ペットラインが製造・販売しているドクターズダイエットキャットフードは、猫の年齢やお悩み別に成分バランスを調整したラインナップを取り揃えています。
また、人工の香料・着色料といった添加物は使われておらず、原材料一覧を見る限りでは酸化防止剤は人工のものではなく、天然由来のものが使われています。
今回はそんなドクターズダイエットキャットフードの口コミ・評判を115件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
そして、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。
ドクターズダイエット(猫用)の悪い口コミ・評判
ドクターズダイエットキャットフードの悪い口コミ・評判は「残念だけど食いつきはいまいち」、「値段が高いのがネック」、「うちの猫には合わなかった」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、ドクターズダイエットキャットフードには人工の香料が使われていないことや、販売サイトによってかなりの価格差があることが関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきはいまいち(15件)
- 値段が高い(10件)
- うちの猫には合わなかった(3件)
- 原材料で気になることがある(2件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2021年7月にAmazon、楽天、ツイッター(現X)、インスタグラムで調査しました。
食いつきはいまいち
ドクターズダイエットキャットフードの悪い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきはいまいち」という内容のレビューです。
この理由としてまず考えられるのは、ドクターズダイエットキャットフードには人工の香料が使われていないことで、一般的には人工の香料を使って風味が整えられているフードの方が食いつきがいい傾向にあります。
そのため、人工の香料が使われていないフードを食べ慣れていない場合には、ドクターズダイエットキャットフードの風味にあまり魅力を感じられない可能性はあります。
また、ドクターズダイエットキャットフードは風味が1種類だけで、食にこだわりのあるグルメな愛猫の好みに合わせづらいこともデメリットと言えます。
値段が高い
次に多かったドクターズダイエットキャットフードの悪い口コミ・評判は、「値段が高い」という内容のレビューです。
ドクターズダイエットキャットフードの販売価格は、メーカー公式通販サイトとその他の通販サイトで大きな開きがあり、値段の高さを指摘していたのは公式通販サイト以外で購入した方々がほとんどでした。
公式通販サイト以外で販売されているものは転売品で、正規品よりもかなり高額な値段で販売されているのですが、このことを知らずに購入している方も一定数見られました。
転売品は管理状態に不安がありますし、公式のサポートも受けられないので、正規品を購入することを強くおすすめします。
うちの猫には合わなかった
ドクターズダイエットキャットフードの悪い口コミ・評判の中には、「うちの猫には合わなかった」という内容のレビューもあり、具体的には「軟便・下痢気味になった」という飼い主の声を確認できました。
この理由として考えられるのは、急な餌の切り替えや主原料として穀物が使われていること、そのほかには食物アレルギーです。
肉・魚の割合を減らして穀物の割合を増やせば価格を抑えられるものの、肉食動物の猫は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではなく、穀物の割合が多いフードは下痢や吐き戻しの原因になりえます。
また、穀物の中でも小麦とトウモロコシはアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、ドクターズダイエットキャットフードにはどちらも使われており、体質によっては合わない可能性はあります。
原材料で気になることがある
通販サイトとSNSでドクターズダイエットの口コミ・評判を調査していると、「原材料で気になることがある」という内容のレビューも見られました。
これについては、直前の項目で触れた穀物が主原料として使われていることを気にするレビューで、穀物の割合が増えれば増えるほど肉食動物の猫本来の食事内容からは遠ざかります。
このことから、「愛猫には肉・魚が主原料として使われているフードを与えたい」と考えている場合には、ドクターズダイエットキャットフードは選択肢からは外れます。
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ドクターズダイエットキャットフードの総合評価
ドクターズダイエット(猫用)の良い口コミ・評判
ドクターズダイエットキャットフードの良い口コミ・評判は「愛猫の食いつきがよくて満足」、「信頼できるブランドのキャットフード」、「国産だから安心感がある」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、ドクターズダイエットキャットフードには動物性油脂が使われていることや、メジャーなペットフードメーカーが製造・製造販売している国産キャットフードということが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(64件)
- 信頼できるブランド(15件)
- 国産だから安心感がある(6件)
という結果になっています。
食いつきがいい
ドクターズダイエットキャットフードの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
「食いつきはいまいち」というレビューが15件、「食いつきがいい」というレビューが64件という件数を踏まえても、ドクターズダイエットキャットフードはそれなりにたくさんの猫たちに受け入れられている、と捉えてよさそうです。
この理由として考えられるのは、主に食いつきをよくする目的で使われる、”動物性油脂”が使われているドライフードということが関係していると考えられます。
信頼できるブランド
次に多かったドクターズダイエットキャットフードの良い口コミ・評判は、「信頼できるブランド」という内容のレビューです。
ドクターズダイエットキャットフードを製造・販売しているペットラインは、そのほかにもメディファスやプロフェッショナルバランス、キャラットミックスなどの様々なキャットフードを製造・販売しています。
そして、ペットラインのキャットフードを店頭で取り扱っている販売店は多く、メジャーなペットフードメーカーということが安心感に繋がります。
また、「お世話になっている先生に勧められて与えている」という声も確認できました。
国産だから安心感がある
