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ロイヤルカナンとユーカヌバの違いって何?4つの項目で比較・検証!

ドッグフード

ロイヤルカナンとユーカヌバは、どちらも「ロイヤルカナン ジャポン」が販売しているドッグフードで、年齢や犬種別などのラインナップを取り揃えています。

そして、販売会社が同じということもあり、ロイヤルカナンとユーカヌバの違いがよく分からない・・・と疑問に思う方もいるでしょう。

そこでこの記事では、ロイヤルカナンとユーカヌバを4つの項目で比較し、2つのドッグフードの違いをできるだけ分かりやすくまとめているので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

ロイヤルカナンとユーカヌバのラインナップの比較

商品名 ドライフード ウェットフード ミルク
ロイヤルカナン 80種類 7種類 1種類
ユーカヌバ 18種類 なし なし

はじめに、ロイヤルカナンとユーカヌバのラインナップを比較してみました!

ロイヤルカナンにはドライ・ウェットの2タイプがあるほか、子犬用ミルクまで取り揃えていますが、ユーカヌバはドライフードの1タイプだけです。

また、ユーカヌバのドライフードのラインナップは18種類なのに対して、ロイヤルカナンのドライフードのラインナップは80種類と非常に多いです。

 

そして、ロイヤルカナンにもユーカヌバにもライフステージ別(子犬・成犬・シニア犬)、サイズ別(小型犬・中型犬・大型犬)のラインナップがありますが、ロイヤルカナンはプードルやチワワなど、特定の犬種専用フードのラインナップも豊富です。

ただ、全てのフードを取り上げるとなると、かなりのボリュームになってしまうので、この記事ではロイヤルカナンとユーカヌバのドライフードを5種類ずつピックアップし、原材料や成分、販売価格を比較していくことにします。

ロイヤルカナンとユーカヌバの原材料の比較

商品名 種類 主原料 動物性タンパク源 穀物 香料・着色料 保存料・酸化防止剤
ロイヤルカナン ミニ インドア 子犬用 鶏、七面鳥、鴨 米、超高消化性小麦タンパク、コーン、コーンフラワー、コーングルテン 無添加 ソルビン酸カリウム、ミックストコフェロール、ローズマリーエキス
ミニ インドア 成犬用 鶏、七面鳥、鴨 米、コーン、超高消化性小麦タンパク 無添加 ソルビン酸カリウム、ミックストコフェロール、ローズマリーエキス
ミニ インドア シニア犬用 コーン 鶏、七面鳥、鴨 コーン、米、超高消化性小麦タンパク、コーンフラワー、コーングルテン 無添加 ソルビン酸カリウム、ミックストコフェロール、ローズマリーエキス
ミニ ライトウェイトケア 肉類 鶏、七面鳥、鴨 コーン、大麦、米、コーングルテン、コーンフラワー 無添加 ソルビン酸カリウム、ミックストコフェロール、ローズマリーエキス
マキシ 子犬用 肉類 鶏、七面鳥、鴨 超高消化性小麦タンパク、米、コーンフラワー、コーン、小麦粉、コーングルテン 無添加 ソルビン酸カリウム、ミックストコフェロール、ローズマリーエキス
ユーカヌバ スモール パピー 肉類 鶏、七面鳥 とうもろこし、小麦、米 無添加 ソルビン酸カリウム、ミックストコフェロール、ローズマリーエキス
ラージ パピー 肉類 鶏、七面鳥 小麦、とうもろこし、とうもろこし粉、米 無添加 ソルビン酸カリウム、ミックストコフェロール、ローズマリーエキス
ラム&ライス(成犬用) ラム肉 羊、鶏、七面鳥、卵 米、小麦、とうもろこし粉、とうもろこし、大麦 無添加 ソルビン酸カリウム、ミックストコフェロール、ローズマリーエキス
スモール フィット ボディ 肉類 鶏、七面鳥 とうもろこし、小麦、大麦 無添加 ソルビン酸カリウム、ミックストコフェロール、ローズマリーエキス
シニア ラム&ライス ラム肉 羊、鶏、七面鳥、卵 米、小麦、とうもろこし、大麦、とうもろこし粉 無添加 ソルビン酸カリウム、ミックストコフェロール、ローズマリーエキス

それでは次に、ロイヤルカナンとユーカヌバの原材料を比較していきましょう!

