カルシウム・リン・マグネシウム含有量が細かく調整されているキャットフードのメディファスには、パウチタイプのウェットフードもあります。
そして、どれもが主食用としての基準を満たしていることから、ドライフードにトッピングして与えるだけでなく、ドライフードの代わりにそのまま与えることもできて使い勝手がいいです。
(※同じパウチタイプでも、「スープ」は主食用としての基準を満たしていないおかず用フードです)
今回はそんなメディファス ウェットの口コミ・評判を107件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。
メディファス ウェット(猫用)の総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | |
成分 | |
安全性 | |
食いつき | |
コスパ | |
総合評価 | Aランク (S~Eの6段階評価) |
価格/内容量 | 113円/50g×1袋 1,200円/50g×12袋 ※メディファスウェット「1歳から まぐろと若鶏ささみ」 ※2025年5月に楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 全年齢対応 (種類により異なる) |
原産国 | 日本 |
販売会社 | ペットライン株式会社 |
公式サイト | キャットフード「メディファス ウェット」国産フード・ご飯はペットライン |
当サイトのメディファス ウェット(猫用)の総合評価はAランクです。
原材料一覧を見る限りでは、品質・内容が不明瞭な原材料や人工の香料・着色料は使われていませんし、主食用としての基準を満たしているウェットフードということは魅力的です。
また、手に取りやすい価格で販売されていることや、比較的流通量が多くて気軽に買えるキャットフードということも評価できます。
「愛猫には品質と価格のバランスが取れた主食用ウェットフードを与えたい」と考えているなら、メディファス ウェットは有力候補の一つになるでしょう。
メディファス ウェット(猫用)の悪い口コミ・評判
続いて、メディファス ウェット(猫用)の悪い口コミ・評判を見ていきましょう!
まず、悪い口コミ・評判については「食いつきはいまいちだった」、「値段が高くて気軽に買えない」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、メディファス ウェットには人工の香料が使われていないことや、ウェットタイプのキャットフードということが関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきはいまいち(21件)
- 値段が高い(5件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2025年5月にAmazon、楽天、X、インスタグラムで調査しました。
食いつきはいまいち
メディファス ウェットの悪い口コミ・評判で多かったのは、「食いつきはいまいち」という内容のレビューでした。
この理由として考えられるのは、メディファス ウェットには人工の香料が使われておらず、原材料そのものの香りで風味が整えられていることです。
このことから、人工の香料を使って風味が整えられているキャットフードを食べ慣れている猫には、メディファス ウェットの風味にあまり魅力を感じられない可能性はあります。
また、メディファス ウェットは風味の種類がほぼ限定されており、食にこだわりのあるグルメな愛猫の好みに合わせづらいこともデメリットと言えます。
値段が高い
そのほかに確認できたメディファス ウェットの悪い口コミ・評判は、「値段が高い」という内容のレビューです。
参考までに一例を挙げると、”1歳から まぐろと若鶏ささみ”の100gあたりの値段は約226円と、確かに激安価格で販売されているドライフードと比べると高いです。
と言っても、ドライフードとは製造工程や動物性原材料の割合が違うことから、ウェットフードのグラムあたりの値段が高くなるのは仕方のないことです。
ただ、主食用としての基準を満たしたそのほかのウェットフードと比較すれば、メディファス ウェットは手に取りやすい価格で販売されています。
メディファス ウェット(猫用)の良い口コミ・評判
メディファス ウェット(猫用)の良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足」、「成分バランスがいい」、「うちの猫には合っている」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、ドライフードよりも嗜好性が高い傾向にあるウェットフードということや、主食用としての基準を満たしていることが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(66件)
- 成分バランスがいい(6件)
- うちの猫には合っている(4件)
- 原材料に安心感がある(3件)
- お手頃な値段(2件)
という結果になっています。
食いつきがいい
メディファス ウェットの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
ただ、「食いつきはいまいち」というレビューが21件、「食いつきがいい」というレビューが66件という件数を踏まえると、メディファス ウェットの嗜好性は高くもなく低くもない平均レベルくらい・・・という印象を受けました。
食いつきに関してメリットを挙げるとするなら、水分量の多いウェットフードはドライフードよりも生肉の食感に近いことです。
このことから、肉食動物の猫本来の食事内容に配慮されたキャットフード、という捉え方ができますね。
成分バランスがいい
次に多かったメディファス ウェットの良い口コミ・評判は、「成分バランスがいい」という内容のレビューで、そのほとんどが主食用としての基準を満たしていることを評価する声でした。
