
Nana(ナナ)はドライタイプのオーストラリア産ドッグフードで、メインのタンパク源としてアレルギーの原因になりにくい傾向にある米とラムが使われています。
また、「ハイエナジー」と「レギュラー」、「ライトエナジー」と「スーパーライトエナジー」といった4種類のラインナップがあり、全体的にカロリーが控えめになっています。
今回はそんなNana(ナナ)ドッグフードの口コミ・評判を119件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
そして、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
Nana(ナナ)ドッグフードの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 2.5 |
成分 | 3.5 |
安全性 | 4.5 |
食いつき | 5.0 |
コスパ | 4.0 |
総合評価 | Bランク (S〜Eの6段階評価) |
価格/内容量 | 2,398円/1kg 4,807円/3kg 12,793円/9kg(3kg×3袋) ※2025年2月に楽天で確認 |
対応年齢 | 全年齢対応 (種類により異なる) |
原産国 | オーストラリア |
販売会社 | 株式会社モッピーアンドナナ |
公式サイト | 大切なパートナーに良質なフード、グッズ、サービスを提供するモッピー&ナナ |
当サイトのNana(ナナ)ドッグフードの総合評価はBランクです。
肉・魚ではなく米が主原料として使われていることや、一部内容が不明瞭な原材料表記が見られることは気になるものの、香料・着色料が使われていないことや、小麦不使用のレシピを採用していることは評価できます。
また、通販サイトとSNSで調査してみた限りでは、「食いつきがいい」という内容のレビューも目立ちましたし、比較的手に取りやすい価格で販売されていることも魅力的です。
なお、Nanaドッグフードは全体的にカロリーが控えめな傾向があることから、運動量が少ない成犬や歳をとって活動量が落ちたシニア犬、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある愛犬用としておすすめです。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した248種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。
Nana(ナナ)ドッグフードの悪い口コミ・評判
続いて、Nana(ナナ)ドッグフードの口コミ・評判を見ていきましょう。
まず、悪い口コミ・評判については「値段が高くて気軽に買えない」、「うちの犬には合わなかった」、「食いつきはいまいちだった」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、メインの動物性タンパク源としてラムが使われていることや、穀物も含めたタンパク源の種類が関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 値段が高い(11件)
- うちの犬には合わなかった(5件)
- 食いつきはいまいち(2件)
- 粒が固くて食べづらそう(2件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2025年2月にAmazon、楽天、X、インスタグラムで調査しました。
値段が高い
Nanaドッグフードの悪い口コミ・評判で一番多かったのは、「値段が高い」という内容のレビューです。
参考までに一例を挙げると、”レギュラー”の1kgサイズの100gあたりの値段は約240円ということで、確かにペットショップやホームセンターの店頭でよく見かける市販の激安ドッグフードと比べると高いです。
(※調査時点の販売価格を参考にしています)
もちろん値段が高いのには理由があり、比較的アレルギーの原因になりにくいタンパク源が使われていたり、香料・着色料が使われていない・・・などのこだわりがあります。
ただ、3kgサイズの100gあたりの値段は約160円、9kg(3kg×3袋)の100gあたりの値段は約142円と、容量が多くなるほどグラムあたりの値段が安くなるので、Nanaドッグフードを継続して購入するならまとめ買いした方がお得です。
うちの犬には合わなかった
次に多かったNanaドッグフードの悪い口コミ・評判は、「うちの犬には合わなかった」という内容のレビューで、具体的には「軟便気味になった」、「吐き戻してしまった」という飼い主の声を確認できました。
軟便や吐き戻しの理由として考えられるのは、食物アレルギーや餌の急な切り替えです。
例えば、Nanaドッグフードには【米/コーングルテンミール/エン麦ふすま】といった穀物が使われていますが、体質によっては穀物全般が合わないことがあります。
また、ラムやチキン、ターキーといった特定のタンパク源がアレルギーの原因になることもあるので、食に敏感な愛犬にNanaドッグフードを与えようと考えている場合には、タンパク源の内容にも気を配って購入を検討するといいでしょう。
食いつきはいまいち
