ドッグフードの種類を目的別や形状別に分けて徹底解説!

“ドッグフード”と一口に言っても、主食用・間食用といった目的別だけでなく、ドライ・ウェットなどの様々な種類が製造・販売されています。

そして、毎食与えるフードは主食用としての基準を満たしているものを、カリカリとした食感が苦手な愛犬にはやわらかな食感のウェットフードを・・・といったように、目的や状況に合わせてフードを選んであげることが大切です。

この記事では、ドッグフードの種類を目的別や形状別に分けて解説しているので、ぜひ愛犬のフード選びの参考にしてみてください。

目的別のドッグフードの種類

目的別のドッグフードの種類を大きく分けると、主食用と間食用とその他の目的用(おかずなど)の3つです。

順番に解説していきますね。

主食用フード

主食用フードとはその呼び方の通り、主食用として成分バランスが調整されているフードのことで、主食用フードと水を与えていれば必要な栄養が摂り入れられるようになっています。

そして、普段私たちが目にする多くの主食用フードは、パッケージに「総合栄養食」と記載されています。

ちなみに、総合栄養食とはAAFCO(全米飼料検査官協会)の栄養基準を満たしたフードのことです。

 

そのほかには、FEDIAF(欧州ペットフード工業連合会)の栄養基準を満たしたフードも主食用フードです。

なお、”主食用”という意味合いでは、「療法食」という状態に合わせて特別に成分バランスが調整されたフードもありますが、これに関してはフードの性質上、ご自身だけの判断で愛犬に与えるのは避けてください。

間食用フード

間食用フードはしつけやご褒美として与えることを目的として販売されているフードで、パッケージには「おやつ」や「トリーツ」といった表示がされています。

間食用フードを与えすぎると栄養が偏ってしまうので、1日の必要カロリーの20%以内を目安にして与えるようにし、間食用フードを与えた時にはその分だけ主食用フードの量を減らすようにしてください。

なお、間食用フードは必ずしも与える必要のないフードなので、おやつやご褒美を主食用フードで代用するのも一つの手です。

また、おやつ・トリーツとして販売されているフードの中には、主食用フードとしての栄養基準を満たしているものもありますよ。

その他の目的用フード

その他の目的用フードは、主食用フードと間食用フードのどちらにも当てはまらないフードです。

具体的には「副食」や「一般食」といったおかず用フードや、「栄養補助食」や「栄養補完食」といった特定の栄養やカロリーを補給するためのフードが挙げられます。

この中でも、食いつきをよくするのためのおかず(トッピング)用フードは、店頭のペットフードコーナーでよく見かけると思います。

いずれに関しても主食用フードとしての基準は満たしていないので、一般食なら手作り食のベースフードにしたり、副食は主食用フードにトッピングして与える・・・といった与え方が基本になります。

形状別のドッグフードの種類

形状別のドッグフードの種類を大きく分けると、「ドライフード」と「ソフトドライフード」と「セミモイストフード」と「ウェットフード」の4つです。

これらのフードは水分量が違うことから食感や香りが違い、嗜好性や賞味期限にも違いが出てきます。

ドライフード

一番使い勝手がいいのがドライフードで、水分量は10%程度でカリカリとした食感が特徴的です。

水分量が少ないことから開封後も常温で比較的長く保存できますし、ご飯の準備と後片付けもお手軽です。

また、ウェットフードと比べるとグラムあたりの価格が安いので、当サイトでは特にこれといった理由がない限りは、主食用フードにはドライフードを選ぶことをおすすめしています。

ソフトドライフード

ソフトドライフードは水分量が25〜35%程度で、もっちり・しっとり・ふわっとした食感に仕上げられています。

ドライフードとウェットフードの中間的な立ち位置のフードで、ドライフードよりも香りが強めで食いつきがいい傾向にあります。

その一方で、ドライフードと比べるとグラムあたりの価格が高く、カロリーが低くて給餌量が多くなることからコスパは悪いです。

セミモイストフード

セミモイストフードはソフトドライフードと同じく、水分量が25〜35%程度の半生フードです。

ただ、ソフトドライフードは加熱発泡処理されているのに対して、セミモイストフードは押し出し機などで製造されて発泡していないフードという違いがあります。

それと、ソフトドライフードとセミモイストフードのどちらにも言えることですが、品質保持のために様々な人工添加物が使われていることは珍しくありません。

 

「愛犬にはなるべく添加物が使われていないフードを与えたい」と考えている場合には、原材料一覧に記載されている添加物をきちんと確認しておくことをおすすめします。

なお、半生タイプのドッグフードの選び方のポイントや、おすすめできる内容のフードについては、以下の記事で詳しく解説しています。

ウェットフード

ウェットフードは水分量が75%程度と多く、香りが強くてやわらかな食感から食いつきがいい傾向にあり、固形物を食べ慣れていない子犬やシニア犬にも食べやすいです。

また、ウェットフードは密閉された状態で販売されており、開封しなければ長期間保存できるという強みもあります。

その一方で、開封後は日持ちせず、水分量が多くて低カロリーという性質上、ソフトドライフードやセミモイストフード以上にコスパは悪いです。

このことから当サイトでは、ウェットフードはドライフードとローテーションして与えたり、トッピング用フードとして活用することをおすすめしています。

年齢別のドッグフードの種類

メーカー(ブランド)によっては「子犬用」、「成犬用」、「シニア犬用」といったように、年齢別に成分バランスを調整した主食用フードを取り揃えています。

厳密に言えば、成犬用フードとシニア犬用フードの栄養基準自体は変わらないのですが、シニア犬用フードは歳をとって活動量が落ちたシニア犬に配慮して、成犬用フードよりも脂質とカロリーが控えめに調整されていることが多いです。

また、タンパク質含有量やミネラル含有量が控えめになっていたり、関節に配慮した成分が配合(強化)されているシニア犬用フードもあります。

 

子犬用フードに関しては成犬用フードとは別の基準があり、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬に配慮して、成犬用フードよりも高タンパク・高脂質・高カロリーに調整されていることが多いです。

そのほかには、子犬からシニア犬までの全年齢に対応した「全成長段階用」という主食用フードもあり、給餌量の調整だけで子犬の頃からシニア犬の頃まで対応できます。

犬種・サイズ別のドッグフードの種類

「トイプードル用」や「チワワ用」といった特定の犬種別の主食用フードや、「超小型犬用」、「小型犬用」、「中型犬用」、「大型犬用」といったサイズ別の主食用フードを取り揃えているメーカー(ブランド)もあります。

と言っても、犬種やサイズ別で成分バランスに基準が設けられているわけではありません。

ただ、特定の犬種向けの成分が配合(強化)されていたり、小型犬用は大型犬用よりもタンパク質・脂質・カロリーが高めに、中型犬用は小型犬用と大型犬用の中間くらいの成分バランスに調整されている傾向はあります。

また、ドライフードであれば小型犬用は小粒サイズに、中型犬用は小粒〜中粒サイズに、大型犬用は中粒〜大粒サイズに設計されていることが多いです。

まとめ

ドッグフードには主食用・間食用といった目的別のフードがあるだけでなく、ドライ・ソフトドライ・セミモイスト・ウェットといった水分量の違うフードがあります。

また、メーカー(ブランド)によっては、年齢や犬種・サイズ別に成分バランスを調整した主食用フードも取り揃えています。

それぞれのフードの性質を踏まえたうえで、目的や状況に合ったフードを愛犬に選んであげてくださいね。