ペットライブラリーのピュアボウルキャットフードは、国産鶏肉が主原料として使われていることに加えて、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しています。
また、保存料・着色料といった添加物は使われておらず、年齢に合わせて成分バランスを調整した3種類のドライフードを取り揃えています。
今回はそんなピュアボウルキャットフードの口コミ・評判を41件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
そして、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。
ピュアボウルキャットフードの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 4.5 |
成分 | 3.5 |
安全性 | 5.0 |
食いつき | 4.0 |
コスパ | 4.5 |
総合評価 | Aランク (S〜Eの6段階評価) |
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
968円/800g ※1歳以上成猫用 ※2024年5月に楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 成猫・シニア猫 |
原産国 | 日本 |
販売会社 | ペットライブラリー株式会社 |
当サイトのピュアボウルキャットフードの総合評価はAランクです。
一部の原材料の品質が不明瞭なことや、タンパク質含有量に物足りなさを感じるラインナップはあるものの、肉類がメインかつグレインフリーのレシピを採用しており、手に取りやすい価格で販売されていることが魅力的です。
また、保存料・着色料といった添加物が使われていないことや、「食いつきがいい」という内容のレビューがそれなりに見られたことも評価できます。
ただ、ピュアボウルキャットフードは1歳以上の成猫・シニア猫向けに成分バランスが調整されているので、育ち盛りの子猫用としては選択肢からは外れます。
この記事では、キャットフードを選ぶにあたって押さえておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した70種類のキャットフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいキャットフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のキャットフードを10種類ピックアップしています。
ピュアボウルキャットフードの悪い口コミ・評判
続いて、ピュアボウルキャットフードの口コミ・評判を見ていきましょう。
まず、悪い口コミ・評判については「残念ながら食いつきはいまいち」、「値段が高くてお試ししづらい」、「うちの猫には合わなかった」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、単純に風味が好みに合わなかったことや、肉類がメインのグレインフリーのキャットフードということが関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきはいまいち(4件)
- 値段が高い(3件)
- うちの猫には合わなかった(1件)
- 成分バランスが気になる(1件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2023年9月にAmazon、楽天、X、インスタグラムで調査しました。
食いつきはいまいち
ピュアボウルキャットフードの悪い口コミ・評判でまず確認できたのは、「食いつきはいまいち」という内容のレビューです。
この原因として考えられるのは、単純に風味が好みに合わなかったことです。
例えば、ピュアボウルには3種類のラインナップがあるものの、風味の種類自体は限定されているので、食にこだわりのあるグルメな愛猫の好みには合わせづらいです。
また、原材料一覧を見る限りでは人工の香料・調味料が使われておらず、それらの添加物が使われているキャットフードを食べ慣れている猫にとっては、ピュアボウルキャットフードの風味にあまり魅力を感じられない可能性はあります。
値段が高い
そのほかに見つかったピュアボウルキャットフードの悪い口コミ・評判は、「値段が高い」という内容のレビューです。
ピュアボウルキャットフードには肉類が主原料として使われているだけでなく、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していることもあり、激安価格で売られているキャットフードと比べると確かに値段は高いです。
ただ、激安キャットフードだけでなく高級キャットフードまでを含めて値段を比較すれば、ピュアボウルキャットフードはかなり手に取りやすい価格帯のキャットフードになっています。
とは言え、愛猫の月々の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質面・安全性に気を配りつつも、無理なく購入できる価格帯のキャットフードの中から選ぶことをおすすめしています。
うちの猫には合わなかった
通販サイトとSNSで調査した口コミ・評判の中には、「うちの猫には合わなかったようで軟便・下痢気味になった」、という内容のレビューもありました。
この理由として考えられるのは、急な餌の切り替えや食物アレルギーです。
ピュアボウルキャットフードはグレインフリーのレシピを採用しているものの、猫によってアレルギーの原因は様々で、特定の動物性タンパク源やイモ類・豆類が体質に合わないこともあります。
そのため、食に敏感な愛猫にピュアボウルキャットフードを与えようと考えている場合には、タンパク源の種類にも注目しておくといいでしょう。
成分バランスが気になる
そのほかには、「成分バランスが気になる」というレビューも確認できました。
気になってピュアボウルキャットフードの成分表を確認してみたところ、カルシウムとマグネシウムの含有量や、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の含有量が掲載されていませんでした。
このことから、ミネラルや脂肪酸のバランスに配慮して愛猫のキャットフードを選びたいと考えている場合には、お試し購入しづらいキャットフードと言えます。
ピュアボウルキャットフードの良い口コミ・評判
ピュアボウルキャットフードの良い口コミ・評判は「愛猫の食いつきがよくて満足」、「うちの猫には合っている」、「安心して与えられるキャットフード」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、肉類がメインかつ原材料の香りを活かして風味が整えられていることや、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していることが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(14件)
