ペットラインが製造・販売しているドッグビット・フィールドは、運動量が多い活発な犬向けに作られている大容量サイズのドッグフードです。
主原料として穀物が使われているものの、原材料一覧を見る限りは人工の酸化防止剤や着色料は使われておらず、何より非常に手に取りやすい価格で販売されているのが魅力です。
今回はそんなドッグビット・フィールドの口コミ・評判を102件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
ドッグビット・フィールドの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 1.5 |
成分 | 3.0 |
安全性 | 4.5 |
食いつき | 5.0 |
コスパ | 5.0 |
総合評価 | Bランク (S〜Eの6段階評価) |
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
3,058円/10kg ※2023年6月に楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 全年齢対応 |
原産国 | 日本 |
販売会社 | ペットライン株式会社 |
当サイトのドッグビット・フィールドの総合評価はBランクです。
大容量サイズのドライタイプのドッグフードということもあってか、非常に手に取りやすい価格で販売されており、人工の酸化防止剤・香料・着色料が使われていないことは評価できます。
また、通販サイトで調査して見た限りでは、食いつきのよさを評価する飼い主の声も目立ちました。
その一方で、肉・魚ではなく穀物が主原料として使われていることや、“〜等”や“動物性油脂”という曖昧な原材料表記が見られること、動物性原材料の品質が不明瞭なことは気になりました。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した238種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。
ドッグビット・フィールドの悪い口コミ・評判
続いて、ドッグビット・フィールドの口コミ・評判を見ていきましょう。
まず、悪い口コミ・評判については「大粒で食べづらそう」、「うちの犬には合わなかった」、「食いつきはいまいち」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、ドッグビット・フィールドは中型犬・大型犬向けに作られているドライフードということや、原材料として使われているタンパク源の種類が関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 大粒で食べづらそう(6件)
- うちの犬には合わなかった(5件)
- 食いつきはいまいち(4件)
- 原材料の内容が気がかり(2件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2023年1月にAmazonと楽天で調査し、2024年4月にXで追加調査を行いました。
大粒で食べづらそう
ドッグビット・フィールドの悪い口コミ・評判の一つとして確認できたのは、「大粒で食べづらそう」という内容のレビューです。
実際、ドッグビット・フィールドは運動量が多い活発な中型犬・大型犬向けに作られていることもあり、大粒タイプのドッグフードになっています。
そのため、大粒のドライフードを食べ慣れていない愛犬には、ぬるま湯でふやかしてから与えるなどの工夫が必要になるかもしれません。
うちの犬には合わなかった
そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「うちの犬には合わなかったようで、軟便気味になった」という内容のレビューです。
軟便の理由として考えられるのは、餌の急な切り替えや食物アレルギーです。
例えば、ドッグビット・フィールドには穀物(とうもろこし、菓子粉、コーングルテンミール、コーングルテンフィード)が主原料として使われていますが、これらのタンパク源がアレルギーの原因になることがあります。
また、チキンミールや大豆など、特定の肉類や豆類がアレルギーの原因になることもあるので、食に敏感な愛犬にドッグビット・フィールドを与えようと考えているなら、タンパク源の種類に注目して購入を検討するといいでしょう。
食いつきはいまいち
悪い口コミ・評判の中には、「食いつきはいまいち」という内容のレビューもありました。
ドッグビット・フィールドを食べない理由としてまず考えられるのは、人工の香料が使われていないことです。
一般的には人工の香料を使って風味が整えられているドッグフードの方が食いつきがいい傾向にあるので、人工の香料が使われているドッグフードを食べ慣れている犬には、ドッグビット・フィールドの風味にあまり魅力を感じられない可能性はあります。
また、ドッグビット・フィールドはラインナップが1種類だけで、食にこだわりのあるグルメな愛犬の好みに合わせて選びづらいこともデメリットと言えます。
原材料の内容が気がかり
通販サイトでドッグビット・フィールドの口コミ・評判を調査していると、「原材料の内容が気がかり」というレビューも確認できました。
ドッグビット・フィールドの原材料一覧を見てみると、“等”といった曖昧な記載があります。
また、“動物性油脂”に何の動物の油が使われているのかと、添加されている酸化防止剤についての補足がないことも気になります。
そして、ドッグビット・フィールドには主原料として穀物が使われていますが、穀物の割合が多くなればなるほど、肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容からは遠ざかります。
ドッグビット・フィールドの良い口コミ・評判
