コストコの自社ブランド「カークランド」には大容量サイズのキャットフードもあり、非常に手に取りやすい価格で販売されています。
にもかかわらず、主原料には穀物ではなく肉・魚を使用、グルテンフリーのレシピを採用という条件を満たしており、原材料一覧を見る限りでは人工の着色料も使われていません。
今回はそんなコストコのカークランドキャットフードの口コミ・評判を116件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。
コストコのカークランドキャットフードの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 3.5 |
成分 | 4.0 |
安全性 | 4.5 |
食いつき | 3.5 |
コスパ | 5.0 |
総合評価 | Aランク (S~Eの6段階評価) |
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
3,558円/11.34kg ※チキン・ライス ※2023年5月に公式サイト・楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 全年齢対応 |
原産国 | アメリカ |
販売会社 | コストコホールセールジャパン株式会社 |
当サイトのコストコのカークランドキャットフードの総合評価はAランクです。
チキンミールの品質が不明瞭なことや、香料が使われていることは気になるものの、肉・魚が主原料として使われていることに加えて、グルテンフリーのレシピを採用しているドライタイプのキャットフードということは評価できます。
さらに、大容量サイズで販売されていることもあってか、非常に手に取りやすい価格で販売されていることも魅力的ですし、グレインフリー(穀物不使用)のラインナップがあることも見逃せません。
複数の愛猫たちを多頭飼いしていて、コスパのいいキャットフードを探しているということであれば、コストコのカークランドキャットフードは有力候補の一つになるでしょう。
この記事では、キャットフードを選ぶにあたって押さえておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した73種類のキャットフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいキャットフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のキャットフードを10種類ピックアップしています。
コストコのカークランドキャットフードの悪い口コミ・評判
続いて、コストコのカークランドキャットフードの口コミ・評判を見ていきましょう。
まず、悪い口コミ・評判については「我が家の愛猫の食いつきはいまいち」、「うちの猫には合わなかったみたい」、「小粒だからか食べづらそう」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが目立った理由は、単純にカークランドキャットフードの風味が好みに合わなかったことや、タンパク源の種類が関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきはいまいち(17件)
- うちの猫には合わなかった(4件)
- 小粒で食べづらそう(2件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2023年5月にAmazon、楽天、ツイッター(現X)、インスタグラムで調査を行いました。
食いつきはいまいち
カークランドキャットフードの悪い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきはいまいち」という内容のレビューで、この理由として考えられるのは、単純にカークランドキャットフードの風味が好みに合わなかったことです。
例えば、カークランドキャットフードには”チキン・ライス”と”サーモン・スイートポテト”、”ヘルシーウェイトキャット”という3種類のラインナップがありますが、選んだフードの風味にあまり魅力を感じられなかった可能性が考えられます。
また、メインのタンパク源は鶏肉かサーモンのどちらかなので、様々な風味を取り揃えているブランドと比べると、食にこだわりのあるグルメな愛猫の好みには合わせづらいです。
うちの猫には合わなかった
次に多かったカークランドキャットフードの悪い口コミ・評判は、「うちの猫には合わなかったようで、軟便・下痢気味になった」という内容のレビューでした。
軟便・下痢の理由として考えられるのは、急な餌の切り替えや食物アレルギーです。
カークランドキャットフードには2種類のグルテンフードと1種類のグレインフリーフードがあるものの、猫によってアレルギーの原因は様々です。
例えば、穀物全般にアレルギーのある場合はグルテンフリーフードでは対応できませんし、鶏肉やサーモンといった特定の動物性タンパク源がアレルギーの原因になることもあります。
そのため、食に敏感な愛猫にカークランドキャットフードを与えようと考えている場合には、タンパク源の種類にも注目して購入を検討するといいでしょう。
小粒で食べづらそう
そのほかに見つかったカークランドカークランドの悪い口コミ・評判は、「小粒で食べづらそう」という内容のレビューです。
ただ、風味の好みと同じく粒の大きさの好みも猫それぞれで違い、体が大きくても小粒のドライフードを少しずつ食べるのが好きな場合もあります。
このことから、粒の大きさについての口コミ・評判はそれほど参考にはならない・・・というのが率直な感想です。
コストコのカークランドキャットフードの良い口コミ・評判
コストコのカークランドキャットフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいい」、「お手頃な値段」、「安心して与えられるキャットフード」といった内容のレビューがあり、食いつきのよさとコスパのよさを評価する声が特に多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、カークランドキャットフードは香料を使って風味が整えられていることや、大容量サイズのドライフードということが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(44件)
- お手頃な値段(38件)
- 原材料に安心感がある(6件)
- うちの猫には合っている(5件)
という結果になっています。
食いつきがいい
カークランドキャットフードの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
