主原料として生肉or生魚が使われていることに加えて、グルテンフリーのレシピを採用している、カインズのドッグフードの「スマイリア ぜいたく素材ごはん」。
また、カインズが自社一貫体制で生産していることから、これらの条件を満たしたドッグフードの中では、比較的手に取りやすい価格で販売されています。
今回は、そんなカインズのぜいたく素材ごはんの口コミ・評判を21件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
そして、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
カインズのぜいたく素材ごはんの総合評価
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 原材料 | |
| 成分 | |
| 安全性 | |
| 食いつき | ※レビューが少ないため未評価 |
| コスパ | |
| 総合評価 | Aランク (S~Eの6段階評価) |
| 価格/内容量 | 398円/200g 1,780円/1kg 3,980円/3kg ※2025年11月に公式サイト・Amazonで確認 |
| 対応年齢 | 成犬以上 |
| 原産国 | タイ |
| 販売会社 | 株式会社カインズ |
当サイトのカインズのぜいたく素材ごはんの総合評価はAランクです。
一部品質・内容が不明瞭な原材料表記がされていることは気になるものの、主原料として生肉or生魚が使われており、高タンパクなドライタイプのドッグフードになっていることは評価できます。
また、人工の香料・着色料も使われていませんし、人用の食品が製造されている工場で食品の管理方法を使って作られており、安全性にはきちんと配慮されている印象を受けました。
そして、手に取りやすい価格で販売されていることも嬉しいポイントですが、ぜいたく素材ごはんには子犬向けラインナップはないので、子犬用フードを探しているということであれば、選択肢からは外れます。
カインズのぜいたく素材ごはんの悪い口コミ・評判

続いて、カインズのぜいたく素材ごはんの口コミ・評判を見ていきましょう!
当サイトではAmazon、楽天、X、インスタグラムで口コミ・評判を調査していますが、ぜいたく素材ごはんは楽天では販売されておらず、比較的新しいドッグフードということもあってか、調査時点で確認できた口コミ・評判は少なかったです。
そんな状況の中、3件ほど悪い口コミ・評判が見つかり、どれも「食いつきはいまいち」という内容のレビューでした。
食いつきはいまいち
ぜいたく素材ごはんの食いつきがいまいちだった理由として考えられるのは、人工の香料や調味料が使われておらず、原材料そのもの香りが活かされたドッグフードということです。
このことから、人工の香料や調味料が使われているドッグフードを食べ慣れている犬には、ぜいたく素材ごはんの風味にあまり魅力を感じられない可能性はあります。
また、餌の切り替えはじめの頃は警戒して食べてくれないこともありますし、単純に風味が好みに合わなかった可能性も考えられます。
ただ、ぜいたく素材ごはんには”鶏肉ベース”、”牛肉ベース”、”魚(サーモン)ベース”の3種類のラインナップがあるので、風味が限定されたドッグフードに比べれば、食の好みには合わせやすいです。
カインズのぜいたく素材ごはんの良い口コミ・評判