ドッグビット・フィールドの良い口コミ・評判は「食いつきがいい」、「お手頃な値段」、「うちの犬には合っている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、ドッグビット・フィールドは動物性油脂を使って風味が整えられていることや、肉・魚よりも安く仕入れられる穀物が主原料として使われていることが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(35件)
- お手頃な値段(22件)
- うちの犬には合っている(14件)
- 成分バランスがいい(8件)
- 原材料に安心感がある(4件)
- 粒の大きさが丁度いい(2件)
という結果になっています。
食いつきがいい
ドッグビット・フィールドの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューです。
「食いつきはいまいち」というレビューが4件だったのに対して、「食いつきがいい」というレビューが35件という件数を踏まえても、ドッグビット・フィールドはたくさんの犬たちに受け入れられている嗜好性が高いドッグフードと捉えてよさそうです。
食いつきのよさを評価する声が多かった理由として考えられるのは、ドッグビット・フィールドは動物性油脂を吹きかけて風味が整えられていることです。
ただ、悪い口コミ・評判の項目で触れたように、具体的に何の動物の油が使われているのかと、添加されている酸化防止剤の種類が分からないのは気になるところです。
お手頃な値段
次に多かった良い口コミ・評判は、「お手頃な値段」という内容のレビューです。
実際、ドッグビット・フィールドの100gあたりの値段は約20円と、激安ドッグフードと言っていい価格帯のドライフードになっています。
(※調査時点の最安値を参考にしています)
その代わり、穀物が主原料として使われていたり、内容が不明瞭な原材料が使われていたり、豆類の中でアレルギーの原因になりやすい大豆が使われている、といった特徴もあります。
ただ、原材料一覧を見る限りでは人工の酸化防止剤・香料・着色料は使われていませんし、「月々の餌代はできる限り抑えたいけど、安全性に配慮された国産ドッグフードを与えたい」と考えているなら、ドッグビット・フィールドは有力候補の一つになるでしょう。
うちの犬には合っている
そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「うちの犬には合っている」という内容のレビューです。
この理由として考えられるのは、ドッグビット・フィールドは脂質がやや控えめになっていることです。
と言うのも、体質によっては高脂質のドッグフードが合わないことがあり、下痢や吐き戻しといった消化不良に繋がることがあるからです。
また、人工の酸化防止剤・着色料がアレルギーや涙やけの原因になることがありますが、先ほどまでに触れたように、原材料一覧を見る限りではドッグビット・フィールドにはそれらの添加物は使われていません。
成分バランスがいい
良い口コミ・評判の中には「成分バランスがいい」という内容のレビューもあり、どれも”高タンパクなドライフード”という点に注目する声でした。
ドッグビット・フィールドは運動量が多い活発な犬に配慮して、タンパク質含有量が27.0%以上と高めになっています。
ただ、穀物が主原料として使われていることを踏まえると、植物性タンパク質の割合がかなり多いと推測できます。
そのため、【愛犬には動物性タンパク質がたっぷりと含まれているドッグフードを与えたい】と考えている場合には、ドッグビット・フィールドのおすすめ度は下がります。
原材料に安心感がある
通販サイトでドッグビット・フィールドの口コミ・評判を調査していると、「原材料に安心感がある」という内容のレビューも見つかりました。
ここまでに何度も取り上げたように、ドッグビット・フィールドの原材料一覧を見る限りでは、人工の酸化防止剤・着色料が使われていません。
人工の酸化防止剤はドッグフードの酸化を抑えるために使われるものの、ドッグビット・フィールドには天然由来の酸化防止剤が使われています。
着色料についてはドッグフードの見た目をよくするために使われますが、そもそもの問題として犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬目線で考えれば着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はありません。
粒の大きさが丁度いい
「大粒で食べづらそう」というレビューとは対照的に、「粒の大きさが丁度いい」というレビューもありました。
ただ、ドッグフードの形状や食感の好みは犬によって様々ですし、粒の大きさについての口コミ・評判はそれほど参考にはならない・・・というのが率直な感想です。
ドッグビット・フィールドの口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | 大粒で食べづらそう |
うちの犬には合わなかった | |
食いつきはいまいち | |
原材料の内容が気がかり | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
お手頃な値段 | |
うちの犬には合っている | |
成分バランスがいい | |
原材料に安心感がある | |
粒の大きさが丁度いい |
ドッグビット・フィールドの悪い口コミ・評判は「大粒で食べづらそう」、「うちの犬には合わなかった」、「食いつきはいまいち」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
その一方で、ドッグビット・フィールドの良い口コミ・評判は「食いつきがいい」、「お手頃な値段」、「うちの犬には合っている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、ドッグビット・フィールドは動物性油脂を使って風味が整えられていることや、肉・魚よりも安く仕入れられる穀物が主原料として使われていることが関係していると考えられます。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した238種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。