- うちの猫には合っている(8件)
- 原材料に安心感がある(6件)
- 小粒で食べやすそう(4件)
という結果になっています。
食いつきがいい
ピュアボウルキャットフードの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
調査したレビュー総数はそれほど多くはないものの、「食いつきはいまいち」というレビューが4件、「食いつきがいい」というレビューが14件という件数を踏まえると、比較的たくさんの猫たちに受け入れられている・・・と捉えてよさそうです。
この理由として考えられるのは、ピュアボウルキャットフードは鶏肉を主原料として使いつつ、ポークミールやチキンミール、牛脂などの動物性原材料が使われており、原材料そのものの香りを活かして風味が整えられていることです。
うちの猫には合っている
次に多かったピュアボウルキャットフードの良い口コミ・評判は、「うちの猫には合っている」といった内容のレビューです。
この理由として考えられるのは、ピュアボウルキャットフードは肉類がメインかつグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していることです。
対照的に、安さをウリにしているキャットフードの多くには穀物が主原料として使われていますが、肉食動物の猫は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。
また、穀物の中でも小麦とトウモロコシはアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、ピュアボウルキャットフードなら小麦やトウモロコシはもちろん、穀物全般にアレルギーのある愛猫にも与えられます。
原材料に安心感がある
そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「ピュアボウルキャットフードは原材料に安心感がある」という内容のレビューです。
まず、ピュアボウルキャットフードには保存料が使われていないことが安心できる要素と言えるでしょう。
また、色味をつけるための着色料が使われていないことも安心感に繋がります。
そもそもの問題として、猫は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、猫目線で考えれば人工のもの、天然由来のものにかかわらず、着色料を使ってまでキャットフードに色味をつける意味はありませんからね。
小粒で食べやすそう
調査した口コミ・評判の中には、「ピュアボウルキャットフードは小粒で食べやすそう」という内容のレビューもありました。
実際、ピュアボウルキャットフードは小粒サイズのドライフードになっており、小柄な成猫や歳をとったシニア猫にも食べやすいサイズ感と捉えることができます。
と言っても、粒サイズの好みは猫それぞれで違いますし、粒の大きさに関する口コミ・評判はそれほど参考にならない・・・というのが率直な感想です。
ピュアボウルキャットフードの口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | 食いつきはいまいち |
値段が高い | |
うちの猫には合わなかった | |
成分バランスが気になる | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
うちの猫には合っている | |
原材料に安心感がある | |
小粒で食べやすそう |
ピュアボウルキャットフードの悪い口コミ・評判は「残念ながら食いつきはいまいち」、「値段が高くてお試ししづらい」、「うちの猫には合わなかった」といった内容のレビューを確認できました。
その一方で、ピュアボウルキャットフードの良い口コミ・評判は「愛猫の食いつきがよくて満足」、「うちの猫には合っている」、「安心して与えられるキャットフード」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、肉類がメインかつ原材料の香りを活かして風味が整えられていることや、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していることが関係していると考えられます。
この記事では、キャットフードを選ぶにあたって押さえておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した70種類のキャットフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいキャットフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のキャットフードを10種類ピックアップしています。
ピュアボウルキャットフードの種類
商品名 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|
1歳以上成猫用 | 37% | 11% | 10% | 330kcal |
7歳以上成猫用 | 34% | 16% | 10% | 375kcal |
11歳以上成猫用 | 26.5% | 14.5% | 10% | 360kcal |
ピュアボウルキャットフードのラインナップは「1歳以上成猫用」、「7歳以上成猫用」、「11歳以上成猫用」の3種類です。
原材料の内容自体はほぼ変わりませんが、ラインナップによって主要な成分バランスに違いがあり、1歳以上は最も高タンパク・低脂質・低カロリーになっています。
その一方で、7歳以上は適度にタンパク質を含みつつ脂質とカロリーは1歳以上より高く、11歳以上は7歳以上よりもタンパク質・脂質・カロリーが控えめに調整されています。
なお、ピュアボウルキャットフードには1歳未満の子猫向けのラインナップはありません。
ピュアボウルキャットフードの原材料の評価
原材料一覧 |
---|
鶏肉、ポークミール、甘藷粉末、馬鈴薯澱粉、ポテトプロテイン、チキンミール、エンドウ豆たん白、牛脂、鶏レバーエキス、セルロース、酵母エキス(大豆)、フィッシュミール、マルトデキストリン、ゼオライト、L-カルニチン、乳酸菌末(殺菌乳酸菌体、デキストリン)、コエンザイムQ10、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、塩酸L-リジン)、ミネラル類(炭酸カルシウム、塩化カリウム、炭酸亜鉛、硫酸銅、硫酸マンガン、硫酸コバルト、ヨウ素酸カルシウム)、ビタミン類(コリン、E、ナイアシン、C、B1、B2、B6、パントテン酸、A、葉酸、K、ビオチン、B12、D3)、酸味料(クエン酸)、pH調整剤(塩化アンモニウム)、製造用剤(無水ケイ酸) ※品質が不明瞭な原材料は赤色で記載 |
ここからは、ピュアボウルキャットフードの原材料を評価していきます!
