中型犬・大型犬向けに販売されているネルソンズドッグフードですが、全年齢対応の主食用ドライフードという性質上、小型犬の愛犬にも主食として与えることができます。
また、原材料の内容と成分バランスの2点に絞って見れば、小型犬にもおすすめできるドライタイプのドッグフードです。
その一方で、小型犬にはおすすめできないケースもあるので、ネルソンズドッグフードを小型犬に与えるうえでの2つの条件と、小型犬にもおすすめできる3つの要素を整理してみました!
ネルソンズを小型犬に与えるうえでの2つの条件
それでははじめに、ネルソンズドッグフードを小型犬に与えるうえで、必ずチェックしておきたい2つの条件から見ていきましょう。
開封してから1ヶ月程度で消費できるか
ネルソンズドッグフードを小型犬に与えるにあたっては、内容量のバリエーションが1袋5kgの1種類だけということが問題になってきます。
なぜなら、体重10kgの成犬が開封してから1ヶ月でちょうど使い切れるくらい、と想定できる内容量だからです。
参考までに、公式サイトとパッケージに掲載されている給餌量の目安をもとに、ライフステージ別の1袋あたりの消費日数の目安を計算してまとめてみました。
子犬の1袋あたりの消費日数(1袋5kg) | ||||||
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成犬時の体重 | 生後2~5ヶ月 | 生後6~7ヶ月 | 生後8~11ヶ月 | 生後12~13ヶ月 | 生後14~15ヶ月 | 生後16~17ヶ月 |
1~5kg | 約40.0日 | 約48.1日 | 約48.1日 | 約58.8日 | 約58.8日 | 約58.8日 |
5~10kg | 約21.3日 | 約25.5日 | 約25.5日 | 約34.5日 | 約34.5日 | 約34.5日 |
成犬・シニア犬の1袋あたりの消費日数(1袋5kg) | ||
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体重 | 1歳~(成犬) | 7歳~(シニア犬) |
1~5kg | 約166.7~49.5日 | 約200.0~60.2日 |
5~10kg | 約49.5~29.4日 | 約60.2~39.4日 |
このことから、当サイトでは小型犬を1匹だけ飼っている場合はネルソンズドッグフードはおすすめしておらず、多頭飼いしている場合に選択肢の一つとして検討することをおすすめしています。
1ヶ月程度で使い切れるのであれば、ネルソンズドッグフードは大容量サイズのパッケージということもあり、グレインフリーフードの中ではコスパのいいドッグフードです。
愛犬の食事前にひと手間かけられるか
小型犬に与えるにあたってもう1つ気にかけておきたいのが、ネルソンズドッグフードは中粒〜大粒と言えるサイズ感のドライフードということです。
具体的には、トライアングル型で直径が約12mmの噛みごたえのある粒になっており、場合によっては水やぬるま湯でふやかしてから与えたり、食べやすい大きさに砕いてから与えたり・・・といった下準備が必要になる可能性があります。
もし愛犬の食事前にこのような手間をかけられない場合には、小型犬向けの粒サイズのドライフードを選んだ方がいいでしょう。
ネルソンズが小型犬にもおすすめできる3つの要素
小型犬に与えるうえでの2つの条件を確認したところで、次はネルソンズドッグフードが小型犬にもおすすめできる3つの要素を解説していきます。
良質なチキン(チキン生肉/乾燥チキン)が主原料
ネルソンズドッグフードには、良質なチキン(チキン生肉/乾燥チキン)が主原料として使われています。
その一方で、安さをウリにしているフードの多くには穀物が主原料として使われていますが、肉食傾向の雑食である犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。
そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のフードは下痢や吐き戻し、涙やけの原因になりえます。
それに対して、ネルソンズドッグフードは動物性原材料の割合が全体の約5割を占めている高タンパクなドライフードになっており、犬本来の食事内容に配慮されたドッグフード、という捉え方ができます。
グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用
ネルソンズドッグフードは、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していることも特徴です。
穀物の中でも小麦は特にアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、グレインフリーのレシピを採用しているネルソンズドッグフードなら、小麦はもちろん穀物全般にアレルギーのある小型犬の愛犬(たち)にも与えられます。
また、豆類の中では大豆がアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、ネルソンズドッグフードには大豆も使われていません。
それだけでなく、動物性タンパク源がチキンだけに限定されており、複数のタンパク源にアレルギーのある小型犬の愛犬(たち)にも対応しやすいです。
香料・着色料不使用のドライフード
ネルソンズドッグフードには、香料・着色料が使われていないことも評価できます。
香料は嗜好性を高めるために使われますが、ネルソンズドッグフードは良質な原材料そのものの香りが活かされており、かなり香りが強めなドライフードになっています。
着色料については見た目をよくする目的で使われますが、そもそもの問題として犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬目線で考えれば着色料を使ってまでフードに色味をつける意味はありません。
それに対して、香料・着色料といった犬に必要のないものが使われていないネルソンズドッグフードは、犬の立場になって作られているドッグフードと捉えることができますね。
まとめ
ネルソンズドッグフードは中型犬・大型犬向けに販売されているものの、小型犬の愛犬にも主食として与えることはできます。
ただ、内容量が1袋5kgの1種類だけなので、多頭飼いしている場合に選択肢の一つとして検討するのがいいでしょう。
また、トライアングル型で直径が約12mmのドライフードということから、場合によっては水やぬるま湯でふやかしてから与えたり、食べやすい大きさに砕いてから与える・・・といった下準備が必要になります。
ネルソンズドッグフードの原材料の内容や成分バランス自体は、小型犬にもおすすめできるドライタイプのドッグフードです。