カナガンとジャガーはどちらもレティシアンが販売しているプレミアムキャットフードで、主原料として良質な肉・魚が贅沢に使われています。
また、穀物を一切使わないグレインフリーのレシピを採用していることや、猫に必要のない香料・着色料が使われていないことも共通しています。
そして、いくつかの類似点があることから、「愛猫にはどっちのフードが合っているんだろう?」と悩んでしまう方もいるでしょう。
そこでこの記事では、カナガンキャットフードとジャガーキャットフードを5項目で比較し、それぞれの違いをできるだけ分かりやすくまとめているので、ぜひ愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。
カナガンキャットフードとジャガーのラインナップの比較
商品名 | ドライフード | ウェットフード | スープ |
---|---|---|---|
カナガン | 4種類 | 9種類 (缶詰5種、パウチ4種) |
2種類 |
ジャガー | 1種類 | なし | なし |
まず最初に、カナガンキャットフードとジャガーキャットフードのラインナップを比較してみました!
カナガンキャットフードには4種類のドライフードと9種類のウェットフード、2種類のスープがあるのに対して、ジャガーキャットフードはドライフードが1種類だけです。
そして、カナガンキャットフードのスープ以外は主食用としての基準を満たしているほか、ほとんどのドライフード・ウェットフードが子猫からシニア猫にまで与えられる、全年齢対応の主食用フードになっています。
ただ、全てのフードを取り上げるとかなりのボリュームになってしまうので、この記事ではドライフードに絞って原材料や主要な成分値、粒の大きさや値段を比較していくことにします。
カナガンキャットフードとジャガーの原材料の比較
商品名 | 種類 | 主原料 | 動物性タンパク源 | 穀物 | 香料・着色料 |
---|---|---|---|---|---|
カナガン | チキン | 乾燥チキン | 鶏、卵 | 不使用 | 無添加 |
サーモン | 生サーモン | 魚 | 不使用 | 無添加 | |
デンタル | 七面鳥生肉 | 七面鳥、鶏、卵 | 不使用 | 無添加 | |
チキン&サーモン ライト・シニア・避妊去勢用 |
チキン生肉 | 鶏、魚、卵 | 不使用 | 無添加 | |
ジャガー | – | 肉類(チキン生肉、乾燥チキン、乾燥鴨肉、チキンレバー、鴨生肉) | 鶏、鴨、魚、卵 | 不使用 | 無添加 |
続いて、カナガンキャットフード(ドライフード)とジャガーキャットフードの主原料と動物性タンパク源、穀物や香料・着色料が使われていないかを比較してみました!
冒頭で触れたように、カナガンもジャガーも主原料として肉・魚が使われていることや、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していること、香料・着色料が使われていないことは共通しています。
ただ、それぞれのドライフードで動物性タンパク源の種類に違いがあり、魚ベースのドライフードが好きな愛猫にはカナガンの「サーモン」を・・・といったような選び方ができます。
また、カナガンの「サーモン」は動物性タンパク源が魚類だけに限定されているので、魚以外の複数のタンパク源にアレルギーのある愛猫にも対応できます。
ジャガーに関しては、動物性タンパク源の種類が【鶏/鴨/魚/卵】と一番多いですが、愛猫にこれといったアレルギーがなければ、単純に食の好みに合わせて選べば大丈夫です。
カナガンキャットフードとジャガーの成分の比較
商品名 | 種類 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
対象 |
---|---|---|---|---|---|---|
カナガン | チキン | 34% | 16.7% | 8% | 405kcal | 全年齢 |
サーモン | 31% | 18% | 9% | 407kcal | 全年齢 | |
デンタル | 33% | 15% | 8% | 389kcal | 全年齢 | |
チキン&サーモン ライト・シニア・避妊去勢用 |
35% | 18% | 10% | 390kcal | 成猫・シニア猫 | |
ジャガー | – | 37% | 14.88% | 8% | 387.5kcal | 全年齢 |
原材料の次は、カナガンキャットフード(ドライフード)とジャガーキャットフードの主要な成分値を比較してみました!