(※表は「1歳以上成猫用」の原材料一覧です)
グレインフリーの国産キャットフード
ピュアボウルキャットフードの特徴としてまず挙げられるのは、グレインフリーのレシピを採用した国産キャットフードということでしょう。
対照的に、穀物が主原料として使われている国産のドライタイプのキャットフードは珍しくありませんが、穀物の割合が多くなればなるほど、肉食動物の猫本来の食事内容からは遠ざかります。
また、ピュアボウルキャットフードには肉類が主原料として使われていることも特徴で、猫本来の食事内容に配慮されたキャットフードと言っていいでしょう。
動物性原材料の品質は不明瞭
ピュアボウルキャットフードの原材料に関して気になったことは、“ポークミール”や“チキンミール”といった動物性原材料の品質についての説明が見当たらないことです。
さらに言えば、動物性原材料の割合までは補足されていないので、割合が明記されているグレインフリーのキャットフードと原材料の内容を比較しづらいです。
ただ、保存料・着色料といった添加物が使われていないことは評価できます。
ピュアボウルキャットフードの成分の評価
成分表 | |
---|---|
タンパク質 | 37%以上 |
脂質 | 11%以上 |
粗繊維 | 5.5%以下 |
灰分 | 8.5%以下 |
水分 | 10%以下 |
エネルギー | 330kcal/100g |
原材料の次は、ピュアボウルキャットフードの成分を評価していきます!
(※表は「1歳以上成猫用」の成分値です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
ピュアボウルキャットフードのタンパク質は26.5〜37%以上、脂質は11〜16%以上、水分は10%以下、カロリーは100gあたり330〜375kcalと、ラインナップによって主要な成分バランスに開きがあります。
例えば、「1歳以上」は高タンパクかつ脂質とカロリーは控えめになっており、室内飼いされていることが多くて運動量が少ない傾向にある日本の飼い猫向け、と捉えることができます。
その一方で、「7歳以上」は適度にタンパク質を含みつつ脂質とカロリーは「1歳以上」よりも高めになっていますが、歳をとって活動量が落ちたシニア猫用フードとしては、脂質とカロリーが高めな印象を受けました。
そして、「11歳以上」はタンパク質含有量に物足りなさを感じましたが、「タンパク質含有量が控えめなグレインフリーのキャットフードを与えたい」という意図があるなら、候補の一つになるでしょう。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
800g | – | 968円 | 1,078円 |
ピュアボウルの販売元のペットライブラリーの公式サイトと楽天市場、Amazonでキャットフード「1歳以上成猫用」の販売状況を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入することはできませんでした。
(※販売状況と販売価格は2024年5月に確認しました)
そして、最安値は楽天市場という結果になりました!
ピュアボウルキャットフードは店頭ではあまり販売されていないので、ピュアボウルキャットフードを購入するなら販売状況をあわせて確認できる通販サイトを利用するのがお手軽です。
通販ならわざわざ重い袋を持ち運ぶ手間が省けますし、一定金額以上の購入で送料無料となる販売店も多いですからね。
まとめ
ピュアボウルキャットフードは、主原料として国産鶏肉が使われているドライタイプの国産キャットフードで、さらにグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しています。
一部の原材料の品質が不明瞭なことが気になり、タンパク質含有量に物足りなさを感じるラインナップもありますが、保存料・着色料といった猫に必要のないものが使われていないことは評価できます。
また、グレインフリーのキャットフードの中では、かなり手に取りやすい価格で販売されていることが魅力的です。
「愛猫には品質と価格のバランスが取れた国産キャットフードを与えたい」と考えているなら、ピュアボウルキャットフードを一度お試ししてみる価値はあるでしょう。
この記事では、キャットフードを選ぶにあたって押さえておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した70種類のキャットフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいキャットフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のキャットフードを10種類ピックアップしています。