そのほかに見つかったNanaドッグフードの悪い口コミ・評判は、「食いつきはいまいち」という内容のレビューです。
この理由として考えられるのは、Nanaドッグフードには人工の香料・調味料が使われていないことで、一般的にはそれらの添加物を使って風味が整えられているドッグフードの方が嗜好性が高い傾向にあります。
このことから、人工の香料・調味料が使われていないドッグフードを食べ慣れていない犬にとっては、Nanaドッグフードの風味にあまり魅力を感じられない可能性はあります。
また、Nanaドッグフードは風味の種類が限定されており、食にこだわりのあるグルメな愛犬の好みに合わせづらいこともデメリットと言えます。
粒が固くて食べづらそう
Nanaドッグフードの悪い口コミ・評判の中には、「粒が固くて食べづらそう」という内容のレビューもありました。
Nanaドッグフードの水分量は8%以下と、一般的なドライタイプのドッグフードよりも水分量がやや少なめで固めの粒になっています。
そのため、場合によっては水やぬるま湯でふやかしてから与える・・・などの工夫が必要になるかもしれません。
ただ、Nanaドッグフードはお口のキレイに配慮してあえて固めに作られており、「愛犬にはドッグフードをよく噛んで食べて欲しい」と考えているなら、固めの粒は逆にメリットになります。
Nana(ナナ)ドッグフードの良い口コミ・評判
Nana(ナナ)ドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのドッグフード」、「うちの犬には合っている」、「安心して与えられるドッグフード」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、ラム・家禽ミール・動物性油脂などの動物性原材料の香りを活かして風味が整えられていることや、比較的アレルギーの原因になりにくいタンパク源が使われていることが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(34件)
- うちの犬には合っている(18件)
- 原材料に安心感がある(16件)
- 成分バランスがいい(14件)
- 粒の大きさがちょうどいい(14件)
- お手頃な値段(3件)
という結果になっています。
食いつきがいい
Nanaドッグフードの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
「食いつきはいまいち」というレビューが2件、「食いつきがいい」というレビューが34件という件数を踏まえても、Nanaドッグフードはたくさんの犬たちに受け入れられている、と捉えてよさそうです。
食いつきのよさを評価する声に偏った理由として考えられるのは、ラム・家禽ミールといった動物性タンパク源に加えて動物性油脂も使われており、それらの香りを活かして風味が整えられていることです。
また、2種類に粒サイズがあることも、食いつきの良し悪しに関係していると考えられます。
(※”ハイエナジー”の粒サイズは1種類です)
うちの犬には合っている
次に多かったNanaドッグフードの口コミ・評判は、「うちの犬には合っている」という内容のレビューです。
この理由として考えられるのは、Nanaドッグフードには比較的アレルギーの原因になりにくいタンパク源が使われていることです。
例えば、安さをウリにしているドッグフードの多くには小麦が使われていますが、穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすい傾向にあります。
また、肉類の中では牛肉がアレルギーの原因になりやすい傾向になりますが、Nanaドッグフードには小麦と牛肉が使われておらず、それらにアレルギーのある愛犬にも与えられます。
原材料に安心感がある
そのほかに見つかったNanaドッグフードの良い口コミ・評判は、「原材料に安心感がある」という内容のレビューです。
まず、Nanaドッグフードには人工の香料・調味料が使われておらず、原材料そのものの香りを活かして風味が整えられていることが安心できる要素と言えるでしょう。
また、見た目をよくするために着色料が使われているドッグフードもありますが、Nanaドッグフードには着色料が使われていないことも安心感に繋がります。
そもそもの問題として、犬は食べ物の見た目ではなく香りで良し悪しを判断しているので、犬目線で考えれば着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はありませんからね。
成分バランスがいい
通販サイトとSNSでNanaドッグフードの口コミ・評判を調査していると、「成分バランスがいい」という内容のレビューも見られました。
これについては、どれも”低カロリー”ということに注目する飼い主の声で、一番高カロリーな”ハイエナジー”でも100gあたりのカロリーは340kcalと、一般的な主食用ドライフードと比べてカロリーが控えめです。
また、一番低カロリーな”スーパーライトエナジー”の100gあたりのカロリーは260kcalとかなり控えめで、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある愛犬用としても向いています。
