コンボドッグフードの評判ってどう?愛犬家の口コミ・評価を徹底検証!

日本ペットフードが製造・販売しているコンボドッグフード(コンボ ドッグ)には、”ビーフ粒”や”ささみ粒”、”チーズ粒”や”小魚”といった素材がトッピングされているのが特徴です。

また、ドライフードだけでなく半生タイプのシリーズもあり、愛犬の食の好みに合わせて選びやすくなっています。

今回はそんなコンボドッグフードの口コミ・評判を87件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!

そして、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

コンボドッグフードの総合評価

項目 詳細
原材料 1.0
成分 2.0
安全性 1.5
食いつき 5.0
コスパ 4.5
総合評価 Dランク
(S~Eの6段階評価)
価格/内容量
(調査時点の最安値)
745円/720g
1,619円/1.7kg
※コンボ ドッグ ドライ「超小粒」
※2023年6月に楽天・Amazonで確認
対応年齢 全年齢対応
(種類により異なる)
原産国 日本
販売会社 日本ペットフード株式会社

当サイトのコンボドッグフードの総合評価はDランクです。

様々な素材がトッピングされていることや、ドライと半生の2タイプのドッグフードを取り揃えていることが魅力で、通販サイトとSNSを調査してみた限りでも、「食いつきがいい」という飼い主の声が目立ちました。

また、お手頃な価格で販売されていて気軽に購入できることも強みですが、どのドッグフードにも穀物が主原料として使われていることや、全体的にタンパク質含有量が控えめなことが気になりました。

また、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていることや、人工の保存料と着色料が使われていることも気になるところです。

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コンボドッグフードの悪い口コミ・評判

続いて、コンボドッグフードの口コミ・評判を見ていきましょう。

まず。悪い口コミ・評判については「残念ながらあまり食べない」、「うちの犬には合わなかった」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、単純に風味や食感が好みに合わなかったことや、アレルギーの原因になりやすい原材料が使われていることが関係していると考えられます。

悪い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきはいまいち(7件)
  • うちの犬には合わなかった(4件)

という結果になっています。

なお、口コミ・評判は2021年8月にAmazon、楽天、ツイッター(現X)、インスタグラムで調査しました。

食いつきはいまいち

コンボドッグフードの悪い口コミ・評判で一番多かったのは「残念ながらあまり食べない」、「我が家の犬の食いつきはいまいち」といった食いつきの悪さを指摘するレビューでした。

食いつきのよさを評価するレビューの方が圧倒的に多かったですが、どんな犬でも気に入ってくれる嗜好性の高いドッグフードはまずありません。

また、「トッピング素材だけを残す」という飼い主の声や、その逆に「トッピング素材しか食べない」という飼い主の声もありました。

犬によって食の好みは様々ですし、こればかりは食べさせてみないことには何とも言えない・・・というのが率直な感想です。

うちの犬には合わなかった

そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「うちの犬には合わなかった」といった内容のレビューです。

具体的には「軟便・下痢気味になった」という飼い主の声や、「吐く回数が増えた」という飼い主の声を確認できました。

下痢や吐き戻しといった消化不良の原因として考えられるのは、餌の急な切り替えや食物アレルギーです。

 

コンボドッグフードには小麦や牛肉、大豆が使われていますが、これらのタンパク源は比較的アレルギーの原因になりやすい傾向にあります。

また、小麦だけでなく穀物全般にアレルギーのある犬もいますし、動物性油脂や人工の着色料がアレルギーや涙やけの原因になることもあります。

コンボドッグフードの良い口コミ・評判

コンボドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのドッグフード」、「値段が手頃で気軽に買える」、「安心して与えることができるドッグフード」といった内容のレビューがあり、そのほとんどが食いつきのよさを評価する飼い主の声でした。

食いつきがいいというレビューに偏ったのは、コンボドッグフードは様々な素材をトッピングしたラインナップを取り揃えていることや、ドライフードだけでなく半生タイプのシリーズもあることが関係していると考えられます。

良い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきがいい(65件)
  • お手頃な値段(6件)
  • うちの犬には合っている(3件)
  • 保存に便利な小分け包装(2件)

という結果になっています。

食いつきがいい

コンボドッグフードの口コミ・評判で圧倒的に多かったのが、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。

「あまり食べない」というレビューが7件だったのに対して、「食いつきがいい」というレビューが65件という割合を踏まえても、コンボドッグフードは多くの犬に受け入れられている食いつきがいいドッグフードと捉えてよさそうです。