カインズのぜいたく素材ごはんの良い口コミ・評判は、「食いつきがいいお気に入りのフード」、「安心して与えられるドッグフード」、「値段がお手頃なのがいい」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、良質な生肉or生魚が主原料として使われていることや、大手ホームセンターカインズが手掛けるプレミアムドッグフード、ということが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(10件)
- 原材料に安心感がある(3件)
- お手頃な値段(3件)
- うちの犬には合っている(2件)
という結果になっています。
食いつきがいい
ぜいたく素材ごはんの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
と言っても、調査したレビュー総数が21件と少ないこともあり、食いつきの良し悪しに関する口コミ・評判はあまり参考にならない・・・というのが率直な感想です。
食いつきに関してのメリットを挙げるとすれば、生肉or生肉が主原料として使われていることに加えて、加熱加工の直前に生肉・生魚を入れることで、原材料そのものの旨味や風味が活かされていることです。
また、悪い口コミ・評判の項目でも説明した通り、3種類のラインナップを取り揃えており、食の好みに合わせて選べることも関係していると考えられます。
原材料に安心感がある
そのほかに見つかったぜいたく素材ごはんの良い口コミ・評判は、「原材料に安心感がある」という内容のレビューでした。
ここまでに何度も触れているように、ぜいたく素材ごはんには良質な生肉or生魚が主原料として使われていることが、安心できる要素と言えるでしょう。
そして、人工の香料・調味料が使われていないことや、着色料が使われていないことも安心感に繋がります。
そもそもの問題として、犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬の立場になって考えてみれば、着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はありませんからね。
また、カインズのプレミアムドッグフードということに安心感を持ち、ぜいたく素材ごはんを購入している飼い主の声も見られました。
お手頃な値段
ぜいたく素材ごはんの良い口コミ・評判の中には、「お手頃な値段」という内容のレビューもありました。
参考までに一例を挙げると、1kgサイズの100gあたりの値段は約178円ということで、生肉or生魚が主原料、人工の香料・着色料不使用、グルテンフリーという条件を満たしたドライフードの中では、かなり手に取りやすい価格で販売されています。
もちろん、値段が高くなるにつれて動物性原材料の割合が増えたり、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用している、などのこだわりが増える傾向はあります。
ただ、「愛犬には品質と価格のバランスが取れた、コスパのいいドッグフードを与えたい」と考えているなら、ぜいたく素材ごはんは有力候補の一つになるでしょう。
うちの犬には合っている
ぜいたく素材ごはんの口コミ・評判を調査していると、「うちの犬には合っている」という内容のレビューも確認できました。
この理由として考えられるのは、ぜいたく素材ごはんは生肉or生魚が主原料かつ、グルテンフリーのレシピを採用していることです。
その一方で、安さをウリにしているドッグフードの多くには、肉・魚よりも安く仕入れられる穀物が主原料として使われています。
ただ、肉食動物の雑食である犬は、穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではなく、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のドッグフードは、下痢や吐き戻し、涙やけの原因になりえます。
また、穀物の中でも小麦は特にアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、ぜいたく素材ごはんには小麦が使われていないので、小麦アレルギーの愛犬にも与えられます。
カインズのぜいたく素材ごはんの口コミ・評判まとめ
| 項目 | 口コミ内容 |
|---|---|
| 悪い口コミ | 食いつきはいまいち |
| 良い口コミ | 食いつきがいい |
| 原材料に安心感がある | |
| お手頃な値段 | |
| うちの犬には合っている |
カインズのぜいたく素材ごはんの悪い口コミ・評判は、「食いつきはいまいち」という内容のレビューを確認できました。
その一方で、カインズのぜいたく素材ごはんの良い口コミ・評判は、「食いつきがいいお気に入りのフード」、「安心して与えられるドッグフード」、「値段がお手頃なのがいい」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、良質な生肉or生魚が主原料として使われていることや、大手ホームセンターカインズが手掛けるプレミアムドッグフード、ということが関係していると考えられます。
カインズのぜいたく素材ごはんの種類

| 商品名 | 主原料 | 穀物 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 鶏肉と玄米のぜいたく素材ごはん | 鶏生肉 | 玄米、ジャスミン米 | 27.0% | 12.0% | 10.0% | 373kcal |
| 牛肉と玄米のぜいたく素材ごはん | 牛生肉 | 玄米、ジャスミン米 | 27.0% | 12.0% | 10.0% | 377kcal |
| サーモンと玄米のぜいたく素材ごはん | サーモン | 玄米、ジャスミン米 | 26.5% | 11.5% | 10.0% | 375kcal |
カインズのぜいたく素材ごはんのラインナップは表の通りで、動物性原材料を除いた原材料の内容や、成分バランスの傾向はほとんど変わりません。
このことから、単純に愛犬の食の好みやアレルギーに配慮して、いずれかのラインナップを選ぶのがいいでしょう。
なお、「鶏肉と玄米のぜいたく素材ごはん」には動物性タンパク源として鶏・魚が、「牛肉と玄米のぜいたく素材ごはん」には牛・魚が、「サーモンと玄米のぜいたく素材ごはん」には魚が使われています。
それと、どれも成犬以上を対象にした主食用ドライフードで、子犬向けラインナップはありません。
カインズのぜいたく素材ごはんの原材料の評価