そのほかに見つかったドクターズダイエットキャットフードの良い口コミ・評判は、「原材料に安心感がある」という内容のレビューです。
実際には、国産だからといって必ずしも品質面・安全性が優れているというわけではなく、それよりも安さをウリにしている国産フードも少なくありません。
ただ、ドクターズダイエットキャットフードは穀物が主原料として使われているものの、原材料一覧を見る限りでは人工の香料・着色料といった添加物は使われていません。
そして、年齢やお悩み別に成分バランスを調整したラインナップを取り揃えているので、”国産”という条件に加えて穀物が主原料ということが気にならないのであれば、ドクターズダイエットキャットフードは候補の一つにはなるでしょう。
ドクターズダイエット(猫用)の口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | 食いつきはいまいち |
値段が高い | |
うちの猫には合わなかった | |
原材料で気になることがある | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
信頼できるブランド | |
国産だから安心感がある |
ドクターズダイエットキャットフードの悪い口コミ・評判は「残念だけど食いつきはいまいち」、「値段が高いのがネック」、「うちの猫には合わなかった」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
その一方で、ドクターズダイエットキャットフードの良い口コミ・評判は「愛猫の食いつきがよくて満足」、「信頼できるブランドのキャットフード」、「国産だから安心感がある」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、ドクターズダイエットキャットフードには動物性油脂が使われていることや、メジャーなペットフードメーカーが製造・製造販売している国産キャットフードということが関係していると考えられます。
ドクターズダイエットキャットフードの種類
商品名 | タンパク質 | 脂質 | エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|
キティ | 34.6% | 12.9% | 378kcal |
メインテナンス(pHエイド) | 32.2% | 14.5% | 369kcal |
シニア | 29.2% | 9.7% | 348kcal |
ハイシニア | 27.6% | 13.7% | 372kcal |
避妊・去勢 | 34.2% | 10.0% | 333kcal |
体重管理 | 31.3% | 9.7% | 332kcal |
ドクターズダイエットキャットフードは子猫用が1種類、成猫用が3種類、シニア猫用が2種類というラインナップになっています。
子猫用は育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫に配慮してか、成猫用よりもやや高タンパク・高カロリーになっており、成猫用はお悩み別に成分バランスが調整されています。
そして、シニア猫用には7歳以上を対象にした「シニア」と、11歳以上を対象にした「ハイシニア」があり、どちらも成猫用と比べてタンパク質・リン・ナトリウムが控えめに調整されています。
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ドクターズダイエットキャットフードの総合評価
ドクターズダイエット(猫用)の原材料の評価
原材料一覧 |
---|
とうもろこし、コーングルテンミール、ミートミール、動物性油脂、チキンミール、フィッシュミール、セルロース、脱脂大豆、おから、チキンレバーパウダー 、フィッシュオイル:DHA・EPA源、フィッシュエキス、フラクトオリゴ糖、セレン酵母、シャンピニオンエキス、卵黄粉末:グロビゲンPG、小麦粉、ビール酵母、ビタミン類(A、D3、E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、C、コリン、イノシトール)、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、塩素、鉄、コバルト、銅、マンガン、亜鉛アミノ酸複合体、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール) |
ここからは、ドクターズダイエットキャットフードの原材料を評価していきます!
(※表は「メインテナンス pHエイド」の原材料一覧です)
穀物が主原料として使われているドライフード
ドクターズダイエットキャットフードの原材料の特徴としてまず挙げられるのは、穀物が主原料として使われていることです。
口コミ・評判の項目でも触れた通り、穀物の割合を増やすことで価格が抑えられるというメリットがある一方で、肉食動物の雑食である猫本来の食事内容からは遠ざかります。
また、穀物の中では小麦とトウモロコシが、豆類の中では大豆がアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、ドクターズダイエットキャットフードにはそれらのタンパク源が使われています。
そのため、食に敏感な愛猫にドクターズダイエットキャットフードを与えようと考えている場合には、タンパク源の割合と種類にも注目して購入を検討するといいでしょう。
品質・内容が不明瞭な原材料あり
ドクターズダイエットキャットフードの原材料一覧には、品質・内容が不明瞭なものが見られることも気になるところです。
まず、“ミールミール”には具体的に何の肉が使われているのかが分からず、“◯◯ミール”という動物性原材料の品質についての説明も見当たりませんでした。
そして、“動物性油脂”にも具体的に何の動物の油が使われているのかが分かりませんし、添加されている酸化防止剤が人工のものなのか、天然由来のものなのかも分かりません。
ただ、人工の香料・着色料が使われていないことは評価できますし、原材料一覧を見る限りでは、ドクターズダイエットキャットフードにはローズマリー抽出物、ミックストコフェロールといった天然由来の酸化防止剤が添加されています。
(※動物性油脂に添加されている酸化防止剤については、原材料一覧に記載する必要がありません)
ドクターズダイエット(猫用)の成分の評価
成分表 | |
---|---|
たんぱく質 | 32.2% |
脂質 | 14.5% |
粗繊維 | 4.8% |
灰分 | 8.9% |
炭水化物 | 31.6% |
食物繊維 | 9.8% |
カルシウム | 1.00% |
リン | 0.86% |
マグネシウム | 0.08% |
タウリン | 0.13% |
エネルギー | 369kcal/100g |
原材料の次は、ドクターズダイエットキャットフードの成分を評価していきます!