ドッグビット・フィールドの原材料の評価
原材料一覧 |
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穀類(とうもろこし、菓子粉、コーングルテンミール、コーングルテンフィード、等)、肉類(チキンミール)、豆類(脱脂大豆、おから)、油脂類(動物性油脂、ガンマ‐リノレン酸)、糖類(フラクトオリゴ糖)、ビール酵母、ビタミン類(A、D3、E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン)、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、塩素、鉄、コバルト、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール) ※アレルギーの原因になりやすい原材料、品質・内容が不明瞭な原材料は赤色で記載 |
ここからは、ドッグビット・フィールドの原材料を評価していきます。
穀物が主原料として使われているドライフード
ドッグビット・フィールドの特徴としてまず挙げられるのは、穀物が主原料として使われているドライフードということです。
ドッグフードの販売価格が安くなるにつれて、肉・魚の割合が減って穀物の割合が増える傾向にありますが、穀物の割合が多くなるほど犬本来の食事内容からは遠ざかります。
また、穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすいですが、ドッグビット・フィールドに使われている菓子粉の原料が小麦の場合、小麦アレルギーの愛犬には対応できません。
そのほかに、豆類の中でアレルギーの原因になりやすい大豆も使われており、食に敏感な愛犬には合わない可能性があります。
品質・内容が不明瞭な原材料あり
ドッグビット・フィールドの原材料一覧を見て気になったのは、“等”という曖昧な記載があることです。
また、ペットラインの公式サイトやパッケージを見た限りでは、“チキンミール”の品質についての説明は特に見当たりませんでした。
そして、“動物性油脂”は具体的に何の動物の油が使われているのかと、添加されている酸化防止剤の種類が分からないことも気がかりです。
ドッグビット・フィールドの成分の評価
成分表 | |
---|---|
タンパク質 | 27.0%以上 |
脂質 | 12.5%以上 |
粗繊維 | 4.0%以下 |
灰分 | 10.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
カルシウム | 1.2%以上 |
リン | 0.8%以上 |
ナトリウム | 0.3%以上 |
エネルギー | 約370kcal/100g |
原材料の次は、ドッグビット・フィールドの成分を評価していきます。
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
ドッグビット・フィールドのタンパク質は27.0%以上、脂質は12.5%以上、カロリーは100gあたり約370kcalと、高タンパクな一方で脂質はやや控えめで、カロリーは標準的な範囲のドライフードです。
これらの成分バランスを見る限りでは、運動量が多い活発な成犬向けと捉えることができます。
その一方で、育ち盛りの子犬用フードとしては脂質が控えめな印象を、活動量が落ちたシニア犬用フードとしてカロリーが高めな印象を受けました。
また、穀物が主原料として使われていることを踏まえると、植物性タンパク質の割合がかなり多いと推測できます。
このことから、「愛犬には動物性タンパク質がたっぷりと含まれているドッグフードを与えたい」と考えている場合には、ドッグビット・フィールドは選択肢から外れます。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
10kg | – | 3,058円 | 3,444円 |
ペットラインの公式サイトと楽天市場、Amazonでドッグビット・フィールドの販売状況を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入することはできませんでした。
(※販売状況と販売価格は2023年6月に確認しました)
そして、最安値は楽天という結果になりました!
ドッグビット・フィールドは店頭でも販売されているドッグフードですが、通販なら重い大袋をわざわざ持ち運ぶ手間を省けるので、ドッグビット・フィールドを購入するなら通販サイトを利用するのがお手軽です。
通販サイトは、一定金額以上の購入で送料無料となる販売店も多いですしね。
まとめ
ドッグビット・フィールドは、大容量サイズのドライタイプの国産ドッグフードで、非常に手に取りやすい価格で販売されていることが魅力です。
そして、運動量が多い活発な犬向けに成分バランスが調整されているほか、粒サイズは中型犬・大型犬向けの大粒になっています。
また、香料・着色料といった必ずしも使う必要のない添加物が使われていないことも評価できますが、主原料として穀物が使われていることや、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていることは気になるところです。
とは言え、愛犬の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質面・安全性に気を配りつつも、無理なく購入できる価格帯のドッグフードの中から選ぶことをおすすめしています。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した238種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。