主原料としてチキンが使われていることに加えて、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しているキャットフードのセレクトバランス。
また、合成保存料・香料・着色料が使われていないことや、年齢や飼育環境に配慮して成分バランスを調整したドライフードを取り揃えていることも特徴です。
今回はそんなセレクトバランスキャットフードの口コミ・評判を112件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
そして、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。
セレクトバランス(猫用)の悪い口コミ・評判
セレクトバランスキャットフードの悪い口コミ・評判は「愛猫の食いつきはいまいち」、「値段が高くて気軽に買えない」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、単純にセレクトバランスキャットフードの風味が好みに合わなかったことや、チキンが主原料として使われているグレインフリーフードということが関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきはいまいち(5件)
- 値段が高い(3件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2023年9月にAmazon、楽天、X、インスタグラムで調査しました。
食いつきはいまいち
セレクトバランスキャットフードの悪い口コミ・評判でまず確認できたのは、「食いつきはいまいち」という内容のレビューです。
この理由として考えられるのは、単純にセレクトバランスキャットフードの風味が好みに合わなかったことで、例えばセレクトバランスキャットフードは風味がチキンの1種類だけなので、食にこだわりのあるグルメな愛猫の好みには合わせづらいです。
また、セレクトバランスキャットフードには人工の香料が使われていないので、人工の香料が使われているドライフードを食べ慣れている猫にとっては、セレクトバランスキャットフードの風味にあまり魅力を感じられない可能性はあります。
値段が高い
そのほかに見つかったセレクトバランスキャットフードの悪い口コミ・評判は、「値段が高い」という内容のレビューです。
参考までに一例を挙げると、”1才以上の成猫用 チキン”の100gあたりの値段は約223円ということで、確かに店頭のペットフードコーナーでよく見かける市販の激安フードと比較すると高いです。
(※1.6kgサイズの調査時点の販売価格を参考にしています)
ただ、激安フードだけでなく高級フードまでを含めて総合的に比較すれば、セレクトバランスキャットフードは平均的な価格帯のドライタイプのキャットフードと捉えることができます。
とは言え、どれだけ原材料にこだわってフードを選んでも継続できなければ意味がないので、当サイトでは品質面・安全性に気を配りつつも、無理なく購入できる価格帯のフードの中から選ぶことをおすすめしています。
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セレクトバランスキャットフードの総合評価
セレクトバランス(猫用)の良い口コミ・評判
セレクトバランスキャットフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのフード」、「小粒だから食べやすそう」、「安心して与えられるフード」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、セレクトバランスキャットフードは原材料そのものの香りを活かして風味が整えられていることや、年齢に合わせて粒サイズが調整されていることが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(67件)
- 小粒で食べやすそう(16件)
- 原材料に安心感がある(10件)
- うちの猫には合っている(7件)
- 成分バランスがいい(4件)
という結果になっています。
食いつきがいい
セレクトバランスキャットフードの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
今回の調査で「食いつきはいまいち」というレビューが5件だったのに対して、「食いつきがいい」というレビューが67件という件数を踏まえても、セレクトバランスキャットフードはたくさんの猫たちに受け入れられている、と捉えてよさそうです。
この理由として考えられるのは、セレクトバランスキャットフードには主原料としてチキンを使いつつ、鶏脂やサーモンオイルも使われており、原材料そのものの香りを活かして風味が整えられていることです。
小粒で食べやすそう
次に多かったセレクトバランスキャットフードの良い口コミ・評判は、「小粒で食べやすそう」という内容のレビューです。
セレクトバランスキャットフードは、年齢に配慮して成分バランスを調整したドライフードを取り揃えており、4ヶ月までの子猫用”ベビー”は超小粒サイズに、12ヶ月までの子猫用”キトン”は小粒サイズになっています。
また、私はリニューアル前の”1才以上の成猫用 チキン”をお試ししましたが、粒の直径は約10mm程度で厚みはそれほどなく、我が家の愛猫の様子を見る限りでは特に食べづらそうにはしていませんでした。
