ユーカヌバの「フィットボディ」は、体重管理が必要な愛犬向けに成分バランスが調整されている、ドライタイプのドッグフードです。
そして、「スモール」と「ミディアム」、「ラージ」といった3種類のラインナップがあり、愛犬の犬種(サイズ)に配慮して選べるようになっています。
今回は、そんなユーカヌバのフィットボディの口コミ・評判を109件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
ユーカヌバのフィットボディの総合評価
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 原材料 | |
| 成分 | |
| 安全性 | |
| 食いつき | |
| コスパ | |
| 総合評価 | Aランク (S~Eの6段階評価) |
| 価格/内容量 | 1,379円/800g 3,980円/2.7kg 8,180円/7.5kg ※スモール フィットボディ ※2025年11月に楽天・Amazonで確認 |
| 対応年齢 | 成犬・シニア犬 |
| 原産国 | ポーランド |
| 販売会社 | ロイヤルカナン ジャポン合同会社 |
| 公式サイト | アクティブドックのための化学根拠に基づいたドッグフード|Eukanuba |
当サイトのユーカヌバのフィットボディの総合評価はAランクです。
肉類が主原料、人工の香料・着色料不使用という条件は満たしており、比較的手に取りやすい価格で販売されていることが魅力と言えます。
また、体重管理用としてはカロリーが高めな印象を受けたものの、室内犬などの運動量が少なめな成犬・シニア犬用としてなら、程よい成分バランスだと感じました。
その一方で、どのフードにも小麦が使われていることや、一部内容が不明瞭な原材料表記がされていることも、総合評価に影響しています。
ユーカヌバのフィットボディの悪い口コミ・評判

続いて、ユーカヌバのフィットボディの口コミ・評判を見ていきましょう!
まず、悪い口コミ・評判については、「食いつきはいまいちだった」、「うちの犬には合わなかった」という内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、単純に食の好みに合わなかったことや、タンパク源の種類が体質に合わなかったことが関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきはいまいち(3件)
- うちの犬には合わなかった(2件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2025年11月にAmazon、楽天、X、インスタグラムで調査しました。
食いつきはいまいち
ユーカヌバのフィットボディの悪い口コミ・評判でまず確認できたのが、「食いつきはいまいち」という内容のレビューでした。
「食いつきがいい」というレビューの方が遥かに多かったものの、どんな犬でも気に入ってくれる食いつきのいいドッグフードはまずありません。
ユーカヌバのフィットボディの食いつきが悪かった理由として考えられるのは、人工の香料・調味料が使われていないことで、一般的にはそれらの添加物を使って風味が整えられているドッグフードの方が、嗜好性が高い傾向にあります。
そのため、人工の香料・調味料が使われているドッグフードを食べ慣れている犬の場合、ユーカヌバのフィットボディの風味にあまり魅力を感じられない可能性はあります。
また、食にこだわりのあるグルメな愛犬を飼っている場合、ユーカヌバのフィットボディは風味が限定されていることもデメリットです。
ちなみに、フィットボディ以外であれば、「ラム&ライス」というラム肉が主原料のドライフードもあります。
「ラム&ライス」については、以下の記事で掘り下げて解説しているので、よければ参考にしてみてください。
うちの犬には合わなかった
そのほかに見つかったユーカヌバのフィットボディの悪い口コミ・評判は、「うちの犬には合わなかった」という内容のレビューです。
具体的には、「軟便気味になった」という飼い主の声を確認できました。
軟便の理由として考えられるのは、食物アレルギーや餌の急な切り替えです。
例えば、ユーカヌバのフィットボディには小麦が使われていますが、穀物の中でも小麦は特にアレルギーの原因になりやすい傾向にあります。
また、主原料として使われている肉類(鶏、七面鳥)など、特定の動物性タンパク源がアレルギーの原因になることもあります。
そのため、食に敏感な愛犬にユーカヌバのフィットボディを与えようと考えている場合には、タンパク源の種類にも気を配りながら購入を検討するのがいいでしょう。
ユーカヌバのフィットボディの良い口コミ・評判