ロイヤルカナンとユーカヌバの主原料の比較

ユーカヌバはほとんどのフードの主原料が肉類なのに対して、ロイヤルカナンは穀物が主原料のドライフードがそれなりに多いです。

このことから、「愛犬には肉類が主原料のドライフードを与えたい」と考えている場合は、該当するフードは選択肢から外れます。

また、ロイヤルカナンとは違って、ユーカヌバにはラム肉が主原料のフードもあり、愛犬の食の好みに合わせて選ぶこともできます。

ロイヤルカナンとユーカヌバのタンパク源の比較

ユーカヌバはどのフードにもタンパク源として、鶏・七面鳥・小麦が使われているので、愛犬がいずれかのタンパク源にアレルギーがある場合には対応できません。

ロイヤルカナンについては、フードによってタンパク源の種類が変わってきますが、鶏・七面鳥・小麦・鴨が使われているドライフードが多いです。

そのため、食に敏感な愛犬のドッグフードを探している場合には、タンパク源の種類に気を配りながら購入を検討するのがいいでしょう。

香料・着色料の有無や酸化防止剤の比較

ロイヤルカナンとユーカヌバには、人工の香料・着色料は使われていません。

そして、ソルビン酸カリウムという人工の保存料と、ミックストコフェロール・ローズマリーエキスという、天然由来の酸化防止剤が使われていることも共通しています。

人工の保存料については、フードの品質の劣化を抑える目的で添加されるものですし、「使われていても気にならない」という考え方も、「使われている時点で避けたい」という考え方も、間違いとは言い切れません。

そのため、最終的には飼い主それぞれの判断に委ねられます。

ロイヤルカナンとユーカヌバの成分の比較

商品名 種類 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
ロイヤルカナン ミニ インドア 子犬用 25.0% 16.0% 10.5% 396kcal
ミニ インドア 成犬用 19.0% 12.0% 10.5% 378kcal
ミニ インドア シニア犬用 22.0% 12.0% 10.5% 383kcal
ミニ ライトウェイトケア 28.0% 9.0% 10.5% 319kcal
マキシ 子犬用 28.0% 14.0% 10.5% 380kcal
ユーカヌバ スモール パピー 30.0% 19.0% 9.0% 422kcal
ラージ パピー 24.0% 12.0% 11.0% 378kcal
ラム&ライス(成犬用) 22.0% 13.0% 9.0% 386kcal
スモール フィット ボディ 27.0% 8.0% 9.0% 366kcal
シニア ラム&ライス 25.5% 11.0% 9.0% 377kcal

原材料の次は、ロイヤルカナンとユーカヌバの主要な成分バランスを比較していきましょう!

この記事では比較しやすいように、なるべく対象が似ているフードをピックアップしてみましたが、全体的にはユーカヌバの方がタンパク質とカロリーが高めな傾向があります。

特に顕著だったのが体重管理用で、ロイヤルカナンの「ミニ ライトウェイトケア」とユーカヌバの「スモール フィットボディ」を見比べてみると、前者のフードはかなりカロリーが控えめなことが分かりますね。

 

このような成分バランスを踏まえると、ユーカヌバは運動量が多い活発な愛犬や少食の愛犬向け、という捉え方ができ、ロイヤルカナンは食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある愛犬にも対応できます。

なお、ロイヤルカナンもユーカヌバも、子犬用は成犬用よりも高脂質・高カロリーに、小型犬用は大型犬用よりも高脂質・高カロリーになっており、年齢や犬種(サイズ)に配慮して主要な成分バランスを調整している、という意図はしっかりと感じ取れます。