(※表は「メインテナンス pHエイド」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
ドクターズダイエットキャットフードのタンパク質は27.6〜34.6%、脂質は9.7〜14.5%、カロリーは100gあたり332〜378kcalと、ラインナップによって主要な成分バランスに開きがあります。
全体的にはタンパク質・脂質・カロリーがやや控えめなものが中心に構成されており、室内飼いされていることが多くて運動量が少ない傾向にある日本の飼い猫向け、と捉えることができます。
また、子猫用は成猫用よりも高タンパク・高カロリーになっているほか、脂質とカロリーがかなり控えめなラインナップもあり、年齢やお悩み別に成分バランスが調整されている意図をはっきりと感じ取れます。
ただ、タンパク質含有量には若干の物足りなさを感じ、穀物が主原料として使われていることも加味すると、「愛猫には肉・魚が主原料かつ高タンパクなフードを与えたい」と考えている場合には、ドクターズダイエットキャットフードは選択肢からは外れます。
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ドクターズダイエットキャットフードの総合評価
ドクターズダイエットキャットフードの給餌量
体重 | 1~6歳 |
---|---|
1kg | 25g |
1.5kg | 35g |
2kg | 45g |
2.5kg | 55g |
3kg | 60g |
3.5kg | 70g |
4kg | 75g |
4.5kg | 80g |
5kg | 90g |
6kg | 100g |
7kg | 115g |
ドクターズダイエットキャットフード「メインテナンス pHエイド」の給餌量の目安は表の通りです。
そのほかのラインナップについても、公式サイトやパッケージに給餌量の目安が掲載されていますが、どれに関してもあくまで“目安”でしかありません。
実際には体質や飼育環境によって適量が変わってくるので、愛猫の体重や便の固さを確認しながら給餌量を調整するようにしましょう。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
1.5kg(250g×6) | 2,970円 | 4,380円 | 6,980円 |
3.5kg | 6,050円 | 8,980円 | – |
ドクターズダイエットキャットフードのメーカー公式通販サイトと楽天市場、Amazonで「メインテナンス pHエイド」の販売状況を調査してみたところ、最安値は公式通販サイトという結果になりました!
(※販売状況と販売価格は2023年6月に確認しました)
また、口コミ・評判の項目でも説明した通り、公式通販サイト以外で販売されているものは転売品で、管理状態や賞味期限にも不安があります。
それに加えて、何か不具合があった時に公式のサポートを受けられないので、ドクターズダイエットキャットフードを購入するなら公式通販サイトを利用することを強くおすすめします。
ドクターズダイエットキャットフードの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 1.0 |
成分 | 3.0 |
安全性 | 4.5 |
食いつき | 4.0 |
コスパ | 3.5 |
総合評価 | Cランク (S~Eの6段階評価) |
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
2,970円/1.5kg 6,050円/3.5kg ※メインテナンス(pHエイド) ※2023年6月に公式サイト・楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 全年齢対応 (種類により異なる) |
原産国 | 日本 |
販売会社 | ペットライン株式会社 |
当サイトのドクターズダイエットキャットフードの総合評価はCランクです。
年齢やお悩み別に成分バランスを調整したラインナップを取り揃えていることや、人工の香料・着色料が使われていない国産キャットフードということが魅力です。
その一方で、主原料として穀物が使われていることや、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていることが気になり、タンパク含有量はに若干の物足りなさを感じました。
とは言え、愛猫の月々の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質面・安全性に気を配りつつも、無理なく購入できる価格帯のフードの中から選ぶことをおすすめしています。
この記事では、キャットフードを選ぶにあたって押さえておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した70種類のキャットフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいキャットフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のキャットフードを10種類ピックアップしています。