粒の大きさがちょうどいい
Nanaドッグフードの良い口コミ・評判の中には、「粒の大きさがちょうどいい」という内容のレビューもありました。
“ハイエナジー”を除いたラインナップには小粒と大粒の2サイズがあり、小粒は直径8.5mm以下、大粒は直径13mm以下と、しっかりと粒サイズに差がつけられています。
このことから、(超)小型犬の愛犬などの口の小さな愛犬には小粒を、中型犬・大型犬の愛犬や噛みごたえのあるドライフードが好きな愛犬には大粒を・・・といった選び方ができます。
お手頃な値段
「値段が高い」というレビューとは対照的に、「お手頃な値段」という内容のレビューも確認できました。
悪い口コミ・評判の項目でも触れた通り、激安ドッグフードと比べれば値段は高めではありますが、高級ドッグフードまでを含めて総合的に比較すれば、Nanaドッグフードは手に取りやすい価格帯に収まっています。
また、愛犬に継続してNanaドッグフードを与えるにあたっては、まとめ買い(3kg×3袋)することで1kgサイズを都度買いするよりお得に購入できることも強みです。
Nana(ナナ)ドッグフードの口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | 値段が高い |
うちの犬には合わなかった | |
食いつきはいまいち | |
粒が固くて食べづらそう | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
うちの犬には合っている | |
原材料に安心感がある | |
成分バランスがいい | |
粒の大きさがちょうどいい | |
お手頃な値段 |
Nana(ナナ)ドッグフードの悪い口コミ・評判は「値段が高くて気軽に買えない」、「うちの犬には合わなかった」、「食いつきはいまいちだった」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
その一方で、Nana(ナナ)ドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのドッグフード」、「うちの犬には合っている」、「安心して与えられるドッグフード」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、ラム・家禽ミール・動物性油脂などの動物性原材料の香りを活かして風味が整えられていることや、比較的アレルギーの原因になりにくいタンパク源が使われていることが関係していると考えられます。
Nana(ナナ)ドッグフードの種類
商品名 | 主原料 | 穀物 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|---|
ハイエナジー | 米 | 米、コーングルテンミール、エン麦ふすま | 26% | 12% | 8% | 340kcal |
レギュラー | 米 | 米、コーングルテンミール、エン麦ふすま | 24% | 10% | 8% | 320kcal |
ライトエナジー | 米 | 米、エン麦ふすま、コーングルテンミール | 20% | 7% | 8% | 295kcal |
スーパーライトエナジー | 米 | 米、エン麦ふすま、コーングルテンミール | 20% | 5% | 8% | 260kcal |
Nana(ナナ)ドッグフードのラインナップは「ハイエナジー」、「レギュラー」、「ライトエナジー」、「スーパーライトエナジー」の4種類です。
基本的な原材料の内容はどれも同じで、メインのタンパク源として米とラムが使われていることや、香料・着色料が使われていないこと、小麦不使用のレシピを採用していることは変わりません。
ただ、ラインナップによってタンパク源の割合などが違い、主要な成分バランスにも大きな差が見られます。
また、口コミ・評判の項目でも説明したように、「ハイエナジー」以外のラインナップには”小粒”と”大粒”の2種類の粒サイズがあります。
Nana(ナナ)ドッグフードの原材料の評価
原材料一覧 |
---|
米、ラム、家禽ミール(※1)、コーングルテンミール、動物性油脂、家禽ダイジェスト、菜種油、ひまわり油、魚油、亜麻仁油、大豆油、エン麦ふすま、ビタミン類[レチノール(A)、コレカルシフェロール(D3)、トコフェロール(E)、メナジオン(K)、チアミン(B1)、リボフラビン(B2)、ナイアシン(B3)、パントテン酸(B群)、ピリドキシン(B6)、葉酸、ビオチン(B7)、シアノコバラミン(B12)、コリン、イノシトール(B群)]、ミネラル類[鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン]、フラクトオリゴ糖、ユッカフォーム抽出物、メタリン酸ナトリウム、酸化防止剤[ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸]、増粘安定剤[レシチン]製造用剤[無水ケイ酸] ※チキン、ターキー等 ※内容が不明瞭な原材料は赤色で記載 |
ここからは、Nana(ナナ)ドッグフードの原材料を評価していきます!
