ピュリナワンキャットフードのパッケージ画像(表面)

ピュリナワンキャットフードはドライフードだけでも15種類以上あり、パウチタイプのウェットフードやおやつまで取り揃えています。

そして、ドライフードとウェットフードは年齢や飼育環境、食の好みや体質に配慮して原材料の内容と成分バランスを調整したラインナップがあり、はじめは種類の多さに戸惑ってしまうかもしれません。

そこでこの記事では、ピュリナワンキャットフードの種類別の特徴と選び方のポイントを解説しているので、ぜひ愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。

ピュリナワン(猫用)のドライフードの種類

それでははじめに、ピュリナワン(猫用)のドライフードの種類から見ていきましょう。

なお、どのドライフードにも主原料に肉・魚が使われていないことや、合成着色料・香料が使われていないことは変わりません。

子猫用ドライフード

商品名 主原料 穀物 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
1歳までの子ねこ用/妊娠・授乳期の母猫用【チキン】 チキン コーングルテン、小麦、米、小麦たんぱく、大麦 39% 18% 12% 約390kcal

子猫用ドライフードについては1種類だけで、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫に配慮してか、成猫用よりも高タンパク・高脂質で、カロリーもかなり高めになっています。

原材料の内容自体はグレインフリー以外の成猫用とシニア猫とほぼ変わらず、【コーングルテン/小麦/米/小麦たんぱく/大麦】といった穀物が使われているほか、脱脂大豆も使われています。

成猫用ドライフード

商品名 主原料 穀物 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
美味を求める成猫用 1歳以上【チキン】 チキン 小麦、米、小麦たんぱく、大麦、コーングルテン 34% 14% 12% 約370kcal
美味を求める成猫用 1歳以上【サーモン&ツナ】 サーモン 米、小麦、コーングルテン、小麦たんぱく、大麦 34% 14% 12% 約370kcal
避妊・去勢した猫の体重ケア 避妊・去勢後から全ての年齢に【チキン】 チキン コーングルテン、小麦、米、小麦たんぱく、ソルガム、大麦 37% 9% 12% 約340kcal
避妊・去勢した猫の体重ケア 避妊・去勢後から全ての年齢に【サーモン&ツナ】 サーモン コーングルテン、小麦、米、小麦たんぱく、大麦 37% 9% 12% 約342kcal
室内飼い猫用 インドアキャット 1歳以上【チキン】 チキン コーングルテン、小麦、米、小麦たんぱく、大麦 34% 12% 12% 約351kcal
室内飼い猫用 インドアキャット 1歳以上【サーモン&ツナ】 サーモン コーングルテン、小麦、米、小麦たんぱく、大麦 34% 12% 12% 約352kcal
下部尿路の健康維持 F.L.U.T.H.ケア 1歳以上【チキン】 チキン コーングルテン、小麦、米、大麦、とうもろこし、小麦たんぱく 34% 14% 12% 約370kcal
下部尿路の健康維持 F.L.U.T.H.ケア 1歳以上【サーモン&ツナ】 サーモン コーングルテン、小麦、米、大麦、とうもろこし、小麦たんぱく 34% 14% 12% 約370kcal
メタボリックエネルギーコントロール/太りやすい猫用 1歳以上【チキン】 チキン コーングルテン、小麦、米、小麦たんぱく、大麦 37% 9% 12% 約340kcal
グレインフリー(穀物不使用)1歳から全ての年齢に【チキン】 チキン 不使用 35% 14% 12% 約413kcal
グレインフリー(穀物不使用)1歳から全ての年齢に【白身魚】 白身魚 不使用 35% 14% 12% 約365kcal

成猫用ドライフードのラインナップは11種類と一番多いです。

そして、主原料として「チキン/サーモン/白身魚」のいずれかが使われており、愛猫の食の好みに合わせて選べます。

また、グレインフリーのレシピを採用した2種類のラインナップもあるので、穀物全般にアレルギーのある愛猫にも対応できます。

 

そのほかにも、飼育環境やお悩み別に成分バランスを調整したラインナップがあり、それぞれで分かりやすい商品名が付けられていることから、「愛猫にはどれがいい?」と迷った時にも直感的にフードを選べるようになっています。

例えば、2種類の「室内飼い猫用」は脂質とカロリーが控えめで、それほど運動量が多くない成猫用フードとしてぴったりです。

対照的に、「グレインフリー チキン」はかなり高カロリーなドライフードになっており、穀物全般にアレルギーのある愛猫だけでなく、運動量が多い活発な成猫や少食の成猫用フードとしてもおすすめです。

なお、穀物全般にアレルギーのない猫にとってはグレインフリーは必須ではないですし、穀物が使われているラインナップの方がグラムあたりの価格が安くなっています。

そのため、愛猫にこれといったアレルギーがなく、月々の餌代をできるだけ抑えたいと考えているなら、グレインフリーではないラインナップから選ぶといいでしょう。

シニア猫用ドライフード

商品名 主原料 穀物 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
健康マルチケア 7歳以上【チキン】 チキン コーングルテン、小麦、米、大麦、小麦たんぱく 37% 11% 12% 約350kcal
健康マルチケア 11歳以上【チキン】 チキン コーングルテン、小麦、米、小麦たんぱく、大麦 38% 15% 12% 約375kcal
健康マルチケア 15歳以上【チキン】 チキン コーングルテン、小麦、米、小麦たんぱく 38% 17% 12% 約385kcal
優しく腎臓の健康サポート 11歳以上【チキン】 チキン 米、コーングルテン、とうもろこし、大麦 36% 13% 12% 約360kcal