ユーカヌバのフィットボディの良い口コミ・評判の良い口コミ・評判は、「食いつきがよくて満足」、「成分バランスがいいと思う」、「うちの犬には合っている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、動物性原材料の香りを活かして風味が整えられていることや、ユーカヌバのそのほかの成犬用と比べて、脂質とカロリーが控えめに調整されていることが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(60件)
- 成分バランスがいい(23件)
- うちの犬には合っている(15件)
- 信頼できるブランド(6件)
という結果になっています。
食いつきがいい
ユーカヌバのフィットボディの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
「食いつきはいまいち」というレビューが3件だったのに対して、「食いつきがいい」というレビューが60件という件数を踏まえても、ユーカヌバのフィットボディは嗜好性にもこだわって作られている、と捉えてよさそうです。
これだけ食いつきのよさを評価する声が多かった理由として考えられるのは、主原料として使われている肉類(鶏、七面鳥)や、動物性脂肪などの動物性原材料の香りを活かして風味が整えられていることです。
その一方で、動物性脂肪には何の動物の油が使われているのかと、添加されている酸化防止剤の補足がされていないことが気になりました。
成分バランスがいい
次に多かったユーカヌバのフィットボディの良い口コミ・評判は、「成分バランスがいい」という内容のレビューです。
これについては、体重管理が必要な愛犬に配慮して、主食用ドライフードを探している方々の声ばかりでした。
実際、フィットボディはユーカヌバのそのほかの成犬用と比較すると、脂質とカロリーが控えめに調整されており、コンセプトはハッキリと感じ取れます。
ただ、ユーカヌバ以外のブランドも含めて比較してみると、カロリーについてはそれほど控えめではなく、体重管理用というよりは室内犬などの運動量が少なめな成犬・シニア犬向け、という印象を受けました。
うちの犬には合っている
ユーカヌバのシニア犬用の良い口コミ・評判の中には、「うちの犬には合っている」という内容のレビューもありました。
この理由として考えられるのは、肉類が主原料として使われていることに加えて、タンパク質も適度に含まれていることです。
対照的に、安さをウリにしているドッグフードの多くには、肉類よりも安く仕入れられる穀物が主原料として使われていますが、肉食傾向の雑食である犬は、穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。
そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のドッグフードは、下痢や吐き戻し、涙やけの原因になりえます。
なお、悪い口コミ・評判の項目で食物アレルギーについて触れましたが、愛犬にこれといったアレルギーがなければ、タンパク源の種類を気にしすぎる必要はありません。
信頼できるブランド
そのほかに見つかったユーカヌバのフィットボディの良い口コミ・評判は、「信頼できるブランド」という内容のレビューです。
そして、「子犬の頃からユーカヌバを与えている」という声や、「ブリーダーにおすすめされて与えている」という声が印象的でした。
やはり、販売実績のあるメジャーなブランドということも、ドッグフードの購入を左右する重要な要素と言えますね。
ユーカヌバのフィットボディの口コミ・評判まとめ
| 項目 | 口コミ内容 |
|---|---|
| 悪い口コミ | 食いつきはいまいち |
| うちの犬には合わなかった | |
| 良い口コミ | 食いつきがいい |
| 成分バランスがいい | |
| うちの犬には合っている | |
| 信頼できるブランド |
ユーカヌバのフィットボディの悪い口コミ・評判は、「食いつきはいまいちだった」、「うちの犬には合わなかった」という内容のレビューを確認できました。
その一方で、ユーカヌバのフィットボディの良い口コミ・評判の良い口コミ・評判は、「食いつきがよくて満足」、「成分バランスがいいと思う」、「うちの犬には合っている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、動物性原材料の香りを活かして風味が整えられていることや、ユーカヌバのそのほかの成犬用と比べて、脂質とカロリーが控えめに調整されていることが関係していると考えられます。
ユーカヌバのフィットボディの種類

| 商品名 | 主原料 | 穀物 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| スモール フィットボディ(小型犬用) | 肉類(鶏、七面鳥) | とうもろこし、小麦、大麦 | 27.0% | 8.0% | 9.0% | 366kcal |
| ミディアム フィットボディ(中型犬用) | 肉類(鶏、七面鳥) | とうもろこし、小麦、大麦 | 25.0% | 7.0% | 9.0% | 359kcal |
| ラージ フィットボディ(大型犬用) | 肉類(鶏、七面鳥) | とうもろこし、小麦、大麦、とうもろこし粉 | 24.0% | 7.0% | 9.0% | 360kcal |
ユーカヌバのフィットボディの種類は、「スモール フィットボディ」、「ミディアム フィットボディ」、「ラージ フィットボディ」の3種類です。
そして、どのフードにも肉類(鶏、七面鳥)が主原料として使われていることや、とうもろこし・小麦・大麦といった穀物が使われていること、人工の香料・着色料が使われていないことは変わりません。
そして、「ミディアム フィットボディ」は「スモール フィットボディ」よりも、タンパク質・脂質・カロリーが若干控えめに・・・といったように、犬種(サイズ)に配慮して成分バランスが調整されています。
ユーカヌバのフィットボディの原材料の評価