ここまで食いつきのよさを評価する飼い主の声に偏ったのは、コンボドッグフードには”ビーフ粒”、”ささみ粒”、”チーズ粒”といった素材がトッピングされていることや、やわらかな食感の半生タイプのドッグフードも取り揃えていることが関係していると考えられます。

また、食いつきをよくするために、キブル(粒)が動物性油脂でコーティングされていることも理由の一つでしょう。

お手頃な値段

次に多かった良い口コミ・評判は、「お手頃な値段」という内容のレビューです。

コンボドッグフードの100gあたりの値段は約100円ということで、海外産プレミアムドッグフードと比較すると購入しやすい価格帯のドッグフードと言えます。
(※コンボ ドッグ ドライ”超小粒”の720gサイズの最安値を参考にしています)

主原料として穀物が使われていることや、人工の保存料や着色料が使われているラインナップが多いことが気がかりですが、【価格を重視してドッグフードを選びたい】と考えているなら有力候補の一つになるでしょう。

うちの犬には合っている

良い口コミ・評判の中には、「うちの犬には合っている」というレビューもありました。

この理由として考えられるのは、コンボドッグフードは全体的に脂質が控えめに調整されていることです。

というのも、体質によっては高脂質のドッグフードが合わずに、下痢や吐き戻しといった消化不良に繋がることがあるからです。

また、コンボドッグフードには繊維質が適度に含まれていることも理由の一つと考えられます。

保存に便利な小分け包装

通販サイトとSNSで口コミ・評判を調査していると、「コンボドッグフードは小分け包装されていて保存に便利」といったレビューもありました。

例えば、【コンボ ドッグ ドライ】の”超小粒”には720gサイズと1.7kgサイズがあり、720gサイズは180g×4袋に、1.7kgサイズは425g×4袋といったように小分けされています。
(※シリーズによって内容量に違いがあります)

このような配慮があることから、ドッグフードが酸化して品質と風味が落ちる前に使い切ることができますし、保存方法に関してそこまで神経質にならずに済みます。

コンボドッグフードの口コミ・評判まとめ

項目 口コミ内容
悪い口コミ 食いつきはいまいち
うちの犬には合わなかった
良い口コミ 食いつきがいい
お手頃な値段
うちの犬には合っている
保存に便利な小分け包装

コンボドッグフードの悪い口コミ・評判は「残念ながらあまり食べない」、「うちの犬には合わなかった」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

その一方で、コンボドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのドッグフード」、「値段が手頃で気軽に買える」、「安心して与えることができるドッグフード」といった内容のレビューがあり、そのほとんどが食いつきのよさを評価する飼い主の声でした。

食いつきがいいというレビューに偏ったのは、コンボドッグフードは様々な素材をトッピングしたラインナップを取り揃えていることや、ドライフードだけでなく半生タイプのシリーズもあることが関係していると考えられます。

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コンボドッグフードの種類

コンボドッグフードには【コンボ ドッグ ドライ】、【コンボ ドッグ やわらかソフト】、【コンボ ドッグ もっちりふっくら】といった3タイプのドッグフードがあります。

コンボ ドッグ ドライ

商品名 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
超小粒 20.0% 9.0% 20.0% 310kcal
ゴロっとビーフ入り 20.0% 7.0% 20.0% 300kcal
やわらかキャベツ入り 19.0% 6.8% 20.0% 300kcal
まろやかチーズ入り 19.5% 7.0% 20.0% 300kcal
Wお肉入り 20.0% 7.0% 20.0% 300kcal
低脂肪 20.0% 5.0% 20.0% 290kcal
低脂肪 7歳以上 18.0% 5.0% 20.0% 290kcal
低脂肪 11歳以上 18.0% 5.0% 20.0% 290kcal
11歳以上 15.0% 5.5% 33.0% 250kcal

【コンボ ドッグ ドライ】は成犬・シニア犬用が6種類、シニア犬用が3種類というラインナップです。

ラインナップによって”ミニささみ粒/チーズ粒/小魚粒/ビーフ粒/国産小魚/ささみ粒/キャベツ”といった素材がトッピングされており、脂質が控えめに調整された「低脂肪」というラインナップもあります。