※アレルギーの原因になりやすい原材料、品質・内容が不明瞭な原材料は赤色で記載
ここからは、カインズのぜいたく素材ごはんの原材料を評価していきます!
(※上記は「鶏肉と玄米のぜいたく素材ごはん」の原材料一覧です)
主原料として良質な生肉or生魚を使用
ぜいたく素材ごはんの特徴としてまず挙げられるのは、主原料として人が食べられる生肉or生魚が使われていることです。
そして、食品製造を手掛ける工場で、食品の管理方法を用いて製造されています。
さらに、原材料の受け入れから出荷までの管理状況を把握できる、トレーサビリティシステムも導入されており、品質面・安全性ともにこだわりを感じられます。
その一方で、「鶏肉と玄米のぜいたく素材ごはん」に使われているチキンミールと、「牛肉と玄米のぜいたく素材ごはん」に使われているビーフミールの、品質面についての補足がされていないことは気になりました。
グルテンフリーのレシピを採用
口コミ・評判の項目でも触れた通り、穀物の中でも小麦はアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、ぜいたく素材ごはんはグルテンフリーのレシピを採用しているので、小麦アレルギーの愛犬にも与えられます。
玄米・ジャスミン米が使われていることから、グルテンフリー(穀物不使用)ではありませんが、米はアレルギーの原因になりにくいタンパク源なので、穀物が使われているからといって気にしすぎる必要はないでしょう。
ただ、豆類の中でアレルギーの原因になりやすい傾向にある大豆が使われているので、大豆アレルギーの愛犬に与えるのは避けてください。
人工の香料や着色料は不使用
ぜいたく素材ごはんには人工の香料が使われておらず、原材料そのものの香りを活かされていることも評価できます。
そして、色味をつけるための着色料も使われておらず、人間ではなく犬目線で作られているドッグフード、という捉え方ができますね。
ただ、原材料一覧を見ていくと“酸化防止剤”という記載があり、具体的にどんな種類の酸化防止剤が使われているのかが分からないことは、気になるところです。
カインズのぜいたく素材ごはんの成分の評価
| 成分表 | |
|---|---|
| タンパク質 | 27.0%以上 |
| 脂質 | 12.0%以上 |
| 粗繊維 | 4.0%以下 |
| 灰分 | 9.5%以下 |
| 水分 | 10.0%以下 |
| エネルギー | 373kcal/100g |
原材料の次は、カインズのぜいたく素材ごはんの成分を評価していきます!
(※表は「鶏肉と玄米のぜいたく素材ごはん」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
ぜいたく素材ごはんのタンパク質は26.5~27.0%以上、脂質は11.5~12.0%以上、水分は10.0%以下、カロリーは100gあたり373~377kcalと、ラインナップによって主要な成分バランスに多少の差があります。
全体的な傾向としては、高タンパクで脂質は標準的な範囲に、カロリーについては標準的~やや高めといったところで、適度に運動をする小型犬の成犬向け、という捉え方ができます。
ただ、歳をとって活動量が落ちたシニア犬用としては、カロリーが高めな印象を受けました。
また、ぜいたく素材ごはんには子犬向けのラインナップはないので、育ち盛りの子犬用フードを探している場合には、必然的に選択肢からは外れます。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査

| 内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
|---|---|---|---|
| 200g | 398円 | – | 398円 |
| 1kg | 1,780円 | – | 1,780円 |
| 3kg | 3,980円 | – | 3,980円 |
カインズの公式通販サイトと楽天市場、Amazonでぜいたく素材ごはんの販売状況を調査してみたところ、楽天ではぜいたく素材ごはんの取り扱いはありませんでした。
(※販売状況と販売価格は2025年11月に確認しました)
そして、公式通販サイトとAmazonの販売価格は変わらず、という結果になりました!
なお、公式通販サイトの基本送料無料ラインは5,000円以上となっており、注文金額が1,999円までなら1,000円の、2,000~4,999円までなら500円の基本送料が発生します。
また、北海道・沖縄・離島の場合は、地域送料が別途発生します。
まとめ
カインズのぜいたく素材ごはんには、主原料として生肉or生肉が使われていることに加えて、グルテンフリーのレシピを採用しており、香料・着色料は使われていません。
そして、これらの条件を満たしたドッグフードの中では、比較的手に取りやすい価格で販売されていることが魅力と言えます。
その一方で、一部品質・内容が不明瞭な原材料表記がされていることは気になるものの、原材料の受け入れから出荷までの管理状況を把握できる、トレーサビリティシステムが導入されていることは評価できます。
「愛犬には品質と価格のバランスが取れた、コスパのいいドッグフードを与えたい」と考えているなら、ぜいたく素材ごはんは選択肢の一つになるでしょう。

