ユニチャームペットのドッグフードの「愛犬元気」には、柴犬に配慮して成分バランスを調整したドライフードとソフト(半生)フードもあります。
そして、どちらのタイプも小分け包装されていることに加えて、非常に手に取りやすい価格で販売されています。
今回はそんな愛犬元気の柴犬用の口コミ・評判を46件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
愛犬元気の柴犬用の総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | |
成分 | |
安全性 | |
食いつき | |
コスパ | |
総合評価 | Dランク (S~Eの6段階評価) |
価格/内容量 | 990円/2.1kg (525g×4袋) ※ドライフード「柴犬用」 ※2025年9月に楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 成犬・シニア犬 |
原産国 | 日本 |
販売会社 | ユニ・チャーム株式会社 |
公式サイト | 愛犬元気-ユニ・チャーム ペット |
当サイトの愛犬元気の柴犬用の総合評価はDランクです。
“激安”と言っていい価格で販売されている国産ドッグフードで、ドライ・ソフトの2タイプがあり、愛犬の好みに合わせて選べることは強みです。
その一方で、穀物が主原料として使われていることや、一部品質・内容が不明瞭な原材料表記がされていること、着色料などの必ずしも使う必要のないものが使われていることが気になりました。
なお、愛犬元気の柴犬用には子犬向けのラインナップはないので、育ち盛りの子犬用フードを探しているということであれば、必然的に選択肢からは外れます。
愛犬元気の柴犬用の悪い口コミ・評判
続いて、愛犬元気の柴犬用の口コミ・評判を見ていきましょう!
まず、悪い口コミ・評判については「うちの犬には合わなかった」、「原材料で気になることがある」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、タンパク源の種類が体質に合わなかった可能性や、必ずしも使う必要のないものが使われていることが関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- うちの犬には合わなかった(2件)
- 原材料で気になることがある(2件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2025年9月にAmazon、楽天、X、インスタグラムで調査しました。
うちの犬には合わなかった
愛犬元気の柴犬用の悪い口コミ・評判でまず確認できたのは、「うちの犬には合わなかったようで、軟便・下痢気味になった」という内容のレビューです。
軟便・下痢の理由として考えられるのは、愛犬元気の柴犬用には穀物が主原料として使われていることや、食物アレルギーです。
肉・魚の割合を減らして穀物の割合を増やせばコストを抑えられるというメリットがあり、愛犬元気の柴犬用は非常に手に取りやすい価格で販売されています。
その一方で、肉食傾向の雑食である犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではなく、穀物の割合が多いドッグフードが体質に合わずに、下痢や吐き戻しといった消化不良に繋がる可能性はあります。
また、穀物の中では小麦が、肉類の中では牛肉が、豆類の中では大豆がアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、愛犬元気の柴犬用にはこれらのタンパク源が使われています。
そのため、食に敏感な愛犬に愛犬元気の柴犬用を与えようと考えている場合には、タンパク源の割合と種類にも気を配りながら購入を検討するといいでしょう。
原材料で気になることがある
そのほかに見つかった愛犬元気の柴犬用の悪い口コミ・評判は、「原材料で気になることがある」という内容のレビューで、具体的には着色料が使われていることを気にする飼い主の声でした。
着色料はドッグフードの見た目を良くするために使われますが、犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬目線で考えれば着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はありません。
また、ソフト(半生)フードの愛犬元気パックンには、プロピレングリコールや調味料が使われていることも気になりました。
愛犬元気の柴犬用の良い口コミ・評判
愛犬元気の柴犬用の良い口コミ・評判は「食いつきがいい」、「お手頃な値段」、「保存に便利な小分け包装」といった内容のレビューがあり、その中でも食いつきのよさを評価する声が特に多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、動物性油脂が使われていることや、ソフトフードには調味料も使われていることが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(31件)
- お手頃な値段(4件)
- 保存に便利な小分け包装(4件)