ウェットフードの中には主食用としての基準を満たしてないおかず用フードもありますが、メディファス ウェットならドライフードにトッピングして与えるだけでなく、ドライフードの代わりにそのまま与えられます。
また、“低カロリー”ということを評価する飼い主の声も見られました。
実際、水分量が多いウェットフードはドライフードと比べてカロリー控えめなので、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある愛猫用としても向いています。
うちの猫には合っている
そのほかに見つかったメディファス ウェットの良い口コミ・評判は、「うちの猫には合っている」という内容のレビューです。
この理由としてまず考えられるのは、メディファス ウェットは肉類が主原料として使われているキャットフードということです。
対照的に、安さをウリにしているドライタイプのキャットフードのほとんどには、肉類よりも安く仕入れられる穀物が主原料として使われていますが、猫は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。
そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のキャットフードは、下痢や吐き戻しといった消化不良の原因になりえます。
また、穀物の中でも小麦は特にアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、メディファス ウェットには小麦が使われていないことも関係していると考えられます。
原材料に安心感がある
調査した口コミ・評判の中には、「メディファス ウェットは原材料に安心感がある」という内容のレビューもありました。
メディファス ウェットには、人工の香料や着色料が使われていないことが安心できる要素と言えるでしょう。
着色料についてはキャットフードの見た目を良くする目的で使われますが、そもそもの問題として猫は食べ物の見た目では良し悪しを判断していません。
つまり、猫の立場になって考えれば人工のもの、天然由来のものにかかわらず、着色料を使ってまでキャットフードに色味をつける意味はない・・・ということです。
お手頃な値段
「値段が高い」というレビューとは対照的に、「お手頃な値段」という内容のレビューも見られました。
悪い口コミ・評判の項目でも触れた通り、主食用としての基準を満たしたウェットフードの中では、メディファス ウェットは手に取りやすい価格で販売されています。
また、人工の香料・着色料は使われていませんし、原材料一覧を見た限りでは品質・内容が不明瞭な原材料も使われておらず、品質と価格のバランスが取れたコスパのいいウェットフード、という印象を受けました。
メディファス ウェット(猫用)の口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | 食いつきはいまいち |
値段が高い | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
成分バランスがいい | |
うちの猫には合っている | |
原材料に安心感がある | |
お手頃な値段 |
メディファス ウェット(猫用)の悪い口コミ・評判は「食いつきはいまいちだった」、「値段が高くて気軽に買えない」といった内容のレビューを確認できました。
その一方で、メディファス ウェット(猫用)の良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足」、「成分バランスがいい」、「うちの猫には合っている」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、ドライフードよりも嗜好性が高い傾向にあるウェットフードということや、主食用としての基準を満たしていることが関係していると考えられます。
メディファス ウェット(猫用)の種類
商品名 | 主原料 | 穀物 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (1袋あたり) |
---|---|---|---|---|---|---|
り乳 ミルク風味 | まぐろ | コーンスターチ | 7.5% | 3.9% | 82.0% | 約49kcal |
子ねこ 12ヶ月まで まぐろと若鶏ささみ | ささみ | 米 | 6.5% | 2.8% | 83.0% | 約51kcal |
1歳から まぐろと若鶏ささみ | ささみ | 米 | 5.7% | 2.8% | 86.0% | 約48kcal |
避妊・去勢後のケア 子ねこから10歳まで まぐろと若鶏ささみ | ささみ | 米 | 6.5% | 1.2% | 86.0% | 約38kcal |
11歳から まぐろと若鶏ささみ | ささみ | 米 | 6.5% | 2.4% | 83.0% | 約49kcal |
メディファス ウェット(猫用)の種類は表の通りで、「り乳 ミルク風味」は1袋40g、そのほかのラインナップは1袋50gのパウチタイプのウェットフードです。
そして、「り乳 ミルク風味」を除いた5種類のラインナップに関しては、”まぐろと若鶏ささみ”の1種類となっています。
(※メディファスアドバンスシリーズのウェットフードには”まぐろ”もあります)
また、主食用ウェットフードという性質上、水分補給や食いつきアップを狙ってドライフードにトッピングして与えたり、ドライフードの代わりにそのまま主食として与えたりなど、色々な与え方ができて使い勝手がいいです。
なお、メディファス ドライとメディファスアドバンスシリーズについては、以下のそれぞれの記事で詳しく解説しています。






メディファス ウェット(猫用)の原材料の評価
ここからは、メディファス ウェット(猫用)の原材料を評価していきます!