ジャガーは動物性原材料の割合が全体の約8割を占めていることもあってか、カナガンの各ドライフードよりも高タンパクです。
そして、ジャガーを含めた各ドライフードの脂質は標準的〜やや高め、カロリーはやや高め〜高めと言えるくらいの範囲になっています。
このような成分バランス上、カナガンとジャガーは育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫や、運動量が多い活発な成猫、少食の成猫・シニア猫用として特におすすめです。
(※カナガンの「チキン&サーモン」は成猫・シニア猫用ドライフードです)
カナガンキャットフードとジャガーの粒の比較
商品名 | 種類 | 直径 | 厚さ | 形状 |
---|---|---|---|---|
カナガン | チキン | 約10mm | 約4.5mm | 円形 |
サーモン | 約8mm | 約5mm | 円形 | |
デンタル | 約10mm | 約5mm | 円形 | |
チキン&サーモン ライト・シニア・避妊去勢用 |
約10mm | 約5mm | リング型 | |
ジャガー | – | 約11mm | 約4mm | リング型 |
主要な成分バランスに続いて、カナガンキャットフード(ドライフード)とジャガーキャットフードの粒の大きさ・形状を比較していきます。
カナガンの「チキン」と「サーモン」、「デンタル」はどれも円形になっていますが、「チキン」と「デンタル」の粒の直径は約10mm、「サーモン」の粒の直径は約8mmと、そのほかの2種類よりもやや小粒サイズです。
そして、カナガンの「チキン&サーモン」とジャガーの粒は真ん中に穴が空いたリング型で、サイズ感はほとんど変わりません。
また、リング型の粒は軽めの力でも噛み砕きやすく、水やぬるま湯でふやかしやすいというメリットがあります。
これらのことを踏まえると、小粒のドライフードが好きな愛猫にはカナガンの「サーモン」を、噛みごたえのある粒が好きな愛猫にはそれ以外のドライフードをおすすめします。
カナガンキャットフードとジャガーの値段の比較
商品名 | 種類 | 通常購入時の価格 | 定期購入時の価格 | 100gあたりの価格 | 1日あたりの餌代 (4kgの成猫を想定) |
---|---|---|---|---|---|
カナガン | チキン | 5,038円/1.5kg×1袋 | 1袋:4,534円(10%オフ) 2〜4袋:4,282円(15%オフ) 5袋以上:4,030円(20%オフ) ※1袋あたりの価格 ※合計金額に応じて割引率が変動 |
約336〜269円 | 約168~134円 |
サーモン | 5,038円/1.5kg×1袋 | 1袋:4,534円(10%オフ) 2〜4袋:4,282円(15%オフ) 5袋以上:4,030円(20%オフ) ※1袋あたりの価格 ※合計金額に応じて割引率が変動 |
約336〜269円 | 約202~161円 | |
デンタル | 5,852円/1.5kg×1袋 | 1袋:5,266円(10%オフ) 2〜3袋:4,974円(15%オフ) 4袋以上:4,681円(20%オフ) ※1袋あたりの価格 ※合計金額に応じて割引率が変動 |
約390〜312円 | 約195~156円 | |
チキン&サーモン ライト・シニア・避妊去勢用 |
5,852円/1.5kg×1袋 | 1袋:5,266円(10%オフ) 2〜3袋:4,974円(15%オフ) 4袋以上:4,681円(20%オフ) ※1袋あたりの価格 ※合計金額に応じて割引率が変動 |
約390〜312円 | 約234~187円 | |
ジャガー | – | 5,038円/1.5kg×1袋 | 1袋:4,534円(10%オフ) 2〜4袋:4,282円(15%オフ) 5袋以上:4,030円(20%オフ) ※合計金額に応じて割引率が変動 |
約336〜269円 | 約174〜139円 |
次に、カナガンキャットフード(ドライフード)とジャガーキャットフードの値段を比較してみました!
各ドライフードの内容量はどれも1袋1.5kgで、カナガンの「チキン」と「サーモン」、ジャガーは1袋5,038円で販売されています。
そして、カナガンの「デンタル」と「チキン&サーモン」については、1袋5,852円で販売されています。
また、カナガンもジャガーも公式サイトで割引価格で購入できる定期コースが導入されており、定期コースを利用すると合計金額に応じて【10%オフor15%オフor20%オフ】の値段で購入できます。
なお、比較表にはそれぞれのドライフードの100gあたりの値段と、1日あたりの餌代の目安も計算してまとめています。
同じ値段のドライフードでも給餌量の目安が違うこともあり、1日あたりの餌代の目安はカナガンの「チキン」が一番安く、カナガンの「チキン&サーモン」が一番高くなりました。
こんな場合はカナガンキャットフードがおすすめ
「愛猫には小粒サイズのドライフードを与えたい」と考えているなら、ここで取り上げたドライフードの中で一番小粒なカナガンの「サーモン」を選ぶのがいいでしょう。
また、カナガンの「サーモン」は動物性タンパク源が魚類だけに限定されているので、魚以外の複数の動物性タンパク源にアレルギーのある愛猫にも対応できます。
それと、カナガンの「チキン」は高カロリーかつ脂質も高めなことから、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫や、運動量が多い活発な成猫用として特におすすめです。
こんな場合はジャガーキャットフードがおすすめ
「愛猫には高タンパクなドライフードを与えたい」と考えているなら、動物性原材料の割合が全体の約8割を占めており、ここで取り上げたドライフードの中で一番高タンパクなジャガーをおすすめします。
また、リング型のドライフードは水分を吸収しやすくてふやかしやすい、というメリットもあるので、水やぬるま湯でふやかして与える機会がある場合にはジャガーを選ぶのもいいかもしれませんね。
(※カナガンの「チキン&サーモン」もリング型のドライフードです)
それと、ジャガーは適度に脂質を含みつつもカロリーは高すぎないので、給餌量の調整次第で幅広い年齢に対応しやすいです。
まとめ
カナガンキャットフードとジャガーキャットフードは、どちらも主原料として良質な肉・魚が贅沢に使われていることに加えて、グレインフリーのレシピを採用しています。
また、香料・着色料が使われていないことも共通していますが、ジャガーはドライフードが1種類だけなのに対して、カナガンには4種類のドライフードと9種類のウェットフード、2種類のスープがあります。
そして、それぞれのドライフードで動物性タンパク源の種類や粒の大きさ・形状が違い、愛猫の食の好みに合わせて選べます。
そのほかには、魚以外の複数の動物性タンパク源にアレルギーのある愛猫にはカナガン(ドライフード)の「サーモン」を・・・といった選び方もできますよ。