また、一般的なドライフードの水分量が10%程度なのに対して、【コンボ ドッグ ドライ】の水分量は20~33%と多いのも特徴ですが、全体的にタンパク質が控えめな印象を受けました。
(※シニア犬に配慮してか、”11歳以上”だけは水分量が33%とそのほかのラインナップ以上に多いです)

コンボ ドッグ やわらかソフト

商品名 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
角切りビーフ・ささみ 野菜ブレンド 16.0% 8.0% 33.0% 260kcal
角切りビーフ・チーズ 野菜ブレンド 15.0% 8.0% 33.0% 260kcal
角切りビーフ・さつまいも 野菜ブレンド 15.0% 7.5% 33.0% 260kcal
低脂肪 角切りささみ・ビーフ 野菜ブレンド 16.0% 6.0% 33.0% 250kcal
11歳以上 角切りささみ・ビーフ 野菜ブレンド 14.5% 7.0% 33.0% 260kcal
15歳以上 小粒ささみ・ビーフ 野菜ブレンド 14.5% 7.0% 33.0% 260kcal

【コンボ ドッグ やわらかソフト】は、水分量が多い半生タイプのドッグフードです。

ラインナップに関しては成犬・シニア犬用が4種類、シニア犬用が2種類となっており、【コンボ ドッグ ドライ】と同じように脂質とカロリーが控えめに調整されています。

脂質とカロリーが控えめという点では、室内飼いされていることが多くて運動量が少ない傾向にある日本の飼い犬向けと言えますが、やはりタンパク質が控えめなことが気になるところです。

コンボ ドッグ もっちりふっくら

商品名 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
国産チキン・しっとりビーフ添え 15.0% 4.8% 30.0% 260kcal
うまみビーフ・もっちりチーズ添え 15.0% 4.8% 30.0% 260kcal
低脂肪 15.0% 4.0% 30.0% 255kcal
11歳以上 15.0% 4.6% 30.0% 260kcal

【コンボ ドッグ もっちりふっくら】のラインナップは成犬用が3種類、シニア犬用が1種類となっており、ドライフードよりも水分量が多い半生フードということはやわらかソフトと変わりません。

また、主原料として小麦が使われていることや、人工の着色料が使われていることも共通しています。

ただ、やわらかソフトは8種類の野菜をブレンドした”やわらかな食感”になっているのに対して、もっちりふっくらは国産の鶏生肉を練り込んだ”もちっとした食感”になっています。

コンボドッグフードの原材料の評価

原材料一覧
穀類(トウモロコシ、小麦粉、脱脂米糠、コーングルテンフィード、小麦タンパク)、肉類(チキンミール、チキン、鶏ササミ、牛肉粉、豚肉粉、チキンレバーパウダー)、脱脂大豆、油脂類(動物性油脂、植物性油脂(オメガ-6脂肪酸含む))、チーズ、小魚粉末、コーンスターチ、ビール酵母、糖類(ショ糖、オリゴ糖)、食塩、セレン酵母、野菜類(キャベツ、大麦若葉、カボチャ、トマト、ニンジン、ブロッコリー、ホウレンソウ、モロヘイヤ)、カゼインホスホペプチド、プロピレングリコール、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、コバルト)、pH調整剤、保存料(ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム)、グリセリン、膨張剤、ビタミン類(A、B2、B6、B12、D、E、パントテン酸、コリン)、ソルビトール、着色料(二酸化チタン、食用赤色102号、食用赤色106号、食用黄色4号、食用黄色5号、食用青色1号)、メタリン酸ナトリウム、酸化防止剤(エリソルビン酸ナトリウム、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)、増粘安定剤(グァーガム)、香料、グルコサミン、アミノ酸類(アルギニン、メチオニン)、コンドロイチン
※アレルギーの原因になりやすい原材料、品質・内容が不明瞭な原材料、気がかりな添加物は赤色で記載

ここからは、コンボドッグフードの原材料を評価していきます。
(※表はコンボ ドッグ ドライの「超小粒」の原材料一覧です)

穀物が主原料として使われているドッグフード

コンボドッグフードの原材料の特徴してまず挙げられるのは、どの主食用フードにも穀物が主原料として使われていることでしょう。

穀物は肉類よりも安く仕入れることができる反面、犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではなく、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のドッグフードは犬本来の食事内容からは遠ざかります。

また、穀物の中でも小麦はアレルギーの原因になりやすい傾向にあります。

それに加えて、肉類の中でアレルギーの原因になりやすい牛肉や、豆類の中でアレルギーの原因になりやすい大豆が使われていることから、体質によってはコンボドッグフードが合わない可能性はあります。