原材料に安心感がある
そのほかに見つかったセレクトバランスキャットフードの良い口コミ・評判は、「原材料に安心感がある」という内容のレビューです。
まず、セレクトバランスキャットフードは香料に頼らず、原材料そのものの香りで風味が整えられていることが安心できる要素と言えるでしょう。
また、セレクトバランスキャットフードには人工のものではなく、天然由来の酸化防止剤が使われていることや、色味をつけるための着色料が使われていないことも安心感に繋がります。
そもそもの問題として、猫は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、猫目線で考えれば着色料を使ってまでフードに色味をつける意味はありませんからね。
うちの猫には合っている
調査したセレクトバランスキャットフードの口コミ・評判の中には、「うちの猫には合っている」という内容のレビューもありました。
この理由として考えられるのは、セレクトバランスキャットフードはチキンが主原料のグレインフリーフードということです。
対照的に、安さをウリにしているフードの多くには穀物が主原料として使われていますが、肉食動物の猫は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではなく、穀物の割合が多いフードは下痢や吐き戻しの原因になりえます。
また、穀物の中でも小麦とトウモロコシは特にアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、セレクトバランスキャットフードなら小麦とトウモロコシはもちろん、穀物全般にアレルギーのある愛猫にも与えられます。
成分バランスがいい
通販サイトとSNSでセレクトバランスキャットフードの口コミ・評判を調査していると、「成分バランスがいい」という内容のレビューも見られました。
これまでに何度か触れた通り、セレクトバランスキャットフードは年齢に合わせて成分バランスを調整したドライフードを取り揃えています。
例えば、子猫用は育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫に配慮してか、成猫用よりも高タンパク・高脂質・高カロリーになっています。
また、成猫用には脂質とカロリーがかなり控えめに調整されたラインナップがあり、運動量・食事量に合わせて選ぶこともできます。
セレクトバランス(猫用)の口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | 食いつきはいまいち |
値段が高い | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
小粒で食べやすそう | |
原材料に安心感がある | |
うちの猫には合っている | |
成分バランスがいい |
セレクトバランスキャットフードの悪い口コミ・評判は「愛猫の食いつきはいまいち」、「値段が高くて気軽に買えない」といった内容のレビューを確認できました。
その一方で、セレクトバランスキャットフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのフード」、「小粒だから食べやすそう」、「安心して与えられるフード」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、セレクトバランスキャットフードは原材料そのものの香りを活かして風味が整えられていることや、年齢に合わせて粒サイズが調整されていることが関係していると考えられます。
セレクトバランスキャットフードの種類
商品名 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|
ベビー/〜4ヶ月の子猫・母猫用 チキン 超小粒 | 35.0% | 18.0% | 10.0% | 385kcal |
キトン/〜12ヶ月の子猫・母猫用 チキン 小粒 | 35.0% | 16.5% | 10.0% | 375kcal |
1才以上の成猫用 チキン | 30.0% | 15.0% | 10.0% | 365kcal |
スリム/成猫の体重管理用 チキン | 27.0% | 9.5% | 10.0% | 330kcal |
エイジングケア/7才以上の成猫の健康維持 | 31.0% | 14.0% | 10.0% | 355kcal |
セレクトバランスキャットフードのラインナップは子猫用と成猫用が2種類ずつ、シニア猫用が1種類です。
どのフードについてもチキンが主原料、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用、合成保存料・香料・着色料不使用ということは変わりません。
ただ、年齢や飼育環境に配慮して成分バランスが調整されており、2種類の子猫用は成猫用よりも高タンパク・高脂質・高カロリーに調整されています。
また、2種類の成猫用はそれぞれで主要な成分バランスの傾向が違うほか、シニア猫用についてはシニア猫向けの成分が強化されている、などの違いがあります。
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セレクトバランスキャットフードの総合評価
セレクトバランス(猫用)のお試しサンプルはある?