ただ、「食いつきはいまいち」というレビューが17件、「食いつきがいい」というレビューが44件という件数を踏まえると、カークランドキャットフードの食いつきは高くもなく低くもない平均レベルくらい・・・という印象を受けました。
食いつきに関してメリットを挙げるとすれば、香料を使って風味が整えられていることや、タンパク源の種類・割合が違う3種類のラインナップがあることです。
お手頃な値段
次に多かったカークランドキャットフードの良い口コミ・評判は、「お手頃な値段」という内容のレビューです。
実際、カークランドキャットフードの100gあたりの値段は約32円と、肉・魚がメインかつグルテンフリーのレシピを採用しているドライフードの中では、非常に手に取りやすい値段で販売されています。
(※”チキン・ライス”の調査時点の最安値を参考にしています)
その代わり、1袋11.34kgの大容量サイズで販売されているので、6〜7匹以上の愛猫たちを多頭飼いしている場合におすすめしたいドライフードです。
原材料に安心感がある
そのほかに見つかったカークランドキャットフードの良い口コミ・評判は、「原材料に安心感がある」という内容のレビューです。
カークランドキャットフードくらいの価格帯のドライフードだと、人工の酸化防止剤や着色料が使われているものも珍しくありませんが、カークランドキャットフードの原材料一覧を見る限りでは、それらの添加物は使われていません。
香料が使われていることや、動物性原材料の品質が不明瞭なことは気になるものの、「多頭飼いしていてコスパのいいドライフードを探している」と考えているなら、カークランドキャットフードは有力候補の一つになるでしょう。
うちの猫には合っている
通販サイトとSNSで調査したカークランドキャットフードの口コミ・評判の中には、「うちの猫には合っている」という内容のレビューもありました。
この理由として考えられるのは、カークランドキャットフードには比較的アレルギーの原因になりにくいタンパク源が使われていることです。
例えば、穀物の中では小麦とトウモロコシがアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、カークランドキャットフードはグルテンフリーのレシピを採用しているので、小麦とトウモロコシにアレルギーのある愛猫にも与えられます。
また、”サーモン&スイートポテト”はグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していることから、穀物全般にアレルギーのある愛猫にも対応できます。
コストコのカークランドキャットフードの口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | 食いつきはいまいち |
うちの猫には合わなかった | |
小粒で食べづらそう | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
お手頃な値段 | |
原材料に安心感がある | |
うちの猫には合っている |
コストコのカークランドキャットフードの悪い口コミ・評判は「我が家の愛猫の食いつきはいまいち」、「うちの猫には合わなかったみたい」、「小粒だからか食べづらそう」といった内容のレビューを確認できました。
その一方で、コストコのカークランドキャットフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいい」、「お手頃な値段」、「安心して与えられるキャットフード」といった内容のレビューがあり、食いつきのよさとコスパのよさを評価する声が特に多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、カークランドキャットフードは香料を使って風味が整えられていることや、大容量サイズのドライフードということが関係していると考えられます。
コストコのカークランドキャットフードの種類
商品名 | 主原料 | 穀物 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
対象 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
チキン・ライス | 鶏肉 | 玄米、白米 | 30.0% | 20.0% | 10.0% | 約400kcal | 全年齢 |
サーモン・スイートポテト | サーモンミール | 不使用 | 32.0% | 14.0% | 10.0% | 約333kcal | 全年齢 |
ヘルシーウェイトキャット | チキンミール | 米粉 | 32.0% | 9.0% | 10.0% | 約320kcal | 成猫・シニア猫 |
口コミ・評判の項目でも触れたように、コストコのカークランドキャットフードのラインナップは「チキン・ライス」、「サーモン・スイートポテト」、「ヘルシーウェイトキャット」の3種類です。
「チキン・ライス」は商品名の通り、メインのタンパク源として鶏肉と米が使われており、高脂質かつ高カロリーなドライフードになっています。
「サーモン・スイートポテト」については、サーモンミールが主原料かつグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しており、「チキン・ライス」とは違って脂質とカロリーがやや控えめなドライフードです。
そして、「ヘルシーウェイトキャット」は鶏肉と米が使われている点は「チキン・ライス」と変わりませんが、「サーモン・スイートポテト」以上に脂質とカロリーが控えめなドライフードになっています。
コストコのカークランドキャットフードの原材料の評価
原材料一覧 |
---|
鶏肉、チキンミール、玄米、白米、鶏脂、香料、フラックシード、サーモンオイル、塩化カリウム、DL-メチオニン、塩化コリン、タウリン、乾燥チコリールート、乾燥ラクトバチルス プランタルム、乾燥バチルス サブチルス、乾燥ラクトバチルス アシドフィルス、乾燥エンテロコッカス フェシウム、乾燥ビフィドバクテリウム アニマリス、亜鉛たんぱく化合物、銅たんぱく化合物、硫酸亜鉛、硫酸マンガン、硫酸銅、ビタミンB1,ビタミンAサプリメント、ビオチン、ヨウ化カリウム、パントテン酸カルシウム、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12サプリメント、亜セレン酸ナトリウム、ビタミンDサプリメント、葉酸、酸化防止剤(ミックストコフェロール)、乳酸菌 ※品質が不明瞭な原材料、気がかりな添加物は赤色で記載 |
ここからは、コストコのカークランドキャットフードの原材料を評価していきます!
