小型犬向けに販売されており、メインのタンパク源が違う4種類のラインナップがある国産ドッグフードのOBREMO(オブレモ)。
と言っても、「具体的にどんな原材料が使われているのか?」、「タンパク質や脂質、カロリーといった主要な成分バランスは愛犬向きなのか?」、と気になる方もいるでしょう。
そこでこの記事では、OBREMO(オブレモ)ドッグフードの原材料と成分の特徴を整理してまとめてみたので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
OBREMO(オブレモ)の原材料の特徴
原材料一覧 |
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鶏肉、大麦、玄米、鰹節、脱脂大豆、米油、ビール酵母、大麦ぬか、エンドウ豆たんぱく、黒米、赤米、卵黄粉末、発酵調味液、はと麦、あわ、きび、ひえ、昆布、大根葉、ごぼう、にんじん、キャベツ、乳酸菌、セレン酵母、白菜、高菜、パセリ、青じそ、L-トレオニン、ミネラル類(リン酸三カルシウム、貝殻未焼成カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB12、パントテン酸カルシウム)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール) |
まずは、OBREMO(オブレモ)の原材料の特徴から見ていきましょう。
なお、オブレモには4種類のラインナップ(※)がありますが、全てのラインナップの原材料一覧を並べると長くなってしまうので、ここでは「鶏肉フード」の原材料一覧のみをピックアップしてみました。
(※「鶏肉フード」、「馬肉フード」、「まぐろ&たらフード」、「いわし&たらフード」)
良質な動物性タンパク源が主原料
オブレモはどのラインナップについても、人用の食品レベルの良質な動物性タンパク源(肉・魚)が主原料として使われています。
具体的には、「鶏肉フード」には九州産の地鶏が主原料として使われており、鶏肉は高タンパク・低脂質で消化吸収にも優れた動物性タンパク源です。
「馬肉フード」に関しては、肉類の中でアレルギーの原因になりにくい傾向にある馬肉が主原料として使われており、馬肉には食事から摂り入れる必要がある必須脂肪酸も含まれています。
「まぐろ&たらフード」は国産のまぐろとたらが主原料として使われており、2種類の魚を配合することでフードの酸化リスクを軽減しています。
「いわし&たらフード」も魚がメインのドライフードで、グルコサミンやコンドロイチンなどの関節に配慮された成分が豊富に含まれています。
そして、どのフードも原材料そのものの栄養や旨みを逃さないように、生肉から加工するこだわりの製造方法で調理されています。
九州産を中心に新鮮な野菜を使用
オブレモには、九州産を中心に新鮮な野菜が使われていることも特徴です。
ごぼうやにんじん、キャベツなどの国産野菜は残留農薬のチェック済みで、肉・魚以外の原材料についてのこだわりも感じられます。
保存料・合成酸化防止剤は無添加
品質の劣化を抑えるために、保存料・合成酸化防止剤が使われているフードも少なくない中、オブレモにはそれらの添加物が使われていません。
酸化防止として使われているのは天然由来のローズマリー抽出液で、1袋の内容量を800gと小さめのサイズにすることで、鮮度を保って食べ切れるよう工夫されています。
香料不使用かつノンオイルコーティング
食いつきをよくする目的で香料を使って風味が整えられていたり、動物性の油脂が吹きかけられているドライフードもありますが、オブレモは香料不使用かつ、ノンオイルコーティングのドライフードになっています。
香料や動物性の油脂を使わない代わりに、鰹節を使ってお出汁のような自然な香りに仕上げられており、思わず鼻をつまみたくなるような特有の臭いはしません。
小麦グルテンフリーのレシピを採用
小麦が使われているドッグフードは珍しくありませんが、オブレモはどのラインナップも小麦グルテンフリーのレシピを採用しているので、小麦アレルギーの愛犬にも安心して与えられます。
大麦や玄米、黒米や赤米といった複数の穀物が使われているものの、どれもアレルギーの原因にはなりにくいもので、消化吸収しやすいようにアルファ化されています。
最近はグレインフリーフードに注目が集まっていますが、穀物全般にアレルギーのない犬にとってはグレインフリーは必須ではありませんし、穀物は食物繊維やミネラルを摂り入れる栄養満点の素材でもあります。
OBREMO(オブレモ)の成分の特徴
項目 | 鶏肉フード | 馬肉フード | まぐろ&たらフード | いわし&たらフード |
---|---|---|---|---|
たんぱく質 (以上) |
21.9% | 19.8% | 17.2% | 19.1% |
脂質 (以上) |
11.8% | 10.8% | 9.6% | 9.1% |
粗繊維 (以下) |
1.2% | 0.9% | 1.2% | 1.1% |
灰分 (以下) |
6.8% | 4.1% | 4.2% | 4.0% |
水分 (以下) |
10.0% | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
エネルギー (100gあたり) |
360kcal | 366kcal | 358kcal | 356kcal |
原材料の次は、OBREMO(オブレモ)の成分の特徴を見ていきましょう。
なお、「鶏肉フード」は子犬からシニア犬にまで与えられる全年齢対応の主食用ドライフードに、それ以外の3種類は1歳以上の成犬向けの主食用ドライフードとなっています。
そして、全体的には低脂質かつカロリーは標準的な範囲になっており、室内飼いされていて運動量が少ない傾向にある小型犬向けに作られている、という意図を明確に感じ取れます。
また、全年齢用の「鶏肉フード」はそのほかのフードよりも高タンパク・高脂質で、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬にも対応できるように、きちんと成分バランスが調整されている印象を受けました。
まとめ
OBREMO(オブレモ)には、人用の食品レベルの良質な動物性タンパク源が主原料として使われているだけでなく、九州産を中心に新鮮な野菜が使われています。
そして、保存料・合成酸化防止剤・香料といった添加物は使われておらず、動物性の油脂が吹きかけられていないノンオイルコーティングのドライフードになっています。
また、小麦グルテンフリーのレシピを採用していることに加えて、穀物は消化吸収しやすいようにアルファ化されています。
主要な成分バランスについては小型犬向けに調整されており、「小型犬の愛犬に品質面・安全性ともにきちんと配慮された国産フードを与えたい」と考えているなら、オブレモをお試ししてみる価値はあるでしょう。