セレクトバランスの公式サイトと楽天市場、Amazonを調査してみた限りでは、キャットフードのお試しサンプルの無料配布や有料販売は行われていませんでした。
ただ、どちらにせよお試しサンプルくらいの少量サイズだけでは、愛猫の食の好みと体質に合っているかをきちんと判断できません。
幸いなことに、セレクトバランスの正規輸入代理店のベッツチョイスジャパンは返金保証制度を導入しているので、まずは1ヶ月くらいは様子見するつもりで本商品を購入してみて、万が一愛猫に合わなかった場合は返金保証制度を利用するといいでしょう。
なお、返金保証制度を利用するには購入時のレシートが必要なことに加えて、内容量の1/3以上が残っていることなどの条件があります。
▼返金保証制度の詳細はこちら
返金保証|セレクトバランス|
セレクトバランス(猫用)をお試ししてレビュー!
実際に、セレクトバランスキャットフード「1才以上の成猫用 チキン」をお試ししてみました!
(※お試ししたのはリニューアル前の商品です)
セレクトバランスキャットフードはアメリカ産のプレミアムフードですが、正規品のパッケージにはほとんど日本語で商品情報が印字されています。
私がお試ししたのは愛猫が1ヶ月程度で食べ切れる2kgサイズで、袋の開け口にはジッパーが付いていることから、開封後に別の保存容器に移し替える手間が省けました。
袋を開封してまず感じたのは、想像していたよりもフードの香りが薄かったことです。
「食いつきがいい」という口コミ・評判が多かった一方で、我が家の愛猫の場合はあまり食いつきがいいとは言えず、フードの切り替えはいつも以上に時間をかけて行いました。
セレクトバランスキャットフードの粒は直径10mmくらいのハート型で、粒の大きさはほとんど均一に整っています。
はじめは少し大きめのようにも感じましたが、厚みがなく平ぺったい粒になっているためか、我が家の愛猫は特に食べづらそうな様子は見られませんでした。
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セレクトバランスキャットフードの原材料の評価
原材料一覧 |
---|
チキン、エンドウ豆、乾燥チキン、おから、サツマイモ、鶏脂(オメガ6脂肪酸・オメガ3脂肪酸源)、ポテトプロテイン、エンドウ豆プロテイン、タピオカ澱粉、酵母エキス、ビール酵母、セルロース、オリゴ糖、サーモンオイル(オメガ6脂肪酸・オメガ3脂肪酸源)、グルコサミン、クランベリーパウダー、ローズマリー、乳酸菌(EC-12)、コンドロイチン、コエンザイムQ10、ビタミン類(A、D3、E、K、B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、C、葉酸、ビオチン、コリン)、ミネラル類(リン、カリウム、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、コバルト)、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-リジン) ※アレルギーの原因になりやすい原材料は赤色で記載 |
ここからは、セレクトバランスキャットフードの原材料を評価していきます!
(※表は「1才以上の成猫用 チキン」の原材料一覧です)
チキンが主原料のドライタイプのキャットフード
セレクトバランスキャットフードの特徴としてまず挙げられるのは、チキンが主原料として使われているドライタイプのキャットフードということです。
また、キャットフードの中には品質・内容が不明瞭な原材料が使われているものもありますが、セレクトバランスキャットフードは原材料一つ一つの名称が明記されていることも評価できます。
さらに、合成保存料・香料・着色料が使われておらず、品質面・安全性ともにきちんと配慮されている印象を受けました。
あえて気になる点を挙げるとすれば、動物性原材料の割合までは記載されておらず、割合が明記されたフードと原材料の内容を比較しづらいことくらいです。
グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用
以前は穀物が使われていたセレクトバランスキャットフードですが、現在はグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しています。
それに加えて、動物性タンパク源の種類もシンプルになっており、複数のタンパク源にアレルギーのある食に敏感な愛猫にも対応しやすくなっています。
ただ、豆類の中でアレルギーの原因になりやすい大豆(おから)が使われているので、該当する愛猫に与えるのは避けてください。
セレクトバランスキャットフードの成分の評価
成分表 | |
---|---|
たんぱく質 | 30.0%以上 |
脂肪 | 15.0%以上 |
粗繊維 | 5.5%以上 |
灰分 | 8.5%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
カルシウム | 0.6%以上2.0%以下 |
リン | 0.6%以上1.6%以下 |
タウリン | 0.15%以上 |
エネルギー | 365kcal/100g |
原材料の次は、セレクトバランスキャットフードの成分を評価していきます!
