ペットショップ「クーアンドリク」やAmazon、楽天市場といった通販サイトで販売されているイタリア産キャットフードのELMO(エルモ)。
エルモには【プロフェッショナーレ】と【ビーワイルド】というタンパク源の内容が違う2つのシリーズがあり、ほぼ全てのラインナップに主原料として肉・魚が使われています。
今回はそんなELMO(エルモ)キャットフードの口コミ・評判を87件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。
ELMO(エルモ)キャットフードの総合評価
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 原材料 | |
| 成分 | |
| 安全性 | |
| 食いつき | |
| コスパ | |
| 総合評価 | Bランク (S〜Eの6段階評価) |
| 価格/内容量 | 1,481円/400g 5,157円/2kg ※「プロフェッショナーレ グローアップ」 ※2025年10月に楽天・Amazonで確認 |
| 対応年齢 | 全年齢対応 (種類により異なる) |
| 原産国 | イタリア |
| 販売会社 | 株式会社ATSU.Trading |
| 公式サイト | プレミアムペットフード”ELMO” |
当サイトのELMO(エルモ)キャットフードの総合評価はBランクです。
全体的に高カロリーな傾向にあることや、一部のキャットフードのタンパク質含有量に物足りなさを感じるものの、ほぼ全てのラインナップに肉・魚が主原料として使われており、グルテンフリーorグルテンフリーのキャットフードを取り揃えていることは魅力的です。
また、ラインナップによって動物性タンパク源の種類にも違いがあり、食の好みや体質に配慮して選べることも強みと言えます。
それに加えて、人工着色料・人工保存料が使われていないことも評価できます。
ELMO(エルモ)キャットフードの悪い口コミ・評判

続いて、ELMO(エルモ)キャットフードの口コミ・評判を見ていきましょう!
まず、悪い口コミ・評判については「期待していたけど食いつきはいまいち」、「値段が高くて続けられない」、「うちの猫には合わなかった」といった内容のレビューがあり、その中でも食いつきの悪さを指摘するレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、単純に選んだキャットフードが食の好みに合わなかったことや、素材の香りを活かして風味が整えられていることが関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきはいまいち(19件)
- 値段が高い(5件)
- うちの猫には合わなかった(4件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2024年5月にAmazon、楽天、X、インスタグラムで調査しました。
食いつきはいまいち
エルモキャットフードの悪い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきはいまいち」という内容のレビューでした。
この理由としてまず考えられるのは、単純に選んだキャットフードの風味が好みに合わなかったことです。
例えば、【プロフェッショナーレ】というシリーズのキャットフードはメインの動物性タンパク源として鶏肉が使われているので、鶏肉ベースのドライフードが苦手な愛猫には合わせづらいです。
また、原材料一覧を見る限りでは人工の香料が使われていませんが、人工の香料が使われているキャットフードを食べ慣れている猫にとっては、エルモキャットフードの風味にあまり魅力を感じられない可能性はあります。
値段が高い
そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「エルモキャットフードは値段が高い」という内容のレビューです。
参考までに一例を挙げると、”プロフェッショナーレ グローアップ”の100gあたりの値段は約258円ということで、確かに店頭のペットフードコーナーでよく見かける市販の激安キャットフードと比べると値段は高いです。
(※2kgサイズの調査時点の販売価格を参考にしています)
ただ、激安キャットフードだけでなく高級キャットフードまでを含めて値段を比較すれば、エルモキャットフードは平均的な価格帯と言えます。
と言っても、愛猫の月々の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質面・安全性に気を配りつつも、無理なく購入できる価格帯のキャットフードの中から選ぶことをおすすめしています。
うちの猫には合わなかった
通販サイトとSNSで調査したエルモキャットフードの口コミ・評判の中には、「うちの猫には合わなかった」という内容のレビューもありました。
具体的には「軟便・下痢気味になった」という声や、「吐き戻しが増えた」という声で、これらの理由としては餌の急な切り替えや、食物アレルギーが関係していると考えられます。
例えば、【プロフェッショナーレ】にはトウモロコシが使われていますが、穀物の中でもトウモロコシはアレルギーの原因になりやすい傾向にあります。
また、特定の動物性タンパク源やイモ類・豆類が体質に合わないこともあるので、食に敏感な愛猫にエルモキャットフードを与えようと考えている場合には、ラインナップ別のタンパク源の種類にも注目しておくといいでしょう。
ELMO(エルモ)キャットフードの良い口コミ・評判

