株式会社ジャンプが販売している半生ドッグフードの「ドゥロイヤル」は、タンパク源としてミートミール(肉粉)を使わず、急速冷凍された生肉が使われています。
また、原材料の香りや栄養素ができる限り損なわれないように独自製法で調理されていたり、「オリジナル/ライト/シニア」といった3種類のラインナップがあることも特徴です。
今回はそんなドゥロイヤルドッグフードの口コミ・評判を88件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
そして、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
ドゥロイヤルドッグフードの悪い口コミ・評判
ドゥロイヤルドッグフードの悪い口コミ・評判は「毎日与えるには値段が高い」、「気になる原材料が使われている」、「うちの犬には合わなかった」といった内容のレビューがありましたが、そのほとんどが値段の高さを指摘するレビューでした。
このような内容のレビューが目立った理由は、ドゥロイヤルは動物性原材料が主原料として使われている半生ドッグフードということや、小分け包装されていることが関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 値段が高い(14件)
- 原材料の内容が気がかり(3件)
- うちの犬には合わなかった(1件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2022年4月にAmazon、楽天、ツイッター(現X)、インスタグラムで調査しました。
値段が高い
ドゥロイヤルの悪い口コミ・評判で一番多かったのが、「値段が高い」という内容のレビューです。
実際、ドゥロイヤルの100gあたりの値段は約530円ということで、市販の激安フードと比較すると10倍以上もの価格差がありますし、ドライタイプのプレミアムフードと比較してもかなり高いと感じます。
(※調査時点の最安値を参考にしています)
値段が高くなる理由として考えられるのは、ドゥロイヤルは牛肉を主原料として使いつつ、鶏肉や豚肉、鮭白子などの複数の動物性原材料が使われていることや、100gずつ小分け包装されていることです。
また、ドライタイプよりも低カロリーな半生フードということから給餌量が多くなり、それに比例して月々の餌代が高くなってしまうこともデメリットと言えます。
原材料の内容が気がかり
そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「原材料の内容が気がかり」というレビューです。
具体的にはエリソルビン酸Naという酸化防止剤や、亜硝酸Naという発色剤が使われていることを気にする飼い主の声を確認できました。
もちろん定められた基準を超えないように使われているでしょうし、酸化防止剤についてはフードの酸化を抑えるために使われるもので、「基準内なら使われていても問題ない」という考えも、「使われていること自体が問題」という考えのどちらも間違いとは言い切れません。
ただ、犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬の立場になって考えれば発色剤を使ってまでフードに色味をつける意味はありません。
うちの犬には合わなかった
悪い口コミ・評判の中には、「うちの犬には合わなかったようで、軟便気味になった」というレビューもありました。
軟便の理由として考えられるのは、餌の急な切り替えや食物アレルギーです。
例えば、ドゥロイヤルはどのラインナップにも小麦が使われていますが。穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすい傾向にあります。
また、肉類の中では牛肉が、豆類の中では大豆がアレルギーの原因になりやすい傾向がありますが、ドゥロイヤルにはどちらのタンパク源も使われています。
それに加えて、ドゥロイヤルには牛肉以外にも複数の動物性タンパク源が使われているので、食に敏感な愛犬に与えようと考えている場合には、タンパク源の種類に注目して購入を検討するといいでしょう。
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ドゥロイヤルドッグフードの総合評価
ドゥロイヤルドッグフードの良い口コミ・評判
ドゥロイヤルドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがよくてお気に入りのフード」、「国産で安心感があるドッグフード」、「うちの犬には合っている」といった内容のレビューがあり、食いつきのよさを評価する飼い主の声が特に多かったです。
このような内容のレビューが目立った理由は、ドゥロイヤルには複数の動物性タンパク源が使われており、原材料そのものの香りを活かして風味が整えられていることが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(61件)
- 国産だから安心感がある(5件)
- うちの犬には合っている(4件)
という結果になっています。
食いつきがいい
ドゥロイヤルの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
「食べない」というレビューが全く見つからなかったことを踏まえても、ドゥロイヤルは多くの犬たちに受け入れられている嗜好性が高いフードと捉えてよさそうです。