(※表は「レギュラー」の原材料一覧です)
主原料として米が使われているドッグフード
Nanaドッグフードの特徴としてまず挙げられるのは、主原料として米が使われていることです。
肉・魚の割合を減らして穀物の割合を増やせばコストを抑えられるものの、穀物の割合が増えれば増えるほど肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容からは遠ざかります。
このことから、「愛犬には肉・魚が贅沢に使われているドライタイプのドッグフードを与えたい」と考えている場合には、Nanaドッグフードは選択肢からは外れます。
ただ、穀物の中でアレルギーの原因になりやすい傾向にある、小麦が使われていないことは評価できます。
メインの動物性タンパク源としてラムを使用
Nanaドッグフードには、メインの動物性タンパク源としてラムが使われていることも特徴です。
ラムは動物性タンパク源の中でもアレルギーの原因になりにくい傾向にあり、そのほかのタンパク源も比較的アレルギーの原因になりにくいものになっています。
その一方で、第二原材料の【家禽ミール】の補足に、【チキン、ターキー“等”】という曖昧な表記が見られることは気になるところです。
香料・着色料などの犬に必要のないものは不使用
口コミ・評判の項目でも説明した通り、Nanaドッグフードには香料・着色料などの犬に必要のないものが使われていません。
また、原材料一覧を見る限りでは人工の酸化防止剤も使われておらず、【ミックストコフェロール・ローズマリー抽出物・クエン酸】といった天然由来の酸化防止剤が使われています。
ただ、【動物性油脂】には具体的に何の動物の油が使われているのかが分からないことと、添加されている酸化防止剤の種類の補足がされておらず、人工ものなのか天然由来のものなのかが分からないことは気になりました。
Nana(ナナ)ドッグフードの成分の評価
成分表 | |
---|---|
たんぱく質 | 24%以上 |
脂質 | 10%以上 |
粗繊維 | 3%以下 |
灰分 | 7.5%以下 |
水分 | 8%以下 |
エネルギー | 320kcal/100g |
原材料の次は、Nana(ナナ)ドッグフードの成分を評価していきます!
(※表は「レギュラー」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
Nanaドッグフードのタンパク質は20〜26%以上、脂質は5〜12%以上、水分は8%以下、カロリーは100gあたり260〜340kcalと、ラインナップによって主要な成分バランスにかなりの開きがあります。
ただ、全体的には低カロリーな傾向があり、室内飼いされていることが多くて運動量が少ない傾向にある日本の飼い犬向け、という捉え方ができます。
その一方で、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬や、運動量が多い活発な成犬用としては、脂質とカロリーには物足りなさを感じます。
また、「ライトエナジー」と「スーパーライトエナジー」については、タンパク質含有量が控えめすぎる印象を受けました。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
1kg | – | – | – |
3kg | – | – | – |
9kg(3kg×3袋) | – | – | – |
Nanaドッグフードの販売元であるモッピー&ナナの公式通販サイトと楽天市場、Amazonで販売状況を調査してみたところ、調査時点では生産が休止していました。
(※販売状況と販売価格は2025年2月に確認しました)
ただ、楽天では欠品前の販売価格を確認できたので、参考までにサイズ別の価格を記載しておくと、1kgサイズは2,398円、3kgサイズは4,807円、9kg(3kg×3袋)は12,793円となっていました。
なお、2025年2月時点では生産再開時期は未定とのことですが、続報があれば公式サイトで通知されるとのことです。
まとめ
Nana(ナナ)ドッグフードにはメインのタンパク源として米とラムが使われており、成分バランスの傾向が違う4種類のドライフードを取り揃えています。
そして、各フードの基本的な原材料の内容は変わらず、小麦不使用のレシピを採用していることや、香料・着色料が使われていないことは共通しています。
ただ、動物性タンパク源が主原料として使われていないことや、原材料一覧に不明瞭な原材料表記が見られることは気になりました。
販売価格については手に取りやすい価格帯に収まっており、「愛犬にはカロリー控えめでコスパのいいドッグフードを与えたい」と考えているなら、Nanaドッグフードは選択肢の一つになるでしょう。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した248種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。