シニア猫用ドライフードは4種類で、「7歳以上」、「11歳以上」、「15歳以上」といったように、年齢別に成分バランスを調整したラインナップを取り揃えています。

例えば、「7歳以上」は成猫の頃と比べて活動量が落ちる7歳以上のシニア猫に配慮してか、脂質とカロリーが控えめに調整されています。

その一方で、「11歳以上」と「15歳以上」に関しては、成猫の頃よりも少食になった高齢のシニア猫に配慮してか、段階的に脂質とカロリーが高めになっています。

ピュリナワン(猫用)のウェットフードの種類

次に、ピュリナワン(猫用)のウェットフードの種類を見ていきましょう。

なお、ピュリナワン(猫用)のウェットフードはどれも主食用としての栄養基準を満たしているので、主食用ドライフードの代わりにそのまま与えることもできます。

そして、水分量が多いウェットフードは、水分補給を兼ねて与えられることが強みと言えます。

それと、ウェットフードはどのラインナップにもチキンが主原料として使われており、合成着色料・香料が使われていないことはドライフードと共通しています。
(※着色料としてカラメル色素が使われています)

子猫用ウェットフード

商品名 主原料 穀物 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
1歳までの子ねこ用 チキン グレービー仕立て チキン 小麦たんぱく 13.5% 3.5% 82% 約85kcal

ウェットフードもドライフードと同じく、子猫用のラインナップは1種類だけです。

そして、成猫用ウェットフードと比べると、タンパク質・脂質・カロリーが高めに調整されています。

また、原材料の内容自体は、成猫用・シニア猫用とほとんど変わりません。

成猫用ウェットフード

商品名 主原料 穀物 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
美味を求める成猫用 1歳以上 チキン グレービー仕立て チキン 小麦たんぱく 12.5% 3.0% 82% 約80kcal
美味を求める成猫用 1歳以上 フィッシュ グレービー仕立て チキン 小麦たんぱく 12.5% 3.0% 82% 約80kcal
避妊去勢した猫の体重ケア チキン グレイビー仕立て チキン 小麦たんぱく 12.5% 2.5% 82% 約76kcal
室内飼い猫用 1歳以上 チキン グレービー仕立て チキン 小麦たんぱく 12.5% 3.0% 82% 約80kcal
尿路の健康維持 1歳以上 チキン グレービー仕立て チキン 小麦たんぱく 12.5% 3.0% 82% 約80kcal
毛玉ケア用 1歳以上 チキン グレービー仕立て チキン 小麦たんぱく 12.5% 3.0% 82% 約80kcal

成猫用ウェットフードのラインナップは上記の6種類で、飼育環境やお悩み別に成分バランスを調整したラインナップがあり、商品名から直感的に選べることはドライフードと変わりません。

と言っても、ドライフードよりも水分量が多いウェットフードはカロリーも控えめですし、ウェットフードだけを毎食与える方は少数派だと思うので、どれを選んでも大差ない・・・というのが率直な感想です。

また、「美味を求める成猫用」には”チキン”と”フィッシュ”の2種類がありますが、主原料として使われているのはどちらもチキンです。

ただ、「美味を求める成猫用」の”チキン”には、タンパク源として魚が使われていない、という違いがあります。

シニア猫用ウェットフード

商品名 主原料 穀物 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
健康寿命ケア 7歳以上 チキン グレービー仕立て チキン 小麦たんぱく 12.8% 2.8% 82% 約77kcal

シニア猫用ウェットフードのラインナップは1種類で、「美味を求める成猫用」と比較すると、やや高タンパクな一方で、脂質とカロリーはやや控えめになっています。

また、そのほかの成分値も7歳以上のシニア猫に配慮して調整されているようですが、公式サイトではそこまで詳細な成分値は公開されていません。

やはり、原材料の内容自体は成猫用とほぼ変わらないので、特にこれといったこだわりがなければ、愛猫の年齢に対応しているものを選べばいいでしょう。

ピュリナワン(猫用)のおやつの種類

商品名 主原料 穀物 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
デンタライフ チキン 穀類 とうもろこし、コーングルテン 32% 10% 11% 約343kcal
デンタライフ サーモン味 穀類 とうもろこし、コーングルテン 32% 10% 11% 約343kcal

「デンタライフ」はドライタイプの猫用おやつで、お口のキレイに配慮して、サクサクと噛める穴の多い形状になっています。

また、合成着色料・香料が使われていないことは、ドライフードとウェットフードと同じです。

ただ、デンタライフには肉・魚ではなく、穀物が主原料として使われています。

それと、おやつという性質上、愛猫が欲しがるからといって与えすぎないよう気をつけなければいけません。

まとめ

ピュリナワンは様々なキャットフードを取り揃えており、特にドライフードのラインナップが豊富です。

そして、年齢や食の好み、体質や飼育環境に配慮して、原材料の内容と成分バランスが調整されていますが、どれも分かりやすい商品名がつけられているので、「愛猫にはどれがいい?」と迷った時にも直感的にフードを選べます。

また、ウェットフードは主食用としての栄養基準を満たしているので、主食用ドライフードにトッピングして与えるだけでなく、主食用としてそのまま与えることもできます。

ちなみに、ピュリナワンは”ミックスフィーディング”という、ドライフードとウェットフードを組み合わせた食事スタイルを推奨しています。

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