カナガンキャットフードはドライフードが「チキン」、「サーモン」、「デンタル」の3種類、缶詰タイプのウェットフードが「チキン&サーモン」の1種類と、全部で4種類のラインナップが日本で販売されています。
そして、それぞれのキャットフードでメインの動物性タンパク源や粒サイズなどに違いがあるほか、「デンタル」については天然の海藻を主成分としたケア成分である”プロデン”が配合されている、という違いもあります。
この記事では、カナガンキャットフードの種類別の共通点とそれぞれの特徴、選び方のポイントを解説しているので、ぜひ愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。
カナガンキャットフードの種類別の共通点
それでは、カナガンキャットフードの種類別の共通点から見ていきましょう。
まず、どのラインナップにも良質な肉・魚が主原料として使われていることは変わらず、動物性原材料の割合が実に全体の6割以上を占めています。
そして、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していることも同じで、小麦・トウモロコシといったアレルギーの原因になりやすい傾向にある穀物はもちろん、穀物全般にアレルギーのある愛猫にも与えられます。
また、香料・着色料といった犬に必要のないものが一切使われていないことや、猫種や年齢を問わない全猫種・全年齢対応の主食用キャットフードということも共通しています。
そのほかには、どのラインナップも公式サイトで定期コースが導入されており、定期コースを利用すると合計金額に応じて10%or15%or20%の割引が適用されることも特徴です。
なお、3種類のドライフードはイギリスで製造されているという共通点もありますが、ウェットフードについてはイギリスではなくタイで製造されています。
カナガンキャットフード チキンの特徴
主原料 | 乾燥チキン |
---|---|
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
香料・着色料 | 無添加 |
タンパク質 (以上) |
34% |
脂質 (以上) |
16.7% |
粗繊維 (以下) |
3% |
水分 (以下) |
8% |
オメガ6脂肪酸 | 2.99% |
オメガ3脂肪酸 | 0.82% |
エネルギー (100gあたり) |
405kcal |
通常購入時の価格 | 5,038円/1.5kg×1袋 |
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:4,534円(10%オフ) 2〜4袋:4,282円(15%オフ) 5袋以上:4,030円(20%オフ) ※合計金額に応じて割引率が変動 |
対象年齢 | 全年齢対応 |
粒サイズ・形状 | 直径:約10mm 厚さ:約4.5mm 形状:円形 |
原産国 | イギリス |
カナガンキャットフード チキンはその名前から連想できる通り、メインのタンパク源としてチキン(鶏肉)が使われているドライフードです。
第一原材料として使われているのは乾燥チキン、第二原材料として使われているのはチキン生肉で、そのほかにもチキンオイルや乾燥卵、チキングレイビーなどの動物性原材料が使われています。
そして、動物性タンパク源が鶏肉と卵の2種類と少なめなので、穀物全般にアレルギーのある愛猫だけでなく、複数の動物性タンパク源にアレルギーのある愛猫にも対応しやすくなっています。
また、3種類のドライフードの中で一番脂質とカロリーが高いことから、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫や運動量が多い活発な成猫、少食の成猫・シニア猫用フードとして特におすすめです。
カナガンキャットフード サーモンの特徴
主原料 | 生サーモン |
---|---|
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
香料・着色料 | 無添加 |
タンパク質 (以上) |
34% |
脂質 (以上) |
14.8% |
粗繊維 (以下) |
3.25% |
水分 (以下) |
8% |
オメガ6脂肪酸 | 0.80% |
オメガ3脂肪酸 | 3.10% |
エネルギー (100gあたり) |
398kcal |
通常購入時の価格 | 5,038円/1.5kg×1袋 |
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:4,534円(10%オフ) 2〜4袋:4,282円(15%オフ) 5袋以上:4,030円(20%オフ) ※合計金額に応じて割引率が変動 |
対象年齢 | 全年齢対応 |
粒サイズ・形状 | 直径:約7mm 厚さ:約5mm 形状:円形 |
原産国 | イギリス |
カナガンキャットフード サーモンは、第一原材料として生サーモンが、第二原材料として乾燥サーモンが使われているドライフードです。