(※表は「1歳から まぐろと若鶏ささみ」の原材料一覧です)
人工の香料や着色料が使われていないウェットフード
メディファス ウェットの原材料の特徴としてまず挙げられるのは、人工の香料や着色料が使われていないことです。
人工の香料は食いつきを良くする目的で使われますが、メディファス ウェットは原材料そのものの香りを活かして風味が整えられています。
また、口コミ・評判の項目でも説明したように、食べ物の見た目で良し悪しを判断していない猫にとっては、着色料は使う必要のない添加物です。
そして、猫に必要のないものが使われていないメディファス ウェットは、猫の立場になって作られているウェットタイプのキャットフード、という捉え方ができますね。
品質・内容が不明瞭な原材料表記はなし
メディファス ウェットには、品質・内容が不明瞭な原材料表記が見られないことも評価できます。
キャットフードの中には“家禽ミール”、“ミートミール”といった動物性原材料が使われているものがありますが、どちらも具体的に何の動物の肉が使われているのかが分かりません。
人用の食肉としては出回らない、“4Dミール”が使われている可能性も否定できません。
(※公式サイトやパッケージに、品質・内容の補足がされているキャットフードは例外です)
それに対して、メディファス ウェットの原材料一覧には”ささみ”、”まぐろ”といったように原材料の内容が明記されており、購入する側としては安心感に繋がります。
メディファス ウェット(猫用)の成分の評価
成分表 | |
---|---|
たんぱく質 | 5.7%以上 |
脂質 | 2.8%以上 |
粗繊維 | 0.5%以下 |
灰分 | 3.5%以下 |
水分 | 86.0%以下 |
マグネシウム | 0.0015%標準値 |
エネルギー | 約48kcal/1袋あたり |
原材料の次は、メディファス ウェット(猫用)の成分を評価していきます!
(※表は「1歳から まぐろと若鶏ささみ」の成分表です)
主食として与えられるウェットフード
ここまでに触れた通り、メディファス ウェットは主食として与えられるウェットフードなので、おかず用ウェットフードとは違って栄養バランスの偏りに神経質にならずに与えられます。
そして、どのラインナップも肉・魚が主原料かつ、タンパク質がしっかりと含まれています。
また、水分量が多いウェットフードはドライフードと比べてカロリー控えめなので、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある愛猫用としても向いています。
ただ、ウェットフードはドライフードよりコスパが悪いので、月々の餌代はできるだけ抑えたいと考えている場合には、いつものドライフードにトッピングして与えたり、ローテーションして与えるのがおすすめです。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
50g×1袋 | – | 113円 | 140円 |
50g×12袋 | – | 1,296円 | 1,200円 |
メディファス ウェットの販売元のペットラインの公式サイトと楽天市場、Amazonで「1歳から まぐろと若鶏ささみ」の販売状況を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入することはできませんでした。
(※販売状況と販売価格は2025年5月に確認しました)
そして、1袋だけのバラ売りの最安値は楽天、12袋セットの最安値はAmazonという結果になりました!
メディファス ウェットは店頭でも販売されているキャットフードなので、店頭の価格も参考にしながらご自身の購入しやすい方法でお試しするのがいいでしょう。
ただ、通販サイトは一定金額以上の注文で送料無料になる販売店も多いので、継続して購入する場合は通販サイトでまとめ買いした方がお手軽です。
まとめ
メディファス ウェットはパウチタイプのウェットフードで、主食用としての基準を満たしていることから、ドライフードにトッピングして与えるだけでなく、ドライフードの代わりにそのまま与えることもできます。
また、人工の香料・着色料は使われていませんし、原材料一覧を見る限りでは品質・内容が不明瞭な原材料表記も見られません。
そして、これらの条件を満たしたウェットフードの中では手に取りやすい価格で販売されています。
「愛猫にはコスパのいい主食用ウェットフードを与えたい」と考えているなら、メディファス ウェットをお試ししてみる価値はあるでしょう。