ELMO(エルモ)キャットフードの良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「うちの猫には合っているみたい」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、ほぼ全てのラインナップに肉・魚が主原料として使われていることや、タンパク源の種類が関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(42件)
- うちの猫には合っている(17件)
という結果になっています。
食いつきがいい
エルモキャットフードの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
ただ、「食いつきはいまいち」というレビューが19件、「食いつきがいい」というレビューが42件という件数を踏まえると、エルモキャットフードの食いつきは高くもなく低くもない平均レベル・・・という印象を受けました。
食いつきについてメリットを挙げるとするなら、ほぼ全てのラインナップに肉・魚が主原料として使われており、素材そのものの香りを活かして風味が整えられていることです。
また、【ビーワイルド】というシリーズはタンパク源が違うラインナップを取り揃えているので、食にこだわりのあるグルメな愛猫の好みにも合わせやすくなっています。
うちの猫には合っている
そのほかに見つかったエルモキャットフードの良い口コミ・評判は、「うちの猫には合っている」という内容のレビューです。
この理由としてまず考えられるのは、先ほどの項目でも触れたように、エルモキャットフードはほぼ全てののラインナップに肉・魚が主原料として使われていることです。
その一方で、安さをウリにしている多くのキャットフードには穀物が主原料として使われていますが、肉食動物の猫は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではなく、穀物の割合が多いキャットフードは下痢や吐き戻しの原因になりえます。
また、【ビーワイルド】にはグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用した2種類のキャットフードがあるので、小麦やトウモロコシはもちろん、穀物全般にアレルギーのある愛猫にも与えられます。
ELMO(エルモ)キャットフードの口コミ・評判まとめ
| 項目 | 口コミ内容 |
|---|---|
| 悪い口コミ | 食いつきはいまいち |
| 値段が高い | |
| うちの猫には合わなかった | |
| 良い口コミ | 食いつきがいい |
| うちの猫には合っている |
エルモキャットフードの悪い口コミ・評判は「期待していたけど食いつきはいまいち」、「値段が高くて続けられない」、「うちの猫には合わなかった」といった内容のレビューがあり、その中でも食いつきの悪さを指摘するレビューが多い傾向にありました。
その一方で、エルモキャットフードの良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「うちの猫には合っているみたい」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、ほぼ全てのラインナップに肉・魚が主原料として使われていることや、タンパク源の種類が関係していると考えられます。
ELMO(エルモ)キャットフードの種類

ここまでに何度か触れた通り、ELMO(エルモ)キャットフードには【Professionale(プロフェッショナーレ)】、【BWild(ビーワイルド)】といった2つのシリーズがあります。
Professionale(プロフェッショナーレ)
| 商品名 | 主原料 | 穀物 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| グローアップ | 鶏肉 | 米、トウモロコシ | 34% | 20% | 5.5% | 422kcal |
| インドア | 鶏肉 | 米、トウモロコシ | 29% | 12% | 5.5% | 384kcal |
| ユリナリーケア | 米 | 米、トウモロコシ、オーツ麦 | 31% | 16% | 5.5% | 410kcal |
| ヘアボールケア | 鶏肉 | トウモロコシ、米 | 31% | 16% | 5.5% | 400kcal |
プロフェッショナーレのラインナップは4種類で、「グローアップ」は1歳未満の子猫向けドライフードに、それ以外は1歳以上向けドライフードになっています。
そして、「ユリナリーケア」には米が主原料として使われていますが、どのフードもメインの動物性タンパク源として鶏肉が使われていることは変わりません。
また、米とトウモロコシが使われていることも共通しているほか、全体的に高カロリーな傾向があります。
BWild(ビーワイルド)
| 商品名 | 主原料 | 穀物 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| グローアップ ガチョウ | ガチョウ肉 | オーツ麦 | 34% | 17% | 5.5% | 405kcal |
| サーモンwithエンドウ豆 | サーモン | 不使用 | 34% | 14% | 5.5% | 405.8kcal |
| 体重管理(去勢・避妊)ツナwithエンドウ豆 | マグロ | 不使用 | 33% | 11% | 5.5% | 375.5kcal |
| 野ウサギ | 野ウサギ肉 | 米、オーツ麦 | 35% | 18% | 5.5% | 415kcal |
| アンチョビ | アンチョビ | 米、オーツ麦 | 34% | 17% | 5.5% | 410.5kcal |
ビーワイルドのラインナップは5種類で、「グローアップ ガチョウ」が1歳未満の子猫向けドライフードに、それ以外が1歳以上向けのドライフードになっています。
そして、どのラインナップにも肉・魚が主原料として使われており、「グローアップ ガチョウ」と「野ウサギ」、「アンチョビ」の3種類はグレインフリーのレシピを、そのほかの2種類はグルテンフリーのレシピを採用しています。
全体的に高カロリーな傾向があることは、プロフェッショナーレと変わりません。
なお、以下の記事ではビーワイルドを掘り下げて解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
ELMO(エルモ)キャットフードの原材料の評価