ここまで食いつきのよさを評価する飼い主の声が多かったのは、ドゥロイヤルには牛肉や鶏肉、豚肉などの複数の動物性タンパク源が使われていることが関係していると考えられます。
さらに、原材料そのものの香りや栄養素ができる限り損なわれないように、独自製法で調理されていることも食いつきのよさに繋がっている理由の一つでしょう。
国産だから安心感がある
そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「ドゥロイヤルは国産だから安心感がある」という内容のレビューです。
実際のところは、国産フードだからといって必ずしも品質や安全性が優れているというわけではなく、安さをウリにしている国産フードがまだまだ多いのが現状です。
そして、ドゥロイヤルについては悪い口コミ・評判の項目でも触れた通り、エリソルビン酸Naという酸化防止剤や、亜硝酸Naという発色剤が使われているのが気がかりと言えます。
ただ、コストを抑えるために穀物が主原料として使われている国産フードが少なくない中、ドゥロイヤルには動物性原材料が主原料として使われていることは評価できます。
うちの犬には合っている
「うちの犬には合わなかった」というレビューとは対照的に、「うちの犬には合っている」というレビューも確認できました。
この理由として考えられるのは、ドゥロイヤルは動物性原材料が主原料として使われていることに加えて、全体的に高タンパクな傾向がある半生フードということです。
フードの販売価格が安くなるほど、肉・魚といった動物性原材料より安く仕入れられる穀物の割合が増える傾向にありますが、肉食傾向の雑食である犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。
そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のフードは、下痢や吐き戻しといった消化不良の原因になりまえす。
ドゥロイヤルドッグフードの口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | 値段が高い |
原材料の内容が気がかり | |
うちの犬には合わなかった | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
原材料に安心感がある | |
うちの犬には合っている |
ドゥロイヤルドッグフードの悪い口コミ・評判は「毎日与えるには値段が高い」、「気になる原材料が使われている」、「うちの犬には合わなかった」といった内容のレビューがありましたが、そのほとんどが値段の高さを指摘するレビューでした。
その一方で、ドゥロイヤルドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがよくてお気に入りのフード」、「国産で安心感があるドッグフード」、「うちの犬には合っている」といった内容のレビューがあり、食いつきのよさを評価する飼い主の声が特に多かったです。
このような内容のレビューが目立った理由は、ドゥロイヤルには複数の動物性タンパク源が使われており、原材料そのものの香りを活かして風味が整えられていることが関係していると考えられます。
ドゥロイヤルドッグフードの種類
商品名 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|
オリジナル | 24.0% | 7.0% | 30.0% | 290kcal |
ライト | 20.0% | 4.0% | 30.0% | 255kcal |
シニア | 21.0% | 4.0% | 35.0% | 255kcal |
ドゥロイヤルドッグフードのラインナップは「オリジナル」、「ライト」、「シニア」の3種類で、どのラインナップにも牛肉が主原料として使われていることや、小麦やおからといったタンパク源が使われていることは変わりません。
ただ、主要な成分バランスにはそれなりの違いがあり、オリジナルは最も高タンパク・高脂質・高カロリーになっています。
対照的に、ライトは3種類の中では一番低タンパク・低脂質・低カロリーになっており、シニアはタンパク質含有量はオリジナルに近く、脂質とカロリーのバランスはライトに近いです。
(※フード中の水分を除いた乾物量分析値に基づいた見解です)
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ドゥロイヤルドッグフードの総合評価
ドゥロイヤルドッグフードの原材料の評価
原材料一覧 |
---|
牛肉、鶏肉、豚肉、おから、鮭白子、マッシュポテト、水飴、小麦蛋白、小麦粉、コーンスターチ、米糠、脱脂大豆、卵、植物油、チーズ、ミネラル類(Na、Cl)、酵母(亜鉛、鉄、銅、ヨウ素)、ササ抽出物、乳酸菌、ソルビトール、pH調整剤(乳酸Na、リン酸塩(Na)、DL-リンゴ酸)、グリセリン、リン酸Ca、酸化防止剤(エリソルビン酸Na、V.E)、オリゴ糖、保存料(ソルビン酸K)、乳酸Ca、発色剤(亜硝酸Na) ※アレルギーの原因になりやすい原材料、気がかりな添加物は赤色で記載 |
ここからは、ドゥロイヤルドッグフードの原材料を評価していきます。
(※表は「オリジナル」の原材料一覧です)
動物性原材料が主原料の半生ドッグフード
ドゥロイヤルの特徴としてまず挙げられるのは、動物性原材料が主原料として使われている半生ドッグフードということです。
その一方で、安さをウリにしているドッグフードの多くは、肉・魚といった動物性原材料よりも安く仕入れられる穀物が主原料として使われています。