ロイヤルカナンとユーカヌバの値段の比較

商品名 種類 通常購入時の価格 100gあたりの価格
ロイヤルカナン ミニ インドア 子犬用 2,232円/800g
4,597円/2kg
8,459円/4kg
約279〜211円
ミニ インドア 成犬用 2,105円/800g
4,352円/2kg
7,977円/4kg
15,788円/8kg
約263〜197円
ミニ インドア シニア犬用 2,206円/800g
4,587円/2kg
7,442円/3.5kg
約276〜213円
ミニ ライトウェイトケア 2,529円/800g
5,223円/2kg
9,562円/4kg
18,952円/8kg
約316〜237円
マキシ 子犬用 8,459円/4kg
20,183円/10kg
26,809円/15kg
約211~179円
ユーカヌバ スモール パピー 2,118円/800g
4,970円/2.7kg
約265~184円
ラージ パピー 5,480円/2.7kg
10,480円/7.5kg
約203~140円
ラム&ライス(成犬用) 2,340円/800g
5,290円/2.7kg
9,000円/7.5kg
16,140円/13.5kg
約293~120円
スモール フィット ボディ 2,400円/800g
6,080円/2.7kg
11,370円/7.5kg
約300~152円
シニア ラム&ライス 5,180円/2.7kg
9,690円/7.5kg
約192~129円

主要な成分バランスの次は、ロイヤルカナンとユーカヌバの値段を比較してみました!

なお、ロイヤルカナンは公式通販がありますが、ユーカヌバは公式サイトからは直接購入できないので、ユーカヌバの販売価格はAmazonで調査しました。
(※調査したのは2025年11月です)

表には内容量別の販売価格だけでなく、100gあたりの値段も計算してまとめてみましたが、同じ内容量、あるいは同じくらいの内容量のグラムあたりの価格を比較すると、それほど価格差はありません。

あくまで調査時点の価格に基づいた見解ではありますが、コスパに注目して選ぶというよりは、前述した原材料の内容や成分バランスに注目して選ぶのがおすすめです。

こんな場合はロイヤルカナンがおすすめ

プードルやチワワなどの特定の犬種向けに、成分バランスや粒サイズが調整されたドライフードを与えたい、ということであれば、ロイヤルカナンに選択肢が絞られます。

また、ユーカヌバにはドライフード以外のタイプはないので、愛犬にウェットフードを与えたいと考えている場合にも、ロイヤルカナンということになります。

そして、ロイヤルカナンには低脂質・低カロリーなドライフードもあるので、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある愛犬にも対応できます。

その一方で、穀物が主原料のドライフードもそれなりに多いので、ロイヤルカナンのドライフードの中から選ぶなら、タンパク源の割合や種類にも気を配っておくといいでしょう。

こんな場合はユーカヌバがおすすめ

ユーカヌバはロイヤルカナンに比べて、高タンパク・高カロリーな傾向があるので、運動量が多い活発な愛犬や少食の愛犬用としておすすめです。

また、ラム肉が主原料として使われているフード(ラム&ライス)もあり、ラム肉ベースのドライフードが好きな愛犬には「ラム&ライス」を・・・といった選び方もできます。

ただ、どのフードにも鶏肉と小麦が使われていることから、いずれかのタンパク源にアレルギーのある愛犬には対応できません。

まとめ

ロイヤルカナンにもユーカヌバにも、ライフステージやサイズ別のラインナップがありますが、ロイヤルカナンはプードルやチワワなど、特定の犬種専用フードのラインナップも豊富です。

また、ユーカヌバはドライフード以外のタイプはありませんが、ロイヤルカナンはウェットフードと子犬用ミルクまで取り揃えています。

ドライフードについては、ロイヤルカナンは穀物が主原料として使われているものがそれなりに多く、全体的にユーカヌバの方がタンパク質とカロリーが高めな傾向があります。

それと、ロイヤルカナンにもユーカヌバにも、ソルビン酸カリウムという人工の保存料が使われていることは共通しているので、これらの要素に気を配りながら購入を検討するのがいいでしょう。