- うちの犬には合っている(3件)
という結果になっています。
食いつきがいい
愛犬元気の柴犬用の良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
調査時点で「食いつきはいまいち」というレビューが見つからなかったことを踏まえても、愛犬元気の柴犬用はたくさんの犬たちに受け入れられている・・・と捉えてよさそうです。
食いつきのよさを評価する声に偏った理由として考えられるのは、ドライ・ソフトといった食感が違う2タイプのドッグフードがあることに加えて、どちらのタイプにも動物性油脂が使われていることです。
また、ソフトフードについては、調味料が使われていることも関係していると考えられます。
お手頃な値段
次に多かった愛犬元気の柴犬用の良い口コミ・評判は、「お手頃な値段」という内容のレビューです。
参考までに一例を挙げると、ドライフードの「柴犬用」の100gあたりの値段は約47円と、ここまでに何度か触れた通り、非常に手に取りやすい価格帯の国産ドッグフードになっています。
その一方で、主原料として穀物が使われていたり、一部品質・内容が不明瞭な原材料表記がされていたり、着色料や調味料が使われていたりなど、気になる部分も少なくはありません。
とは言え、「愛犬の月々の餌代をできる限り抑えたい」と考えているなら、愛犬元気の柴犬用は有力候補の一つになるでしょう。
保存に便利な小分け包装
そのほかに見つかった愛犬元気の柴犬用の良い口コミ・評判は、「保存に便利な小分け包装」という内容のレビューです。
ドライフードは1袋2.1kg、ソフトフードは1袋2.3kgで販売されていますが、ドライフードは袋の中で4パックに、ソフトフードは5パックに小分けされています。
このことから、開封してから品質や風味が落ちきる前に与えることができ、保存方法についてもそれほど神経質にならずに済みます。
うちの犬には合っている
愛犬元気の柴犬用の良い口コミ・評判の中には、「うちの犬は合っている」という内容のレビューもありました。
この理由として考えられるのは、愛犬元気の柴犬用は脂質が控えめになっていることです。
と言うのも、体質によっては高脂質なドッグフードが合わずに、下痢や吐き戻しといった消化不良に繋がることがあるからです。
なお、悪い口コミ・評判の項目で食物アレルギーについて触れましたが、愛犬に特にこれといったアレルギーがなければ、タンパク源の種類を気にしすぎる必要はありません。
愛犬元気の柴犬用の口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | うちの犬には合わなかった |
原材料で気になることがある | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
お手頃な値段 | |
保存に便利な小分け包装 | |
うちの犬には合っている |
愛犬元気の柴犬用の悪い口コミ・評判は「うちの犬には合わなかった」、「原材料で気になることがある」といった内容のレビューを確認できました。
その一方で、愛犬元気の柴犬用の良い口コミ・評判は「食いつきがいい」、「お手頃な値段」、「保存に便利な小分け包装」といった内容のレビューがあり、その中でも食いつきのよさを評価する声が特に多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、動物性油脂が使われていることや、ソフトフードには調味料も使われていることが関係していると考えられます。
愛犬元気の柴犬用の種類
タイプ | 商品名 | 主原料 | 穀物 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ドライ | 柴犬用 | 穀類 | トウモロコシ、小麦粉、コーングルテンミール、パン粉、コーングルテンフィード、フスマ | 22.0% | 10.0% | 10.0% | 約355kcal |
柴犬用 7歳以上用 | 穀類 | トウモロコシ、小麦粉、コーングルテンミール、パン粉、コーングルテンフィード、フスマ | 21.0% | 9.0% | 10.0% | 約350kcal | |
ソフト (パックン) |
柴犬用 | 穀類 | パン粉、小麦粉、トウモロコシ | 20.0% | 7.0% | 30.0% | 約290kcal |
愛犬元気の柴犬用はドライフードが2種類、ソフトフードが1種類というラインナップになっています。
(※ソフトフードは「愛犬元気パックン」というシリーズ名です)
そして、主原料として穀物が使われていることや、動物性タンパク源として鶏・豚・牛が使われていること、着色料が使われていることはどのフードも共通しています。
また、ドライフードにはシニア犬を対象にした「7歳以上」がありますが、主要な成分バランス(タンパク質・脂質・カロリー)は成犬用とほとんど同じです。
なお、以下のそれぞれの記事では、愛犬元気のドライフードとソフトフード(パックン)を掘り下げて解説しているので、あわせて参考にしてみてください。


愛犬元気の柴犬用の原材料の評価
※アレルギーの原因になりやすい原材料、品質・内容が不明瞭な原材料、気がかりな添加物は赤色で記載
ここからは、愛犬元気の柴犬用の原材料を評価していきます!