(※表は「1才以上の成猫用 チキン」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
セレクトバランスキャットフードのタンパク質は27.0〜35.0%以上、脂質は9.5〜18.0%以上、水分は10.0%以下、カロリーは100gあたり330〜385kcalと、ラインナップによって主要な成分バランスに開きがあります。
全体的な傾向としては、子猫用は通常の成猫用よりも高タンパク・高脂質・高カロリーに、シニア猫用は通常の成猫用よりもタンパク質・脂質・カロリーがやや控えめになっており、【年齢別に成分バランスを調整している】という意図が明確に伝わってきます。
ただ、2種類の成猫用はタンパク質含有量に物足りなさを感じ、「スリム」に関してはタンパク質含有量が控えめすぎる印象を受けました。
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セレクトバランスキャットフードの総合評価
セレクトバランスキャットフードの給餌量
体重 | 1日あたりの給与量 |
---|---|
1.0kg | 27g |
1.5kg | 36g |
2.0kg | 44g |
3.0kg | 57g |
4.0kg | 69g |
5.0kg | 81g |
7.0kg | 101g |
10.0kg | 128g |
セレクトバランスキャットフード「1才以上の成猫用 チキン」の1日あたりの給餌量の目安は表の通りです。
そのほかのラインナップも公式サイトやパッケージに給餌量の目安が掲載されていますが、どれに関してもあくまで“目安”でしかありません。
実際には体質や飼育環境によって適量が変わってくるので、愛猫の体重や便の固さを確認しながら給餌量を調整するようにしましょう。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
400g | – | 1,210円 | 1,210円 |
1.6kg | – | 3,575円 | 3,575円 |
セレクトバランスの公式サイトと楽天市場、Amazonでキャットフード「1才以上の成猫用 チキン」の販売状況を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入することはできませんでした。
(※販売状況と販売価格は2023年4月に確認しました)
そして、楽天とAmazonの最安値は変わらず、という結果になりました!
セレクトバランスキャットフードは店頭ではあまり販売されていないので、セレクトバランスキャットフードを購入するなら販売状況もあわせて確認できる通販サイトを利用するのがお手軽です。
ただ、通販ではなく店頭で購入したいというこだわりがあるなら、最寄りの取扱店を調べることもできますよ。
⇒「セレクトバランス」取扱店鋪検索
セレクトバランスキャットフードの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 4.0 |
成分 | 4.0 |
安全性 | 5.0 |
食いつき | 5.0 |
コスパ | 3.5 |
総合評価 | Aランク (S~Eの6段階評価) |
価格/内容量 | 1,210円/400g 3,575円/1.6kg ※1才以上の成猫用 チキン ※2023年4月に楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 全年齢対応 (種類により異なる) |
原産国 | アメリカ |
販売会社 | 株式会社ベッツチョイスジャパン |
当サイトのセレクトバランスキャットフードの総合評価はAランクです。
一部のラインナップのタンパク質含有量が控えめすぎる印象を受けるものの、主原料としてチキンが使われているグレインフリーのドライフードということは魅力的です。
また、合成保存料・香料・着色料が使われていないことや、「食いつきがいい」という口コミ・評判が多かったことも評価できます。
販売価格については平均的な範囲に収まっているので、「愛猫にはコスパのいいグレインフリーフードを与えたい」と考えているなら、セレクトバランスキャットフードを一度お試ししてみる価値はあるでしょう。
この記事では、キャットフードを選ぶにあたって押さえておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した70種類のキャットフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいキャットフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のキャットフードを10種類ピックアップしています。