また、サーモンのほかにもニシンや白身魚、マスといった複数の魚類が使われていますが、魚類以外の動物性タンパク源は使われていません。
このことから、魚風味のフードが好みの愛猫用フードとして選ぶだけでなく、鶏肉アレルギーお愛猫には「サーモン」を・・・といった選び方もできます。
それと、主要な成分バランスの傾向は「チキン」と変わりませんが、魚類の割合が多いこともあってか、オメガ6脂肪酸よりもオメガ3脂肪酸の割合が多くなっています。
そのほかの特徴として挙げられるのは、「サーモン」の粒の直径は約7mmと、3種類のドライフードの中で一番小粒になっていることで、小さめの粒を少しずつ食べるのが好きな愛猫には「サーモン」がおすすめです。
なお、1袋あたりの内容量と販売価格は「チキン」と同じです。
カナガンデンタルキャットフードの特徴
主原料 | 七面鳥生肉 |
---|---|
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
香料・着色料 | 無添加 |
タンパク質 (以上) |
33% |
脂質 (以上) |
15% |
粗繊維 (以下) |
4.75% |
水分 以下) |
8% |
オメガ6脂肪酸 | 3.5% |
オメガ3脂肪酸 | 0.9% |
エネルギー (100gあたり) |
389kcal |
通常購入時の価格 | 5,852円/1.5kg×1袋 |
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:5,266円(10%オフ) 2〜3袋:4,974円(15%オフ) 4袋以上:4,681円(20%オフ) ※合計金額に応じて割引率が変動 |
対象年齢 | 全年齢対応 |
粒サイズ・形状 | 直径:約10mm 厚さ:約5mm 形状:円形 |
原産国 | イギリス |
カナガンデンタルキャットフードは冒頭で触れた通り、フードを食べながら体のキレイに配慮できるように、天然の海藻を主成分としたケア成分”プロデン”が配合されていることが特徴です。
そのためか、「チキン」と「サーモン」よりも販売価格が少し高くなっています。
そして、鶏肉と卵が使われていることは「チキン」と共通していますが、「デンタル」の第一原材料は七面鳥生肉と、動物性タンパク源の種類にも違いがあり、タンパク源の違いが食いつきに影響を与える可能性があります。
また、3種類のドライフードの中では一番カロリーが低いですが、それでも一般的な成猫向けの主食用ドライフードと比べれば、カロリーはやや高めと言えるくらいです。
このことから「デンタル」についても、それなりに運動量が多い愛猫用としておすすめしています。
カナガン ウェット(猫用缶詰)の特徴
主原料 | チキン生肉 |
---|---|
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
香料・着色料 | 無添加 |
タンパク質 (以上) |
16.5% |
脂質 (以上) |
1.8% |
粗繊維 (以下) |
0.5% |
水分 (以下) |
78% |
オメガ6脂肪酸 | ? |
オメガ3脂肪酸 | ? |
カロリー (100gあたり) |
94.87kcal |
通常購入時の価格 | 6,358円/75g×12缶 |
定期購入時の価格 (1セットあたり) |
1セット:5,722円(10%オフ) 2〜3セット5,404円(15%オフ) 4セット以上:5,086円(20%オフ) ※合計金額に応じて割引率が変動 |
対象年齢 | 全年齢対応 |
原産国 | タイ |
カナガン ウェット(猫用缶詰)は1缶75gの食べきりサイズで、12缶で1セットという形で販売されています。
そして、主食用フードとしての栄養基準を満たしていることに加えて、ドライフードによく絡むとろみのあるスープなので、主食用としてもトッピング用としても使い勝手がいいです。
また、ドライフードよりも水分量が多くてカロリーが控えめなので、口の小さな子猫や噛む力の弱いシニア猫だけでなく、食欲旺盛な成猫用としても向いています。
それと、水分補給を兼ねて与えられることもウェットフードの強みです。
ただし、ウェットフードだけを毎食与えるとなると、月々の餌代が非常に高くなってしまうので、当サイトではドライフードと併用して与えることをおすすめしています。
まとめ
カナガンキャットフードはドライフードが3種類、ウェットフードが1種類というラインナップで、どれも良質な肉・魚が主原料として使われているグレインフリーフードということは変わりません。
また、香料・着色料が使われていないことや、全猫種・全年齢対応の主食用キャットフードということも共通していますが、各ドライフードは動物性原材料の内容に違いがあります。
それと、各ドライフードの主要な成分バランスの傾向は似ていますが、「サーモン」は小粒になっているので、風味の好みだけでなく粒サイズの好みに合わせて選ぶこともできますよ。
缶詰タイプのウェットフードはコスパ面を考慮すると、ドライフードと併用して与えることを前提に購入するのがおすすめです。