(※上記はドライフード「柴犬用」の原材料一覧です)
穀物が主原料として使われているドッグフード
愛犬元気の柴犬用の原材料の特徴としてまず挙げられるのは、ドライ・ソフトの2タイプのどちらにしても、穀物が主原料として使われていることです。
口コミ・評判の項目でも触れましたが、穀物は肉・魚よりも安く仕入れることができるので、肉・魚の割合を減らして穀物の割合を増やせばコストを抑えられます。
その一方で、穀物の割合を増やせば増やすほど、肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容からは遠ざかります。
また、穀物の中では小麦が、肉類の中では牛肉が、豆類の中では大豆がアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、愛犬元気の柴犬用にはこれらのタンパク源が使われています。
そのため、体質によっては愛犬元気の柴犬用が合わないこともあります。
一部品質・内容が不明瞭な原材料表記あり
愛犬元気の柴犬用の原材料一覧を見てそのほかに気になったことは、一部品質・内容が不明瞭な表記がされていることです。
具体的には、“チキンミール”や“ビーフミール”、“ビーフパウダー”といった表記で、公式サイトを見る限りでは、これらの動物性原材料の品質面についての補足はされていませんでした。
また、“動物性油脂”には具体的に何の動物の油が使われているのかと、添加されている酸化防止剤の種類が補足されていないことも気になるところです。
そして、色味をつけるために“着色料”が使われていることや、ソフトフード(愛犬元気パックン)に“調味料”が使われていることも気になりました。
愛犬元気の柴犬用の成分の評価
成分表 | |
---|---|
タンパク質 | 22.0%以上 |
脂質 | 10.0%以上 |
粗繊維 | 4.5%以下 |
粗灰分 | 8.5%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
カルシウム | 1.0% |
リン | 0.80% |
マグネシウム | 0.17% |
ナトリウム | 0.37% |
エネルギー | 約355kcal/100g |
原材料の次は、愛犬元気の柴犬用の成分を評価していきます!
(※表はドライフード「柴犬用」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
愛犬元気の柴犬用のドライフードのタンパク質は21.0~22.0%以上、脂質は9.0~10.0%以上、水分は10.0%以下、カロリーは100gあたり約350~355kcalと、成犬用とシニア犬(7歳以上)用で主要な成分バランスにはほとんど差がありません。
そして、低脂質でカロリーはやや控えめという点に注目すれば、室内飼いで運動量がそれほど多くない柴犬向き・・・という捉え方ができますが、タンパク質含有量には物足りなさを感じました。
また、穀物が主原料として使われていることから、「愛犬には肉・魚が主原料かつ高タンパクなドッグフードを与えたい」、と考えている場合には、愛犬元気の柴犬用は選択肢からは外れます。
それと、愛犬元気の柴犬用には子犬向けのラインナップはないので、育ち盛りの子犬用フードを探しているという場合にも選択肢からは外れます。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
2.1kg (525g×4袋) |
– | 1,158円 | 990円 |
ユニチャームペットの公式サイトと楽天市場、Amazonで愛犬元気の柴犬用の販売状況を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入することはできませんでした。
(※表はドライフード「柴犬用」のもので、販売状況と販売価格は2025年9月に確認しました)
そして、最安値はAmazonという結果になりましたが、送料を加味すると楽天の方が安くなることもあります。
また、愛犬元気はホームセンターなどの店頭でも販売されているドッグフードなので、店頭の価格も参考にしながらご自身の購入しやすい方法でお試しするのがいいでしょう。
ただ、通販サイトは一定金額以上の購入で送料無料となる販売店も多いので、継続して購入するなら通販サイトを利用した方がお手軽です。
まとめ
愛犬元気の柴犬用にはドライ・ソフトの2タイプがあり、どちらも非常に手に取りやすい価格で販売されています。
また、小分け包装されていて使い勝手がいいことも評価できますが、肉・魚ではなく穀物が主原料として使われていることや、一部品質・内容が不明瞭な原材料表記がされていることが気になりました。
そして、色味をつけるために着色料が使われていることや、ソフトフード(愛犬元気パックン)に調味料が使われていることも気になるところです。
とは言え、愛犬の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質面・安全性に気を配りつつも、無理なく購入できる価格帯のドッグフードの中から選ぶことをおすすめしています。