(※表は「チキン・ライス」の原材料一覧です)
肉・魚が主原料かつグルテンフリーのレシピを採用
カークランドキャットフードの原材料の特徴としてまず挙げられるのは、主原料として肉・魚が使われていることです。
対照的に、安さをウリにしているキャットフードのほとんどには穀物が主原料として使われていますが、穀物の割合が多いキャットフードは肉食動物の猫本来の食事内容に配慮されているとは言いづらいです。
また、全てのラインナップがグルテンフリーのレシピを採用していることと、「サーモン&スイートポテト」はグレインフリーのレシピを採用していることも見逃せません。
それに加えて、「チキン・ライス」は動物性タンパク源が鶏だけに、「サーモン・スイートポテト」は魚だけに、「ヘルシーウェイトキャット」は鶏と魚に限定されているので、食に敏感な愛猫にも対応しやすいです。
品質が不明瞭な原材料と香料を使用
カークランドキャットフードの原材料一覧を見て気になったのは、“チキンミール”という動物性原材料です。
公式サイトを見る限りでは、チキンミールを含めた動物性原材料の品質についての補足はされていませんでした。
また、香料を使って風味が整えられていることも気になるところです。
ただ、非常に手に取りやすい価格で販売されていることを踏まえると、これらの要素を差し引いても【品質と価格のバランスが取れたコスパのいいキャットフード】と言っていいでしょう。
コストコのカークランドキャットフードの成分の評価
成分表 | |
---|---|
粗タンパク質 | 30.0%以上 |
粗脂質 | 20.0%以上 |
粗繊維 | 3.0%以下 |
粗灰分 | 8.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
マグネシウム | 0.1%以下 |
タウリン | 0.1%以上 |
オメガ6脂肪酸 | 3.3%以上 |
オメガ3脂肪酸 | 0.5%以上 |
エネルギー | 約400kcal/100g |
原材料の次は、コストコのカークランドキャットフードの成分を評価していきます!
(※表は「チキン・ライス」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
カークランドキャットフードのタンパク質は30.0〜32.0%以上、脂質は9.0〜20.0%以上、水分は10.0%以下、カロリーは100gあたり320〜400kcalと、ラインナップによって主要な成分バランスに差があります。
特に、脂質とカロリーの数値に大きな差があり、高脂質・高カロリーな「チキン・ライス」は育ち盛りの子猫や活発な成猫、少食の成猫向けと捉えることができます。
対照的に、脂質とカロリーが控えめな「ヘルシーウェイトキャット」は、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成猫の主食として向いています。
ただ、タンパク質含有量については、全体的に若干の物足りなさを感じました。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
11.34kg | 3,588円 | 5,698円 | 5,790円 |
コストコの公式サイトと楽天市場、Amazonでカークランドキャットフード「チキン・ライス」の販売状況を調査してみたところ、公式サイトが最安値という結果になりました!
(※販売状況と販売価格は2023年5月に確認しました)
ただ、通販よりも店頭の方が安く販売されているので、普段からよくコストコを利用しているなら通販ではなく、店頭で直接購入するのがおすすめです。
店頭で購入するにあたってのデメリットを挙げるとすれば、最寄りの店舗で必ずしも全種類のキャットフードが販売されているとは限らず、タイミングによっては品切れになっている可能性もあることです。
まとめ
コストコのカークランドキャットフードは大容量サイズのドライフードで、非常に手に取りやすい価格で販売されていることが大きな魅力と言えます。
チキンミールの品質が不明瞭なことや、香料が使われていることは気になるものの、肉・魚が主原料、人工の酸化防止剤・着色料不使用という条件は満たしていますし、グルテンフリーのレシピを採用していることも特徴です。
また、グレインフリー(穀物不使用)のラインナップがあることも評価できます。
6〜7匹以上の愛猫たちを多頭飼いしており、「品質と価格のバランスが取れたコスパのいいキャットフードを与えたい」と考えているなら、カークランドキャットフードをお試ししてみる価値はあるでしょう。
この記事では、キャットフードを選ぶにあたって押さえておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した73種類のキャットフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいキャットフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のキャットフードを10種類ピックアップしています。