※アレルギーの原因になりやすい原材料、内容が不明瞭な原材料は赤色で記載
ここからは、ユーカヌバのフィットボディの原材料を評価していきます!
(※上記は「スモール フィットボディ」の原材料一覧です)
肉類(鶏、七面鳥)を主原料として使用
ユーカヌバのフィットボディの特徴としてまず挙げられるのは、肉類(鶏、七面鳥)を主原料として使っていることでしょう。
肉類の割合を減らす代わりに、それよりも安く仕入れられる穀物の割合を増やせばコストを抑えられる、というメリットがある一方で、穀物の割合を増やせば増やすほど、肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容からは遠ざかります。
このことを踏まえると、主原料に穀物が使われているドッグフードと比べれば、ユーカヌバのフィットボディはワンランク上の内容のドッグフード、という捉え方ができますね。
ただ、ユーカヌバのフィットボディには、穀物の中でアレルギーの原因になりやすい傾向にある小麦が使われているので、小麦アレルギーの愛犬には対応できません。
内容が不明瞭な原材料表記あり
ユーカヌバのフィットボディの原材料一覧を見て気になったのは、“動物性脂肪”という表記で、これだけでは具体的に何の動物の油が使われているのかが分かりません。
また、添加されている酸化防止剤の種類が人工のものなのか、天然由来のものなのかも分かりません。
それと、ユーカヌバのフィットボディには、”ソルビン酸カリウム”という人工の保存料が使われています。
人工の酸化防止剤や保存料については、ドッグフードの酸化を抑える目的で添加されるものですし、「使われていても気にならない」という考え方も、「使われている時点で避けたい」という考え方も間違いとは言い切れません。
そのため、最終的には飼い主それぞれの判断に委ねられます。
ユーカヌバのフィットボディの成分の評価
| 成分表 | |
|---|---|
| タンパク質 | 27.0%以上 |
| 脂質 | 8.0%以上 |
| 粗繊維 | 3.3%以下 |
| 灰分 | 6.6%以下 |
| 水分 | 9.0%以下 |
| エネルギー | 366kcal/100g |
原材料の次は、ユーカヌバのフィットボディの原材料を評価していきます!
(※表は「スモール フィットボディ」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
ユーカヌバのフィットボディのタンパク質は24.0~27.0%以上、脂質は7.0~8.0%以上、水分は9.0%以下、カロリーは100gあたり359~366kcalと、ラインナップによって主要な成分バランスに若干の差があります。
全体的な傾向としては、適度にタンパク質を含みつつも脂質が控えめに調整されていますが、カロリーについては低カロリーというほどではありません。
このことから、体重管理が必要な成犬用というよりは、室内犬などの運動量が少なめな成犬・シニア犬向け、という印象を受けました。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査

| 内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
|---|---|---|---|
| 800g | – | 1,379円 | – |
| 2.7kg | – | 3,980円 | 5,800円 |
| 7.5kg | – | 8,180円 | 10,990円 |
ユーカヌバの公式サイトと楽天市場、Amazonで「スモール フィットボディ」の販売状況を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入できませんでした。
(※販売状況と販売価格は2025年11月に確認しました)
そして、Amazonでは800gサイズが販売されておらず、どのサイズも楽天が最安値という結果になりましたが、送料を加味するとAmazonの方が安くなることもあります。
また、ユーカヌバは店頭でも販売されているドッグフードなので、店頭の価格も参考にしながら、ご自身の購入しやすい方法でお試しするのがいいでしょう。
ただ、通販サイトは一定金額以上の購入で送料無料となる販売店も多いので、継続して購入するなら通販サイトを利用した方がお手軽です。
まとめ
ユーカヌバのフィットボディは、ユーカヌバのそのほかの成犬用と比べて脂質とカロリーが控えめに調整されており、「スモール」と「ミディアム」、「ラージ」といった犬種(サイズ)別のラインナップがあります。
そして、どのフードについても肉類が主原料として使われていることに加えて、人工の香料・着色料は使われておらず、これらの条件を満たしたドライタイプのドッグフードの中では、比較的手に取りやすい価格で販売されています。
その一方で、動物性脂肪には具体的に何の動物の油が使われているのかと、添加されている酸化防止剤の種類が分からないことは気になりました。
とは言え、愛犬の月々の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質面・安全性に気を配りつつも、無理なく購入できる価格帯のドッグフードの中から選ぶことをおすすめしています。


