寄りの取扱店を探してみるといいでしょう。
⇒ショップリスト|animonda
アニモンダキャットフードのお試しサンプルはある?
アニモンダキャットフードのお試しサンプルの無料配布は行われていませんが、公式サイトでは有料のトライアルセットが送料無料で販売されています。
⇒猫用|アニモンダ トライアルストア
ただ、どちらにせよ数食分くらいの少量だと、愛猫の食の好みや体質に合っているかどうかの判断がしっかりとできません。
このことから、当サイトでは少量サンプルのお試しだけは積極的にはおすすめしておらず、ドライフードであれば最初から1ヶ月くらいは様子見するつもりで本商品を購入してみて、愛猫に合っているかをじっくりと確認することをおすすめしています。
まとめ
アニモンダは人間でも食べられる高品質な原材料で作られているドイツ産プレミアムキャットフードで、合成保存料・香料・着色料といった必ずしも使う必要のないものは一切使われていません。
また、メインのタンパク源が違う様々なウェットフードを取り揃えており、愛猫の食の好みに配慮して選べることが強みです。
そして、グレインフリーのレシピを採用しているラインナップも多く、【カーニーシリーズ】には3種類の主食用ドライフードもあります。
販売価格はやや高めといったところで、「愛猫には品質面・安全性ともにきちんと配慮されたキャットフードを与えたい」と考えているなら、アニモンダキャットフードをお試ししてみる価値はあるでしょう。