品質・内容が不明瞭な原材料あり

コンボドッグフードの原材料でそのほかに気になったことは、肉類の品質と動物性油脂の内容が不明瞭なことです。

公式サイトとパッケージを見た限りではチキンミールや牛肉粉、豚肉粉などの肉類の品質についての説明や、動物性油脂に何の動物の油が使われているのかの説明はされていませんでした。

また、動物性油脂に添加されている酸化防止剤が人工のものなのか、それとも天然由来のものなのかどうかも分かりません。

人工の保存料・着色料が使われている

コンボドッグフードには、人工の保存料・着色料が使われていることも気になりました。

人工の保存料については、ドッグフードの品質の劣化を抑える目的で添加されるものの、犬は食べ物の見た目ではなく香りで良し悪しを判断しているので、犬の立場になって考えれば着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はありません。

コンボドッグフードの成分の評価

成分表
タンパク質 20.0%以上
脂質 9.0%以上
粗繊維 4.0%以下
灰分 9.0%以下
水分 20.0%以下
カルシウム 0.8%以上
リン 0.6%以上
エネルギー 310kcal/100g

原材料の次は、コンボドッグフードの成分を評価していきます。
(※表はコンボ ドッグ ドライの「超小粒」の成分表です)

タンパク質・脂質・カロリーのバランス

【コンボ ドッグ ドライ】のタンパク質は15.0~20.0%以上、脂質は5.0~9.0%以上、水分は20.0~33.0%以下、100gあたりのカロリーは250~310kcalと、全体的にタンパク質と脂質とカロリーが控えめです。

脂質とカロリーが控えめという点にだけ注目すれば、室内飼いで運動量が少ない成犬や歳をとって運動量が落ちたシニア犬向けと捉えることができますが、タンパク質が控えめすぎることが気になりました。

また、コンボドッグフードには穀物が主原料として使われていることから、植物性タンパク質の割合がかなり多いと推測できます。

このことから、「愛犬には肉・魚が主原料として使われている高タンパクなドッグフードを与えたい」と考えている場合には、コンボドッグフードは選択肢から外れます。

最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査

内容量 公式 楽天 Amazon
720g(180g×4袋) 745円 798円
1.7kg(425g×4袋) 1,619円 1,810円

コンボの公式サイトと楽天市場とAmazonで【コンボ ドッグ ドライ】の「角切りビーフ・野菜ブレンド」の販売状況を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入することはできませんでした。
(※販売状況と販売価格は2023年6月に確認しました)

そして、720g・1.7kgの2サイズともに最安値は楽天、という結果になりました!

店頭でもコンボドッグフードを取り扱っている販売店は多いですが、店頭では定価で販売されていることが多いですし、通販サイトはまとめ買いで送料無料となる販売店も多いので、継続して購入するなら通販サイトでまとめ買いすることをおすすめします。

通販なら重い大袋をわざわざ持ち運ぶ手間もありませんしね。

コンボドッグフードとコンボ ピュアの違い

コンボドッグフードとコンボ ピュアの大きな違いとして挙げられるのは、コンボピュアには着色料・香料・保存料が使われていないことです。

また、コンボドッグフードのドライフードは水分量が20.0%or33.0%以下なのに対して、コンボピュアのドライフードの水分量は10.0%以下と、コンボピュアは一般的な水分量のドライフードになっています。

そして、トッピング素材の種類にも違いがあり、風味や食感が嗜好性に影響を与える可能性があります。

なお、以下の記事ではコンボ ピュア(犬用)の口コミ・評判を整理し、原材料と成分も踏まえて総合的な評価をしているので、あわせて参考にしてみてください。

まとめ

コンボドッグフードには、“ビーフ粒”や”ささみ粒”などの様々な素材がトッピングされていることに加えて、ドライと半生の2タイプのドッグフードを取り揃えており、愛犬の食の好みに合わせて選ぶことができます。

そして、手に取りやすい価格で販売されていることが魅力と言えますが、どのラインナップにも穀物が主原料として使われており、品質・内容が不明瞭な原材料や、人工の保存料・着色料が使われていることが気になるところです。

また、タンパク質含有量については全体的に控えめな印象を受けました。

とは言え、愛犬の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質面・安全性に気を配りつつも、無理なく購入できる価格帯のドッグフードの中から選ぶことをおすすめしています。

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