ただ、口コミ・評判の項目でも触れた通り、犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではなく、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のフードは犬本来の食事内容に配慮されたフードとは言いづらいです。
それに対して、ドゥロイヤルは動物性原材料が主原料かつ全体的に高タンパクな傾向があり、肉食傾向の雑食である犬にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れることができます。
小麦が使われているドッグフード
ドゥロイヤルはどのラインナップにも小麦が使われていますが、穀物の中でも小麦は特にアレルギーの原因になりやすいという問題があります。
また、主原料として使われている牛肉についても肉類の中では最もアレルギーの原因になりやすく、豆類の中でアレルギーの原因になりやすい大豆(おから)も使われています。
それに加えて、牛肉以外の複数の動物性タンパク源が使われていおり、愛犬の体質によってはドゥロイヤルが合わない可能性はあります。
そのほかにも、エリソルビン酸Naや亜硝酸Naといった、必ずしも使う必要のない添加物が使われていることが気になるところです。
ドゥロイヤルドッグフードの成分の評価
成分表 | |
---|---|
粗タンパク質 | 24.0%以上 |
粗脂肪 | 7.0%以上 |
粗繊維 | 2.0%以下 |
粗灰分 | 6.5%以下 |
水分 | 30.0%以下 |
カルシウム | 0.7%以上 |
リン | 0.6%以上 |
ナトリウム | 0.6%以上 |
エネルギー | 290kcal/100g |
原材料の次は、ドゥロイヤルドッグフードの成分を評価していきます。
(※表は「オリジナル」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
ドゥロイヤルのタンパク質は25.7〜30.9%以上、脂質は5.1〜9.0%以上、100gあたりのカロリーは255〜290kcalと、ラインナップによって成分バランスにそれなりの開きがあります。
(※タンパク質と脂質はフード中の水分を除いた乾物量分析値です)
例えば、最も高タンパク・高脂質・高カロリーな「オリジナル」は、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬や、運動量が多い活発な成犬用フードとして向いています。
その一方で、「オリジナル」より脂質とカロリーが控えめな「ライト」と「シニア」は、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成犬や、歳をとって運動量が落ちたシニア犬に配慮してきちんと成分バランスが調整されている印象を受けました。
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ドゥロイヤルドッグフードの総合評価
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
600g(100g×6) | 3,960円 | 2,930円 | 3,400円 |
ドゥロイヤルを販売元のジャンプの公式通販サイトと楽天市場、Amazonでドゥロイヤルの販売状況を調査してみたところ、楽天が最安値という結果になりました!
(※販売状況と販売価格は2023年4月に確認しました)
なお、上記の価格は全て送料を加味した価格ですが、上記の価格よりも安く販売されていたとしても、販売店によっては別途送料が発生する可能性があることには気をつけてください。
それと、ジャンプの公式通販サイトを通して購入する場合、3,300円以上で送料と代引き手数料が無料になります。
ドゥロイヤルドッグフードの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 3.0 |
成分 | 4.5 |
安全性 | 2.0 |
食いつき | 5.0 |
コスパ | 1.0 |
総合評価 | Dランク (S〜Eの6段階評価) |
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
2,930円/600g ※オリジナル ※2023年4月に公式サイト・楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 全年齢対応 (種類により異なる) |
原産国 | 日本 |
販売会社 | 株式会社ジャンプ |
当サイトのドゥロイヤルドッグフードの総合評価はDランクです。
どのラインナップにも動物性原材料が主原料として使われており、全体的に高タンパクな傾向がある半生ドッグフードということは評価できます。
また、原材料の香りや栄養素ができる限り損なわれないように独自製法で調理されていることも魅力ですが、必ずしも使う必要のない添加物が使われていることが気になるところです。
それに加えて、決して安いとは言えない価格の国産ドッグフードなので、現実的に無理なく継続購入できるかどうかということまで考えてお試しすることをおすすめします。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した238種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。