※アレルギーの原因になりやすい原材料、内容が不明瞭な原材料は赤色で記載
ここからは、ELMO(エルモ)キャットフードの原材料を評価していきます!
(※上記は「プロフェッショナーレ グローアップ」の原材料一覧です)
ほぼ全てのラインナップに肉・魚を主原料として使用
エルモキャットフードの特徴としてまず挙げられるのは、ほぼ全てのラインナップに肉・魚が主原料として使われていることです。
また、【ビーワイルド】については、公式サイトに”動物性由来成分が65%”と補足されていることに好感を持てます。
それに加えて、人工着色料・人工保存料は使われておらず、FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)とEUの厳しい品質基準をクリアしており、肉食動物の猫本来の食事内容に配慮しつつ、品質面・安全性にもこだわりを持って作られている印象を受けました。
グレインフリーのラインナップもあり
【プロフェッショナーレ】にはトウモロコシが使われている一方で、【ビーワイルド】はトウモロコシ不使用かつグルテンフリーorグレインフリーのレシピを採用していることも評価できます。
また、ラインナップによってタンパク源の種類が違うことから、食に敏感な猫たちにも幅広く対応しやすいです。
エルモキャットフードの原材料であえて気になる点を挙げるとすれば、“タンパク加水分解物”の製造工程の説明がないことくらいです。
ELMO(エルモ)キャットフードの成分の評価
| 成分表 | |
|---|---|
| 粗タンパク質 | 34%以上 |
| 粗脂質 | 20%以上 |
| 粗繊維 | 2.5%以下 |
| 粗灰分 | 6.5%以下 |
| 水分 | 5.5%以下 |
| カルシウム | 1.5%以上 |
| リン | 1.1%以上 |
| オメガ6脂肪酸 | 4.8%以上 |
| オメガ3脂肪酸 | 0.5%以上 |
| エネルギー | 422kcal/100g |
原材料の次は、ELMO(エルモ)キャットフードの成分を評価していきます!
(※表は「プロフェッショナーレ グローアップ」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
エルモキャットフードのタンパク質は29〜35%以上、脂質は11〜20%以上、水分は5.5%以下、カロリーは100gあたり375.5〜422kcalと、ラインナップによって主要な成分バランスにそれなりの開きがあります。
全体的には高カロリーなキャットフードが多く、運動量が多い活発な愛猫や少食の愛猫向け・・・と捉えることができます。
その一方で、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある愛猫用フードとしてのおすすめ度は下がります。
また、「インドア」などの一部のラインナップに関しては、タンパク質含有量に物足りなさを感じました。
ELMO(エルモ)キャットフードの給餌量
| 体重 | 1〜3ヶ月齢 | 4〜6ヶ月齢 | 7〜12ヶ月齢 |
|---|---|---|---|
| 0.5kg | 30g | – | – |
| 1kg | 50g | 40g | – |
| 1.5kg | 65g | 55g | 45g |
| 2kg | 85g | 70g | 55g |
| 2.5kg | – | 80g | 65g |
| 3kg | – | 90g | 75g |
| 3.5kg | – | 105g | 85g |
| 4kg | – | – | 90g |
| 4.5kg | – | – | 100g |
| 5kg | – | – | 110g |
ELMO(エルモ)キャットフード「プロフェッショナーレ グローアップ」の1日あたりの給餌量の目安は表の通りです。
そのほかのラインナップも公式サイトやパッケージに給餌量の目安が掲載されていますが、どれに関してもあくまで“目安”でしかありません。
実際には体質や飼育環境によって適量が変わってくるので、愛猫の体重や便の固さを確認しながら給餌量を調整するようにしましょう。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査

| 内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
|---|---|---|---|
| 400g | – | 1,481円 | 1,481円 |
| 2kg | – | 5,157円 | 5,157円 |
ELMO(エルモ)の公式サイトと楽天市場、Amazonでキャットフード「プロフェッショナーレ グローアップ」の販売状況を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入することはできませんでした。
(※販売状況と販売価格は2025年10月に確認しました)
そして、400g・2kgの2サイズともに楽天とAmazonの最安値は変わらず、という結果になりました!
エルモキャットフードは取扱店が少ないので、購入するなら販売状況をあわせて確認できる通販サイトを利用するのがお手軽です。
まとめ
ELMO(エルモ)キャットフードは、ほぼ全てのラインナップに肉・魚が主原料として使われていることに加えて、グルテンフリーorグレインフリーのレシピを採用しています。
また、人工着色料・人工保存料などの猫に必要のないものは使われておらず、FEDIAFとEUの厳しい品質基準をクリアしており、品質面・安全性ともにきちんと配慮されている印象を受けました。
エルモキャットフードは全体的に高カロリーなラインナップが多いので、運動量が多い活発な成猫や少食の成猫用としておすすめです。
販売価格については平均的な範囲に収まっていますし、「愛猫には品質と価格のバランスが取れたキャットフードを与えたい」と考えているなら、エルモキャットフードは候補の一つになるでしょう。



